第217話 217.真夜中の電話
<真也>
「ブルブル」
「ブルブル」
「ブルブル」
「ブルブル」
・・・・
携帯のバーブレーション機能による振動音で俺は一気に目が覚めた。
麗香達は佐竹さんの件を聞いていたから俺の携帯を手の届く所に置いてくれていたのだろう。
それにしても・・・
アリシャも麗香もクララも全裸で俺に抱き着いているとは・・・
エロ爺の人格が覚醒した途端に電撃浴びせられるのは御免こうむりたいもんだぜ。
いけないいけない!!
電話だ電話だ!!
ベットに置いてくれていたタブレットを手に取って時間を確認すると
AM0:45分
動き出す頃だとは思っていたが・・予想通り?
「はい愛崎です。奴ら動き始めましたか?」
「真也様の予想通り奴らが動き始めたようです。店の表通りの裏路地に5人程増員が来たみたいです」
「この時間体と深夜1時に決行って感じがしますね。じゃ~今からそっちに行きます。終わったら連絡入れますので宜しく」
「え真也様・・終わったら・・」
俺は佐竹さんの電話が終わらない内に電話を切って麗香、アリシャを起こす。
クララは・・・
『アンドロイドだから寝ないか・・』
俺をじっと見て抱き着いて見ちゃったよ
「ちゅっ」
クララ・・今はダメだって
「エロ爺が出てこないように、このくらいで押さえておきますね」
解ってらっしゃいますか
「ああ~頼むよ。エロ爺にこんな時に出てきて欲しくは無いからな!!」
「うう~~んまだ夜中じゃない」
「まだ眠いです~」
クララが寝ぼけている麗香、アリシャを起こそうとしているんだが・・
超~美少女のアリシャと美人の麗香の無防備な全裸・・
こら!!
ベットで大の字になるな~~モロ見えだぞ~~~!!
これ以上意識するとエロ爺の人格が出てきてしまう!!
クララに任せて着替えだ!!着替えるぞ!!
早速俺は着替えて、クララが麗香の着替えをしている間に俺は遅れていたアリシャの着替えを手伝う。
もうブラジャーもショーツも手慣れたもんだ。
こんな所で女装が役立つとは皮肉なものだ。
あとはドレスを着せて完成!!
着替えが終わった頃、アリシャも麗香も目が覚めたみたいだ。
「佐竹さんの所もう奴ら集まってるんだ」
「ふふふっ暴れれますわ!!爆発ですわ」
「止めておけ!!地球の世界じゃ爆発音なんて深夜にさせたら大騒ぎになる」
「ええ~面倒な世界ね」
「この世界の常識だ。覚えておけ」
「真也はどうやるつもり?」
麗香が疑問に思って聞いて来る
当然
「魔獣部屋送りだな。静かで良いんじゃないか?」
「うわ~引いちゃうわ」
「ふふふっ。因果応報ですわね」
「凄い言葉しってんな」
「勉強しましたから」
つづく・・・
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