第207話 207.俺の知識の元ってってラノベ?

<真也>


『雑貨屋』

『ランジェリーショップ』

『洋服屋』

『男風呂』

『女風呂』


建物の用意だけは出来た。

でも出店するには品物の値段付け、陳列、販売員の教育色々とやらなきゃいけない事が有る。

時間が幾らあっても足りない!!

時間が~~・・・


俺一人じゃどうしようもない・・

どうしたら良いんだ

俺って基本人とつるんで何かするって事をやってこなかったから、今になって付けが回ってきてしまった。


「真也何一人で悩んでるのよ?良いから行ってみなさい!!」

そんな俺の様子に勘づいた麗香が声を掛けてくれる


『麗香悩んでるって良く解るな』


「そうよ一人で何でも抱えないで私達を頼って下さい旦那様」

しれっとアリシャ旦那様呼び?

何か・・アリシャから旦那様呼びされるとむずかゆくなる

アリシャの言うように俺って一人で抱えちまってる?


『確かに!!』


言われるまで気づかなかったぜ

俺はアリシャに言われるままに


「実はさ~あそこに雑貨屋、ランジェリーショップ、洋服屋、男風呂、女風呂の建物を作ったんだけどさ~売る品物は有るんだけれど、出店するには品物の値段付け、陳列、販売員の教育と色々とやらなきゃいけない事が有るのに一人じゃ全然追いつかないな~って思って悩んでたんだ」


正直にゲロッたさ!!

「そんな簡単な事で悩んでたんだ。私が屋敷のメイドさんと侍女さんの中で優秀な人材を探しましょう。麗香さん、真也直ぐに屋敷に行きましょう」


アリシャはそう言うと俺の手を引っ張って屋敷に向かって歩き出す。


「お・・おお~頼むよ」

アリシャって行動派?

王族は小さい頃から人の上に立つ為の教育を受けているって聞いた事あるな


『あれは確か・・異世界転移系ラノベ?』


おお~

俺の知識の元ってってラノベ?


へ?

超~ヤバいんじゃ?

俺ってラノベの知識に毒されてる?


俺の手を引いてアリシャが屋敷に引っ張る開いた手を麗香が掴み


「じゃ~私はこっちの手ね」


って俺の左腕に腕を絡めて来た。

俺は突然に麗香に腕に絡まれてビックリして麗香を見ると

「私だけ置いてきぼりって酷いじゃない?」

そう言って

「うふっ」

っと笑みを返す麗香

アリシャのリードに麗香も引っ張られた?

麗香はビックリしている暇も無く俺の腕にギュッと絡めた体を押し付け胸を押し付けて来る。

『俺の理性が~~~』


つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る