第199話 199.俺って滅茶滅茶ハーレムダメ野郎って感じじゃん

<真也>


「ドドドドドーン」


第一弾の火球の攻撃の余波が消えない間に

再度爆炎が俺達の周りを取り囲む。


そんな非常事態の中

「ほっほっほぅ~あの攻撃を受けてもビクともせんとは凄い結界じゃの~婿殿?」

「少しは怖がって下さいよアンドリュー国王様?狙われているの狙われているのは解っていらっしゃるんでしょ?その余裕は何処から出てくるんですか?」

「婿殿の傍に居れば一番安心じゃからの~」


城を奪還する時に自重無しで色々と俺達の能力見せちゃってるもんな・・・

『アンドリュー国王よ何処まで気づいてる?』

俺色々と遣らかしちゃってるから、今更隠しても無駄?



今はそんな事を考えて居る場合じゃ無い

攻撃されている現状襲撃者に意識を集中しよう!!


攻撃魔法の魔力残照を辿り辺りをサーチ・・・

人が居ないって言うのは助かる



魔力残照を辿りぐるっと辺りに意識を集中


『居た!!』


爆炎の消えかかった視界の向こう

右後ろの家と家の間の細い路地にローブを纏った魔導士2人

もう1人が手を前に突き出して攻撃態勢に入っている!!


結界を張った中で攻撃が出来ない俺は結局


『オールデス家の攻撃態勢に入っている魔導士を含む魔導士2人を黒の森のブラックタイガーを隔離した魔獣部屋に転移』


「攻撃が止んだようじゃの。婿殿が何かやったようじゃの~流石婿殿じゃな」

「アンドリュー国王様、こうなる事を解って私達と歩いてこられたんでしょ?」


アンドリュー国王見た目とは裏腹に結構頭の切れる人だ

歩いて行くと言った瞬間違和感が有ったんだよな


「一度死んだ身、こんな老いぼれでも役に立つ事は有るでの~じゃが簡単には死なんよ」

そう言って豪快に笑うアンドリュー国王


「それは私にアンドリュー国王様達を守れと言ってるって事ですよね」

俺の言葉にアンドリュー国王は俺の顔を見ながらニマッ~っと笑った後

「婿殿にはそれだけの力が有るのじゃろ?」

っと言ってまたまた豪快に


「わはははは~」


っと笑っている

よく笑う王様だ

そんなアンドリュー国王の横で


「クスクスッ」


っと口を手で可愛らしく抑えてキャロライン王妃が楽しそうに笑った。

仲のいい夫婦だな

そう言えばアンドリュー国王にはキャロライン王妃だけ?

リトリア王国もヘンリー国王にはエリザベス王妃一人だけだったな・・

じゃ~俺ってこのまま行くと麗香にアリシャ、クララが居て


侯爵家の返答次第でリリス、トリア、ナスティア、クリスが俺の嫁に加わって・・・

更にリトリア王国でナストレーア王国との関係改善って事になったら確実にアーネスト第一王女 との結婚も確定漏れなく侍女チェルシーも付いて来る?


おおおお~俺って滅茶滅茶ハーレムダメ野郎って感じじゃん~~!!


つづく・・・

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