第197話 197.嫁はこれ以上要らねえ~~!!

<真也>


ナストレーア王国復興対策会議?

まあ今直面している問題点を駄弁った?

そんな感じであれよあれよという間に話が終わってしまってた。


オールデス家魔導士達による反逆、そして100万を超える魔獣のスタンピードが同時に起こった事による2重の被害の為に、全員被害状況を把握しきれて居ないっていうのが俺が会議で感じた感想だ。

オールデス家の魔導士達も、100万を超える魔獣のスタンピードさえ起こっていなければナストレーア王国を手中に収め想定通り『オールデス魔導王国』を建国出来たのにな。

40万人のナストレーア王国軍兵士を何とかしようと麗香、アリシャ、クララの3人が嬉々として集め回った魔獣


まさかな~

あの草原から繋がるノール渓谷の先に、首都ナルノアールがあるなんて思っても見なかったな・・

あの草原に集めた魔獣がノール渓谷を下ってこの首都ナルノアールに来るなんて!!


『運が良かったのか、悪かったのか・・』


話し合って解って来た事も有る

当面の問題点は、軍事力の大幅低下という問題と、魔獣のスタンピードによるこれから秋冬春までの首都ナルノアールの食糧問題の2つ


不足する小麦に関してはナストレーア王国の他の地域から補充する

軍事面は?

40万人のナストレーア王国軍兵士の消失、そしてオールデス家反逆による魔導士部隊の消失の二十の打撃

此れでは他国から攻められた場合、ナストレーア王国は確実に侵略されるだろう。

リトリア王国と同じように俺の作成したハンドガンの魔道具を貸出す方向で調整

タダ・・

コノハンドガン供与については、オールデス家の陰謀とはいえリトリア王国王国に40万人のナストレーア王国軍兵士を差し向けた経緯がある為に保留

リトリア王国に持ち帰りリトリア王国で再度検討って事にアリシャが提案


まあそれの前に、アンドリュー国王、キャロライン王妃は俺に命を救われた恩が有る為に、アーネスト第一王女を是非俺の嫁に・・と半ば強引にねじ込んできた為にアリシャが切れて


「私がシンヤの奥さんですそれは絶対に許しません!!」


って、麗香、クララを巻き込んでもう~凄い剣幕で反対

俺のこれ以上嫁が増えるのは勘弁して欲しい

だって今でさえ・・


異世界に再突入するまで日本人の俺としては、嫁にするのは麗香だけだと思ってたのに、リトリア王国のゴタゴタでアリシャ、リリス、トリア、ナスティア、クリスが嫁候補


アリシャはホボ嫁確定?

麗香がみとめちゃってるからな~

リリス、トリア、ナスティア、クリスの4人については家の出方次第って感じなんだが、あの4人も知らない男の所に嫁がされるのは嫌だって言ってたからな・・・


結局俺が娶らなきゃいけないのか?

あ・・クララ・・

クララは嫁?


う~~ん


クララなし崩し的に嫁の計算の中に入れてしまってたんだが・・

嫁って言われるとクララ


「ふふふっ」


って喜んでるよう?

しかしクララはモノリス・ストレイアが作ったアンドロイドだから嫁の計算に入れて良いのか?


アリシャの独断?でハンドガンの魔道具供与とアーネスト第一王女と俺との結婚問題については保留リトリア王国に持ち帰り検討って話になった。


ナルノアール城のオールデス家残党は殲滅を確認

オールデス家の魔導士達により死亡したナルノアール城の兵士、騎士、メイド、侍女、執事の数は俺達が倒れているのを見つけて回復魔法で回復した事もあり意外に少なく


騎士 11人

兵士 33人

メイド 5人

侍女  1人

執事  1人


俺達が怪我をして王城内で回復魔法を掛け助けた人数は

身代わりのネックレスの魔道具って言ったら良いのだろうか?致命傷になると1日の間ネックレスに付けた魔法石に溜めた魔力によりネックレスを付けた対象者の時間を止めるという魔道具をアンドリュー国王、キャロライン王妃が付けていてくれたお陰で俺が回復魔法を掛ける事で九死に一生を得た国王夫妻

宰相、副騎士団長

騎士 62人

兵士 89人

メイド 28人

侍女  8人

執事  5人

結構俺達って頑張った?


つつく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る