第196話 196.ナストレーア王国復興対策会議
<真也>
アンドリュー国王とキャロライン王妃はオールデス家長男ブライアンの反逆により瀕死の重傷を負わされ本来ならば死ぬ運命だった所を俺の回復魔法で救われ、おまけにナストレーア王国のナルノアールの街を魔獣のスタンピードから救った事でアンドリュー国王とキャロライン王妃から俺は絶大なる信頼を勝ち取ったのだが・・・
問題は俺に助けられた全身性感帯の
『アーネスト第一王女』
何故だ~~俺が触っただけで逝ってしまうなんて、何の罰ゲームなんだ!!
アーネスト第一王女が俺を意識しているから?
『兎に角良く解らん』
今現在会議室にアンドリュー国王、キャロライン王妃、デインズ宰相
騎士団長のラインズさんは残念ながらオールデス家の魔導士の攻撃で死んでしまってたみたいで、俺が瀕死の重傷から回復魔法で助けた王宮騎士団副団長のベンソン副王宮騎士団長
将軍は出兵に出ているって言ってたから死亡確定なのでこれも瀕死の重傷から俺の回復魔法で九死に一生を得た副将軍のトランザ副将軍、財務相のキンバリー財務相
結構死亡した人も多い為に今後の領地運営に苦労するのだろうな。
何で俺達がナストレーア王国の今後の国政の問題に関わらないといけないのかって事なんだが・・
アンドリュー国王から
「今までは魔導士達に全権を握られて国政を良いように操られてしまっていた。のだが、オールデス家の魔導士達によって半分近くの国の重鎮達が殺された状態ではナストレーア王国の再建も思うようにはいかん。
是非とも婿殿にもナストレーア王国の再建に力をお貸し願いたい」
トンでも発言
『何で俺がアンドリュー国王から婿殿と呼ばれなきゃならん』
「あの・・婿殿とはいったい・・」
と俺が言葉を発した瞬間
「私の恥ずかしい所を全部見たんですもの、当然私の旦那様ですわ」
とアーネスト第一王女が俺に抱き着いて来たが麗香、アリシャ、クララによって一瞬で俺から引っぺがされてしまう。
確かに容姿だけだったら神がかりなほどの美少女アリシャの次に容姿は整っているアーネスト第一王女
異世界の王族の血筋の結晶なのだろうか、この異世界の俺が出会った王族はアリシャといいアーネスト第一王女といい美しさのランクが全然違う。
何で俺なんかの周りにこうも女性が集まって来るんだよ!!
アーネスト第一王女の暴走?で麗香、アリシャ、クララに囲まれたアーネスト第一王女は必死に3人と何かを話しているよう?
しょうがないので麗香、アリシャ、クララ、アーネスト第一王女は覗いて、アンドリュー国王達と現状の問題点を話し合っていく内に色々な問題が浮上してきた。
「出兵させた40万人のナストレーア王国軍の兵士達が魔獣のスタンピードとオールデス家の魔導士達により全滅させられたと申すか」
俺の説明でアンドリュー国王が建ち上がった瞬間絶叫し頭を
『ガクッ』
っと落とした瞬間に
『ドスン』
っと椅子にずり落ちる。
衝撃だったよな・・
魔獣を集めてスタンピードを起こさせて40万人のナストレーア王国軍の兵士達を殲滅したのは俺達だもんな・・
そう考えると、俺達には何も関係ないと突き放してこのままこの国を放置は出来ないんだよな。
『まさか、魔獣を集めて俺達が40万人のナストレーア王国軍の兵士達を殲滅した挙句、首都ナルノアールも魔獣のスタンピードに巻き込みました』
なんて本当の事は口が裂けても言えないもんな。
麗香、アリシャ、クララをチラッと見たけれど・・
俺の言いたいことが解るのだろう
『頭を左右に小さく振ってダメダメしている』
アーネスト第一王女の気持ちを無下に出来ないのもそれが原因なんだけど・・
日本人の感覚的には一夫一婦制?
俺も麗香と出会って色々あって、結婚するのなら麗香
そう確信しかけてたのに
この異世界でアリシャ達を助けて、アリシャ達と関わっていく内に情が沸いちゃったんだろうな~
俺ってこんなにも移り気だったのか?
自分で自分の気持ちが解らなくなる
アーネスト第一王女は今の所麗香、アリシャ。クララに取り囲まれて俺に近づけないようにされているから会議の話に集中出来ている俺。
決まった事は
①魔獣スタンピード収束をギルドに宣言してもらう。
②首都ナルノアールの被害状況調査と戦死者家族の支援
③魔獣スタンピードによる城壁外の小麦の穀倉地帯が全滅した為に秋から春までの食料調達問題
④オールデス家魔導士反逆と40万人の戦死者が出た為の首都ナルノアール防衛問題
これはギルドに資金を流しギルド依頼として首都ナルノアール治安維持依頼を出すなどの案を俺が出しておいた。
現代人いうガードマン?みたいな職業?職種
国が資金をバックアップしギルドが仕事を斡旋?って感じ
今はギルド機能が商業関係に特化している為に、ラノベ風に探索者?冒険者?そんな感じの業務を立ち上げて今は無いランク制にしてみるとかギルドに要相談だな。
まずはギルドに魔獣スタンピード収束報告に俺達は行くことになった。
つづく・・・
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