第195話 195.ポンコツお姫様は夢見る少女

<アーネスト第一王女>


何で私がお父様に怒られなければいけないのでしょう。

今お父様とお母様は真也様に何度も何度も頭を下げて謝っている。


「真也殿、娘の境域を見誤ったようじゃ

国の統治に関する事は厳しく教え込んだつもりなのだが、基本的な常識という物を教える事がしっかりと抜け落ちておった。面目ない」


そう言って真也様、アリシャ第一王女、クララさん、そして麗香さんに平謝りしているのは何故?


私の旦那様と確信した真也様が不覚にも目の前の麗香さん、アリシャ姫、クララ嬢の旦那様ってどういう事よ!!

もうこうなったら積極的に私からアピールしてでも篭絡してしまいましょう


真也様達と話していて解った事は、今回のオールデス家のクーデターは仕組まれていたって事実

お父様は真也様からその事実を聞いて意気消沈してしまって


「ジャクソン家はリトリア王国にジャクソン魔導王国を、そしてナストレーア王国にはオールデス魔導王国を作る為に全部オールデス家魔導士達とジャクソン家魔導士達が共謀していたとは不覚じゃった」


「運よくオールデス家の実行部隊を捕らえる事が出来て自白剤を用いて全容を聞き出せました」

真也様とお父様のお話を聞いていると思わず体がづる得てきます。

もしもオールデス家とジャクソン家の野望通り進んでいたら・・

私はオールデス家長男ブライアン・オールデスに捕らえられてブライアンの妻に無理やりされ、アリシャ第一王女はジャクソン家長男グラノラの妻にされ共に子供を産む道具にされていた事でしょう。


ブライアンの妻などと考えるだけでも寒気がしますわ。

私は真也様からされたアレの快感が忘れられません。

男の人から与えられる快感があんな素晴らしい物だったなんて私は知りませんでした。


『あれはアーネストの尻が稀にみる相当に敏感な性感帯だったという事をアーネストは知らなかった』

アーネストにとって国の統治の教育しかされてこなかった彼女にとって、そういう男との付き合い方やそういう情報は一切教えられていなかった


『あ~私の王子様~』


アーネストは思わず感極まって思わず真也に抱き着いて


『キス』


一瞬でくちびるを塞がれた真也はアーネスト第一王女を引き離そうと思わずアーネストの胸を儂掴み



瞬間


「あはぁ~~~~~~」


大きな喘ぎ声と共にまたまた痙攣して真也の腕にキャッチされるアーネスト

男性に耐性の無い残念なアーネストであった。


「もしかしてアーネストの体全身性感帯?」


思わず真也が行った独り言に



「「「シンヤ~~」」」



麗香、アリシャ、クララの3人の絶叫が響くのであった。


つづく・・・

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