第193話 193.引き千切られた服・・着替え

<ラスティア>


「ドドドーーン」


・・・


「ドドドーーン」



王城のなかから時折聞こえる爆発音

そして

「ははははっ~は~~ざま~みろ」


という馬鹿笑いと下げすんだような声

多分あの男の人が王城の中でオールデス家の魔導士達と対戦しているのだろう・・・


大丈夫なのだろうか?

う・・何で私があの男の人の心配をしなきゃいけないの?

私の剥き出しの・・アソコ見られたから・・

あの人私のアソコ見て・・確かに反応してた


うう~はじゅかしい~

私のバカ


バカ


バカ


バカ


私のアソコ見て反応したエッチぃ男だけど死なれたら目覚め悪いし聞くだけ聞いてみよう



私の縄を解いてくれた女神様のようなすごく~すご~~~く美しい女性に

「あの男の人は一人で行かれましたが大丈夫なのでしょうか?」

って聞くと


「心配しなくても大丈夫よ!!私達は結界を張ってるから、攻撃は当たらないわ。でも攻撃を全部防御出来るのは良いんだけれど攻撃が出来ないから攻撃されるとストレスが溜まっちゃうのが辛いのよね」


ってちょっと辛そうな表情話してくれる。

私だってあんな火球で攻撃されたらそれは恐怖

それに私の前に居るお女神様のように綺麗な女性の服は焼け爛れているから火球の攻撃でやられたんだろうな・・

じゃ~結界って言う物を張らずに魔獣を攻撃していて魔導士達に攻撃とかされちゃったのかな?


そんな話をしていたら、私達の周りにメイド服を引き裂かれ半裸になったメイドや侍女達が集まって来てビックリ

女神様のような女性は

「集まったようね。何処か着替えれるような所は有るかしら?」

って聞いて来たので

「王城に来た人達にお待ち頂く為のお部屋が有ります。そちらで宜しいでしょうか?」

って言ったら

「じゃ其処に案内して頂けますか。その格好じゃ男性方も居ますからまた襲われかねませんよ」


と言われて初めて自分の状態に気が付いて、両手で自分の胸を覆ってしまった私

着ていた服は引き千切られて殆ど残っていなかった事に言われるまで気が付かなかったのだ。

『あの男の人が真っ赤に顔を染めて顔を背けて私のスカートを直してくれた表情が脳裏に焼き付いて離れない・・・』


み・・見られてた~~


「そこの貴方お名前を教えて頂けますか?」

って突然言われてびっくり

だって私はスカートを直してくれた男の人の事ばかり考えて居たのだから


「わ・・私は・・国王様付きのメイドのラスティア・アントワレと申します」

「ラスティアって呼ばせてもらうわね。私はリトリア王国第一王女のアリシャよ。アリシャで良いわ。着替えが出来る部屋に案内して下さるかしら」


そんな女性の言葉に


「へっ?」


っと素っ頓狂な声を上げてしまった私

「リトリア王国の王女様・・・・」


私は驚いた為、最後まで言葉を出せなかった

「そんなに改まる事なんて無いのよ?同じ女性同士でしょ?あ~それとこの服半分持っては頂けませんか」


ってお願いされた物を見ると、青いフリフリな可愛いドレスに真っ白のフリフリなエプロンと真っ白なフリフリのブラウス、そして見た事の無いような形の真っ白な何か・・


私はお願いされた物を半分持って先導して着替えが出来る部屋に案内をした。

そして引き千切られたメイド服を全部脱いだ後アリシャ様の指導で真っ白な物


そう下着って言うらしい

『この私が生きて来た世界で見た事も無い物!!』


ブラジャーとショーツって言うらしい物を私は皆の前でモデルさんとして着せられてしまった。

この下着っていう物!!

凄い!!

気持ちいい!!

動いてスカートが捲れてもこれならば見られても大丈夫!!


お胸はブラジャー?っていう下着で固定されて走っても動いても揺れない!!


『こんな素晴らしい物が有ったんだ』


って感動!!


そして可愛い青いドレスと真っ白なふりふりなエプロン


そして


『うさ耳のついたカチューシャ』


付けても付けなくても良いってアリシャ様は行ってくれたけれど20人近くいた侍女とメイドさん達は全員付けたから私も恥ずかしかったけれど付けた。


最初は違和感が有ったけれど、こうやって皆が付けてると段々慣れて付けていない方に違和感が出てきてしまう。


『激しく動いても髪が乱れないのが良い!!』


それに何か可愛い?

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