第187話 187.ナストレーア王国首都ナルノアール正門の兵士達

<真也>


ナストレーア王国の首都ナルノアールの街の上空まで来た俺達4人


俺は麗香、アリシャ、クララの3人に向かって

「首都ナルノアールの街の上空を回って街の中に入り込んだ魔獣は全部黒の森に住む体長さ10メートル以上あるブラックタイガーを20匹捕らえた異空間送りにしたハズ

その作業の最中に魔導士から魔法の攻撃を受けた

多分リトリア王国のジャクソン家と同じように魔導士達がクーデターを起こしたと考えられる。


首都ナルノアール・ギルドのギルド長クラークから救援要請が有ったって事は、ナストレーア王国の王城がそれどころじゃ無かったか・・クーデターで魔導士達に乗っ取られていたと思われる。


全員結界を発動させておいてくれ。

結界発動中は攻撃が一切出来ないから反撃は一切しないように、攻撃が有るようなら魔獣の居る異空間へ転送する。

じゃ~これからナルノアールの街の正門を超えた場所に着地してから王城まで歩いて街の様子を確認しながら歩いて行こう」


そうお願いしてナルノアールの街の正門を超えた場所に4人で着地

今更気づいたんだけど・・

『アリシャが攻撃されて回復魔法を使ってからずっとお姫様抱っこしたまま・・だった・・』

誰もその事に突っ込まなかったからしっかり失念してしまってたぞ

今から降ろすのも変だし・・気づかない振りしてそのままで良い?よ・・な?


俺の左腕を麗香が・・

そして俺の右腕をクララが抱き締め

俺はアリシャをお姫様抱っこ


うをぉ~なんちゅう~シチュエーションなんだ?

そんな状態で俺達4人はイチャラブ?しながら王城までの大通りのど真ん中を歩いていると後ろの方から


「お・・おいお・・お前達何処の人間だ!!」

と声がしたので後ろを振り返ると・・

正門の城壁の上に6人近くが悌間隔で並び、俺達に弓を引いた状態で狙いを付けているのが見えた。


「俺達は首都ナルノアール・ギルドのギルド長クラークからの救援要請でリトリア王国から来た者だ。お前達もそこに居たのならば俺達が魔獣退治していたのを見ただろ?

それにオールデス家の魔導士達から俺達が攻撃を受けてたのを見たんじゃ無いのか?」


「お・・お前達はオールデス家の魔導士では無いんだな?それで魔獣は・・あれだけ居た魔獣は本当にお前達で遣っ付けたのか?」


「あ~街野中の魔獣は全部俺と今俺が抱っこしているオールデス家の魔導士の攻撃で怪我をした女性とで排除したしノーア山脈とデノアール山脈の間にある細長いノール渓谷からこの首都ナルノアールの正門までにいた魔獣の群れは全部この4人で退治したから安心しろ。


ただ首都ナルノアールの街の中にはオールデス家の魔導士達が居るかもしれないから攻撃を受けるかもしれない!!オールデス家の魔導士の攻撃には注意した方が良いぞ。


魔獣の討伐は終わったから、魔獣の討伐報告を首都ナルノアール・ギルドのギルド長クラークにしたいんだが俺達は初めてこの国に来たんだ。出来たら案内してくれないか」


そう言うと構えた弓を一斉に降ろし

「討伐感謝する。こっちも突然のオールデス家の魔導士達の攻撃を受けて気がたっていた。疑って悪かった。俺はこの正門を守る副分隊長のハリーだ。俺がギルドまで案内しよう」


と一人の兵士が話しかけて来た。


つづく・・・

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