第171話 171.ナストレーア王国オールデス家魔導士達
<オールデス家魔導士達>
オールデス家デリアノ魔導士師団長はこのリトリア王国とナストレーア王国の国境近くの平原に来てはや10日その殆どが魔獣を退治してナストレーア王国軍40万人に食料として供給する事に従事していた。
出兵は急遽
リトリア王国ジャクソン家の王国内での状況が悪化し、急遽ジャクソン家がクーデターの日程を早めた為、リトリア王国軍がナストレーア王国に進軍してくる兆候が有る為、こちらから先にリトリア王国軍を待ち受けて殲滅する!!そんな名目でオールデス家長男のブライアン・オールデスによって仕組まれたもの。
リトリア王国とナストレーア王国の国境近くのこの野営地はオールデス家長男のブライアン・オールデスにより指示された場所
黒の森から流れて来るライアード川が両側を山脈に囲まれたこの広大な野営地の草原に流れ込み俺達の後ろの渓谷に流れ込んでいて、この細長いノール渓谷を通ってナストレーア王国の首都ナルノアールのネイアー湖に流れ込んでいる。
ナストレーア王国の首都ナルノアールはネイアー湖の畔を中心に繁栄して来た人口300万人の水の都だ。
つまりナストレーア王国の首都ナルノアールに行くには俺達の後ろの細長いノール渓谷をとおらなければならず、リトリア王国ジャクソン家がリトリア王国クーデター後この草原に転移魔法で送り込んできた魔導士達が草原側から殲滅級魔法を断続的に撃ち込み始めたら俺達もこの後方から、ナストレーア王国を殲滅級魔法を断続的に撃ち込めばいい。
『ジャクソン家も考えたな!!』
我らはこの戦いで40万人のナストレーア王国軍を殲滅王都手薄になった王国軍はオールデス家長男のブライアン様率いる魔導士軍でクーデーターを起こして『オールデス魔導王国』を樹立する。
リトリア王国ジャクソン家は『ジャクソン魔導王国』を樹立し『オールデス魔導王国』と同時に建国を宣言し2大魔導王国がアトランテ大陸に誕生する。
1000年立ってやっと原初の魔導士の弟子として初めての魔導王国が2つも誕生するのだこの意義は大きい!!
・・・
・・・
突然
「ぎゃーーー」
「魔獣だーー」
「助けてくれーーー」
「うわーーー」
「うわーーー」
「うわーーー」
・・・・
・・・・
大混乱に陥ったナストレーア王国軍の前方の方から悲鳴が聞こえる!!
『ジャクソン家か?仕事が早いな!!』
それにしても凄き混乱のしようだな!!
ナストレーア王国軍ともあろう者が情けない!!
『それでも誇り高きナストレーア王国軍の戦士なのか!!』
しかし・・
『魔獣?』
ジャクソン家の殲滅級魔法で驚いた魔獣が乱入してきたのか?
ジャクソン家の魔導士が混乱の為に魔獣を追い込んだのかもしれんな!!
では俺達も『オールデス魔導王国』の物語を始めようか!!
「オールデス家魔導士軍の諸君手筈通り、これから我ら悲願の為戦争に突入するジャクソン家よりの指導の通りオールデス家魔導士軍は10組に分かれ攻撃用魔法陣に順次魔力を送り込み10秒毎に言霊を紡いで殲滅級魔法を撃ち込め!!」
100人の魔導士がオークの魔石を手に持ち一つの魔法陣に膨大な魔力を強制投入
そして言霊を紡いで10秒毎に10組の魔導士達が砲撃を開始
「ドドドドドーーン」
一気にナストレーア王国軍200人近くが吹き飛んでゆく。
「うわーーーー」
「ぎゃーーーーー」
「何故だーーーーー」
「オールデス家・・・」
・・・・
「ドドドドドーーン」
そんな悲鳴や怒号が10秒間隔で繰り出される殲滅級魔法弾により掻き消されてゆく・
「ドドドドドーーン」
・・・
「ドドドドドーーン」
・・・
「ドドドドドーーン」
1分程で1000人近くのナストレーア王国軍が後方からのオールデス家魔導士達の殲滅級魔法で吹き飛び、前方からは10キロにも及ぶ魔獣の群れが物凄い勢いで突っ込んできても止まれない!!
止まれば押しつぶされてしまう為。魔獣が兵士にぶつかってもしのまま前に進むしかない魔獣達
兵士達は何が起こっているのかも解らない内に魔獣の押し潰されたり、魔獣の餌になってゆく。
不幸だったのはこの野営していた場所!!
草原の両側を山脈に囲まれ、魔獣は前方へと進むしかない
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます