第167話 167.ナストレーア王国40万の軍勢対策会議
<真也>
ヘンリー国王が
「ナストレーア王国とリトリア王国国境に待機した40万人のナストレーア王国軍を追い返す良い手立てはないものかの?誰でもよいから策が有るならば言って欲しい」
と発言したが全員無言だ
俺だって40万人の軍隊をどうにか出来るとは思っていない
どうやって追い返すか?
くらいしか考えれないかも
麗香が小声で
「あのさ、リトリア王国のこの王都の手前で魔獣狩りやってた時にやり過ぎて、私達から魔獣が逃げる為に魔獣が暴走状態になって王都に押し寄せたじゃない。王都の手前であれだけの魔獣が集まったんだからリトリア王国のの辺境辺りだとあれやれば、相当な魔獣集まるんじゃない?それを40万のナストレーア王国軍の中に突っ込ませれば追い返せるんじゃないの?」
と先日の俺達が遣らかした例を元に囁いて来た。
アリシャもそれを聞いていたみたいで、俺達の遣らかした件は伏せて速攻で父親ヘンリー国王に提案
「そ・・そんな事が出来るのか?」
「40万のナストレーア王国軍に対抗出来るくらいの魔獣を集めるのは無理だろう」
「魔獣など40万のナストレーア王国軍の前には無意味なのでは」
ヘンリー国王他全員がその計画に不安を抱いて実行は不可能だと思われているよう
俺は試しにフレディ騎士団長へ
「フレディ騎士団長とぢてはどんなお考えがおありでしょうか?
有ればお聞かせお願いしたいのですが」
「私としては、真也殿の作って頂いた『ハンドガン』なる魔道具を真也殿に出来れば後1万程作って頂ければ勝算は有るかと」
とフレディ騎士団長は俺に打診してる。
「確かにあの武器は連射性能が有りますから、騎馬隊に装備させて敵陣に切り込めば強力な戦力となりましょう。
ですが捕らえたナストレーア王国魔導士達はあの持っていた兵器で詠唱をずらして起動し数十秒間隔で火球を撃ち込んできました。
今のリトリア王国の問題点はそんな殲滅級魔法を断続的に撃ち込まれたら対処が出来ない事です。
それはどう対処するおつもりですか?」
俺のその問いかけに
「う~んそれが有ったか・・我が軍にはジャクソン家の魔導士軍が今回居ないのだったな」
「おお~痛い問題だな!!あのクソ魔導士でも殲滅級魔法弾を撃ち込む事が出来たからな、ここ数10年戦いらしい戦いが無かったせいでうっかりしていました」
フレディ騎士団長、アディー副騎士団長が互いにそんな話を横で話し合っている
「真也殿、アリシャが言った方法で40万のナストレーア王国軍を撃破出来るとお考えか?」
ヘンリー国王が俺達の策の有効性を聞いて来たので
「魔獣をどれだけ集められるかが成功するか失敗するかの分け目でしょう。
それにナストレーア王国のオールデス家魔導士軍はジャクソン家と共闘する為に40万のナストレーア王国軍の後方で待機しているという情報でしたので相当数の魔獣を暴走させれば40万のナストレーア王国軍を無力化出来ると思います」
俺の説明にエリザベス王妃は
「その作戦でゆきましょう。真也何時からその作戦を実行出来ますか?」
と突然聞いて来てビックリ
エリザベス王妃様?結局最終締めるのは王妃様なのですね?
結局リトリア王国を切り盛りしてるのはエリザベス王妃って事か・・・
俺はリトリア王国とナストレーア王国の国境近くは行った事が無いから飛行しか無いから3時間くらい?
でも今からじゃ夜になってしまうな・・
「クララ、クララならリトリア王国とナストレーア王国の国境近くまで転移出来そう?」
ってダメ元で聞いてみたら
「此処から600キロ程離れた場所で大掛かりに魔法陣を使用して狩りを行っている場所があるみたいです。
多分そこがマスターの言われる場所かと思われます。
その場所ならば転移は可能です」
「そっかクララじゃ決まったら頼むよ」
「承知しましたマスター」
クララに転移は可能と聞いたので
「今から直ぐに対応は可能です。エリザベス王妃直ぐに取り掛かかってよろしいでしょうか?」
「ええ~不穏な企みは早期に潰して安心したいわ。お願い」
「承知しました」
俺、麗香、アリシャ、クララの4人は速攻リトリア王国とナストレーア王国の国境近くへ転移し40万人のナストレーア王国軍を追い返すために行動を起こす事になった。
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます