第164話 164.アリシャのご褒美はケーキ食べ放題
<真也>
捕縛した不審者は全部で24人
戦闘のあった所から100メートル程歩いた先の岩陰に2台の馬車が止まっていて、1台の馬車の馬1頭の足がシルバーウルフに噛まれて怪我の為に、これ以上進めなくなったみたいだ。
ナストレーア王国の魔導士には回復魔法が伝わって居なかったのか?
不運なのはジャクソン家のレジェド・ダラード魔導士が抜けている間に襲われた為、回復出来なかったのだろう。
ナストレーア王国の魔導士?とアリシャは言ったが本当は何処の国の魔導士なのか調べてみないと解らない。
取り合えず捕縛した全員装備と衣服を空間庫に収納し縛った後全裸の捕縛した男達を2台の馬車に12人づつ分乗させて、街道をまで出てそのまま王都への道を馬車を走らせていると馬に乗って街道をひた走りしてきたフレディ騎士団長と5人の騎士と出会ってジャクソン家のレジェド・ダラード魔導士と一緒にいただろう不審者24人を捕縛して魔者の後ろに積んでいる事を報告。
するとフレディ騎士団長は5人の騎士達に指示し魔力封じの首輪を捕縛した不審者に付け、睡眠薬を飲ませ起きないようにしてフレディ騎士団長へと馬車を渡した。
フレディ騎士団長が王城に連れて帰って自白剤を飲ませ奴らの陰謀を暴くらしい。
自白剤なんてあるんだと思ったが、自白剤を飲ますと1週間くらいは動けなくなるから頻繁には行えないらしい・・・
『結構ヤバい薬っぽい』
奴らから奪って空間庫に収納していた筒のような武器も一つ一緒に渡して王城の研究施設で調べてもらうようにお願いした。
全裸の不審者は王城の方でなんとかしてくれるだろう!!
アリシャが怒りに任せてアソコをちょん切った3人の不審者は残念ながら、偽少女として新たな人生を始めてくれるだろう・・生きてたらの話だが・・・
俺とアリシャは騎士団と別れ現代世界の棒有名ケーキ店の60分ケーキ食べ放題企画へ只今絶賛参加中
アリシャのもう凄い食欲にビックリの俺
60分ケーキ食べ放題に来ている若い女性達も超絶美少女の食欲にビックリ!!
30分経ってないのに、もうケーキ50個位平らげているんだよ?
『何処にそんなに入ってるんだ?』
って突っ込みたい気分だぜ!!
俺なんて、まだ4個目だぞ!!それももう口の中滅茶滅茶甘々でコーヒー飲んで何とか我慢してる。
女の子はなんでこんなに甘い物が好きなんだろうな?
アリシャなんて
「う~~~~ん美味しい~~幸せ~~こんなに夢のような世界が有るなんて~」
俺の目の前で幸せそうにケーキを黙々と食べてる王女様
そんな幸せそうな王女様に一応異世界版フルーツジュースをグラスに入れて差し入れ
そんな時、某ケーキ店のロスゴリチック風のドレスを着た従業員が来て
「お客様・・」
って言われて!!
俺焦っちゃったよ!!
『アリシャ食べすぎちゃって目を付けられちゃった?それとも俺が出した異世界版フルーツジュースがいけなかった?』
とかひやひやしてたら・・・
「お客様は当店で最高の数のケーキをお召し上がりになられました。
そしてお客様程お綺麗な方がケーキを美味しそうに食べられるお姿を見てオーナーがこのお店のマスコットガールとしてお写真を撮らせて頂きたいともうしておりますがよろしいでしょうか?
お礼といたしまして、お客様がご来店されました時は当店の飲食代は無料とさせて頂きますがどうでしょうか?」
突然、そんな提案をしてきてビックリ!!
それを聞いたアリシャは
「こんな美味しいケーキをいつも無料?やる!やる!やりま~~~す」
アリシャは現金だな
「真也もやろうよ~」
「お客様マスコットガールは女性限定でございまして・・」
「い~や~だ~~一緒がいいいいいぃ~~~~」
そんなアリシャの駄々を捏ねた言葉に某ケーキ店のロスゴリチック風のドレスを着た従業員が飛んでもない提案をアリシャに出してきた!!
「それでしたら、お連れのお客様がドレス姿でご一緒に映れば大丈夫でございますよ?」
『おい!!従業員さん~~!!アリシャに何て提案しちゃってんだよ~~!!』
アリシャはそれを聞いて
「良いわね!!真也のドレス姿も見てみたいわ。やろう~~やろうよぉ~し~~んん~や~」
「ダメだダメ!!」
「真也のケチ~!!じゃ~ご褒美~~と思って~おねが~~い」
『う・・ここでご褒美の話出して来るか~~~アレを強請られるより良いか・・・』
「わ~~解ったよ~~やりゃ~~いいんだろ!!やれば!!」
従業員さんが焦って
「お・・お客様?だ・・大丈夫ですか?」
って慌てて聞いて来たから
「ドレスとかウィッグと化粧道具有りますか?」
って聞いたら
「従業員のコスプレ用にございますが・・・え?えええええええええええ~~?」
って驚かれちゃったけど・・
従業員さん?驚いているけどアリシャに諦めさせる為のハッタリだったのか?
それにうっかり乗った俺って・・
『それを真に受けてやっちまったぜ~~!!』
しかし・・
後悔してももう遅い
『一度やるって言ってしまったんだ・・』
アリシャと女性従業員に待ってもらって
女性用の着替え室で大変身しましたとも!!
『麗香にお化粧とか教えてもらってたからな!!』
衣装は・・
真っ白のゴシックロリータ服とにブラウス、金髪ストレートのウィッグ
そして鏡を見ながらの麗香に教えてもらったナチュラルメイクをし・・
取り合えず鏡の前で1回転して全身チェックしてへんな所が無いかチェック
『俺って完璧?』
なんて優越感に浸りながら
「もう良いですよ~~」
って着替え室の外に居る2人に声を掛けると
早速ドアが開き・・・
「へっ?」
「えええええええええええええええええええええええええぇ~~?」
って2人とも固まった!!
「真也~凄い!凄い!凄い!凄い!凄い!凄い!凄い!~」
「あの・・あの・・あの~~~~~~~~~~~~~~~~~」
俺はそんな2人に
「写真を取って早く終わらせちゃいましょう」
って速攻お願い!!
こういう時は手早くやって手早く解散した方が良い!!
俺とアリシャはドレス姿でテーブルの前で椅子に座って
お互いに手でハートマークを作って頬をくっ付けて
『ポーズ!!』
その写真は後日このケーキ店アストリエの壁に大きく引き伸ばして掛けるそう。
そしてSNSへも速攻でケーキ店アストリエマスコットガールとして即時にアップされ、アリシャと女装姿の俺が美味しそうにケーキを食べてる姿もアップされた。
帰る時には2人ともショートケーキを一杯お見上げに貰い、ケーキ店アストリエ永久無料VIPカードも貰った。
アリシャもショートケーキを目一杯食べれて満足してるしご褒美の件も片付いたし万々歳だぜ!!
つづく・・・
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