第162話 162.不審者の痕跡を発見?
<真也>
俺達はシルバーウルフの群れに囲まれたよう
あの豹頭に熊の胴体をした魔獣に仲間を食われて近づけなかったシルバーウルフが俺達があの魔獣を焼付けた事により群れで俺達を取り囲んで襲おうという魂胆だろう。
数にして・・・50匹以上?
ゲームみたいにマップ機能とか欲しい
まあ~マップなんてゲームの架空の世界での産物だからな
現実を直視しろって事だな。
「アリシャ一気に行くぞ!!」
「人使い荒いわね。やれば良いんでしょ!!」
・・・
『シュッ』
アリシャが眉間を狙った結界を変形させた攻撃がシルバーウルフの口から脳を貫通
「次から次へワラワラと沸いて出て切るなんて本当に鬱陶しいわね」
『シュッ』
っと喋る度にシルバーウルフが串刺しにされる
『シュッ』
俺の頭を丸のみにしようと飛び込んできたシルバーウルフが眉間を貫かれ倒れてゆく
「美味しいお肉が向こうからやってきてくれるんだ喜べ」
「私そんなに食い意地這って無いわよ」
『シュッ』
アリシャは自分は食い意地が張っていないんだと力説しながらまた一匹串刺し
「シルバーウルフの肉に『黄○のタレ』を付けて食べると滅茶滅茶美味しかったぞ」
『シュッ』
またシルバーウルフが一匹串刺しに
「じゃ~終わったら私に食べさせなさいよね」
『シュッ』
アリシャは喋りながらシルバーウルフの眉間を一突き
やれば出来るじゃないか!!
「何?もう打ち止めなの?私調子出て来た所なんだからもっと出てきなさいよ!!」
2人で58匹のシルバーウルフの群れを殲滅
『アリシャってバトルジャンキーだったのか・・解ってたけど・・・ 』
仕留めた魔獣を全部空間庫に格納して再度俺とアリシャは歩き始めた。
あの愛るばーウルフの群れが襲ってきてからは不思議なくらい魔獣が出てこない。
数分歩いた頃、また真黒に焦げたシルバーウルフの死体が転げているのを発見
「またシルバーウルフが真っ頃に焼け焦げてるな」
ってシルバーウルフの焼け焦げた死体を見ていたら
「真也~こっちにも焼け焦げたシルバーウルフの死体が5体転げてるわ。それもまだ暖かいわよ」
そんな声が聞こえてきた
声の方向に顔を上げると、既に50メートルくらい森の奥に進んだ所でアリシャが手を振っているのが見えた。
アリシャの言った言葉に、俺もシルバーウルフの死体を触ってみると、まだ暖かい!!
俺は急いで黒焦げになったシルバーウルフを空間庫に収納しアリシャの所まで駆けてゆくと・・・
アリシャの言った通り俺とアリシャの周りに6匹の強シルバーウルフが黒焦げになって倒れているのが見えた。
俺はアリシャの前に転げているシルバーウルフの焼け焦げた死体に触るとさっきのシルバーウルフよりもまだ暖かい!!
それに!!
血痕が・・
落ちている!!
この周辺草が押し倒されて争ったような形跡?
シルバーウルフに馬でも遣られたのか?
つづく・・・
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