第159話 159.不審な目撃情報
<真也>
俺達が昼食でお好み焼きパーティー?をやっている所にフレディ騎士団長が乗馬した5人程の騎士を伴ってハンバーガーショップにやってきた。
そんな騎士団長達6人にお好み焼きを振舞いながら
「フレディ騎士団長がこんな所に来られるなんて珍しいですね」
と話しを振ると
「あ~そうだった。このお好み焼きという物を食す事に熱中して、肝心な要件を忘れる所であったわ。すまんすまん、実は真也殿の所を襲撃したジャクソン家のレジェド・ダラード魔導士だが、朝早くに此処から10キロ程南の森の傍で2台の馬車に分乗した兵士らしき人物と一緒に居たのを傍を通った商人達が目撃したらしいのだ」
「フレディ騎士団長その兵士らしき人物というのは?」
とフレディ騎士団長に聞いてみる
するとフレディ騎士団長が詳しい内容を教えてくれた。
「2台の馬車の近くでいた平民の服を着た人間達なのだが、レジェド・ダラード魔導士にに軍隊でやるような敬礼をしていたと言うのだ。
それにその平民の服装をしていた男達は布に巻いた長い棒みたいな物を全員が持っていらしい。
100人以上の重傷者を出してこの町で暴れまわった挙句、大通りで馬車を奪い何人もの人々を跳ね飛ばして逃走しようとした挙句捕まりそうになって自爆までしたレジェド・ダラード魔導士が一緒に居た奴らだ!!
馬車2台に分乗した人数だけでこのリトリア王国を攻撃して来る事は無いとは思うが、何か企んでいる事だけは確実だと思われるのだ。
なので此れから、その2台に分乗した馬車の集団を探しに発見したという森の周辺を見回りにゆく前に真也殿に一報をと思い立ち寄らせてもらった次第だ」
そう言ってまた馬にまたがり5人の騎士を引き連れて、南の街道へと走り去っていった。
「レジェド・ダラード魔導士と一緒に居たという平民の服を着て偽装した集団凄く怪しいですね。真也私達も行ってみましょう」
アリシャはそう言うなり有無を言わさず俺の手を取った瞬間上空に向かって垂直に飛び立った。
つづく・・・
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