第150話 150.ハンバーガー移動販売用魔導車試作
<真也>
アリシャと移動販売車の話を思案しながら縦4メートル横1.6メートルの長方形の石板を錬成
移動はどうする?
移動は重力魔法を制御して飛行魔法と同じように前後左右自由に移動するには何か伝える物が必要なんだけど・・・
ハンドルじゃ扱いにくいし・・
ゲーム機のジョイスティックみたいに動かせればめちゃめちゃ楽なんだけどな・・
へ?
ジョイスティック?
家に有ったなそう言えば!!
って事で家からコピーしてきましたよゲーム用ジョイスティック!!
それを縦4メートル横1.6メートルの長方形の石板の先頭に運転席のようにポチッっと設置して重力魔法を付与
魔石の魔力は移動を伝えるだけの物
後は魔力を自然界から自動吸収し燃料にして駆動
丸椅子っぽい椅子を2つ用意
『運転手は君だ、車掌はぼくだ』
つて歌が昭和の時代に有ったって聞くけど
俺が運転手でアリシャが助手?って感じ
2人で縦4メートル横1.6メートルの長方形の石板の先頭の運転席と助手席があるだけの物で試運転
地上30㎝に浮いた俺達を乗せた板がゆっくりと地上30㎝の高さで水平に移動
ジョイスティックを動かす方向に移動してゆく
「こんなんで大丈夫なんじゃないかな?」
って聞くと
「車輪の無い板が地上から浮いて移動しているのって気持ち悪いわね」
ってダメだししてくるアリシャ
うをぉ~アリシャが飛行させればいいって言ったやん?
って思ったものの、確かにアリシャの言うようにこの世界で車輪の無い板が浮いてたら気色悪いよな。
まあ~文句を言いながらも
「こうやって思いついたものを試作して動かしてみるって色々問題が解って結構楽しいものね」
って楽しんでいるみたいで良かった。
「そうだな。試作して動かしてみないと問題があるのか無いのか解らないからな」
「そうだね~車輪はほしいよね。空中に浮いているのは流石にね」
「じゃ~一旦止めて問題点を修正しよう」
って事で
車輪を4つ付けた。もう偽装工作ですね。あたかも車輪で動いているように見せる為
始動と終了のボタンの追加
ブレーキ追加
速度レバー追加
後部販売ブース作成
移動魔導車のハンバーガーのイラストにぱっちりした目を付けてデフォルメ
コミカルな感じにしたんだけど・・はたして受けるのか?
やってみないと解らないけれど
そんなデフォルメされたハンバーガー移動販売車の車体のフロントの形をみたアリシャが
「あはははは、この車可笑しい~まあ良いんじゃない?」
って言ってくれたけど何で疑問形?
つづく・・・
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