第149話 149.アリシャとのキスは・・ジャンクフードの味がした
<真也>
3日目といく事もあってハンバーガーショップの運営は女性陣に任せて俺はジャクソン家の敷地の奥で移動販売用の魔導車を思案中
一番簡単なのは地球製の自動車を使う事
例えば軽トラックの荷台を改造して販売ブースを作ってしまうとか・・
でも!!
問題は自動車の運転
生き残りの女性達が運転するって事
現代の地球でも交通事故で死亡事故とか多発しているのに危なすぎる?
運転覚えてもらわなきゃいけないし
なので今思案中なんだけど
やっぱり『魔導エンジン?』
って事で凄く悩んでる
そんな俺の横では・・
この世界で暇な人がいらっしゃって・・
そうアリシャ!!
まあアリシャに接客をやらせる訳にはいかないし~って事で俺と一緒に空間庫から出した洋館風トレーラーハウスのオープンデッキの上に出したテーブルセットの椅子に座りながら砂糖ミルクマシマシ甘甘コーヒーをもんでいるアリシャ
まあこれは此れで有り
綺麗な超超超~~美少女を愛でながら思案って言うのも悪くない
時折・・足を組み替えてパンツをワザと見せて挑発してくるアリシャ・・・
ちょっとムラムラします
それでも無理やりテーブルに出した白紙にハンバーガー販売用魔導車の機能案を書き出してゆく。
操作が簡単
後ろの荷台で販売
荷台は出来るだけ低い方が良い
直ぐに止まれる
人の歩く速さで移動
思った通りに魔導車を操れる
バックも思いのまま
『後ろから前から思いのままに?』
何か・・
いや・・・
突っ込んだら終わりだ
こうやって書き出してみると難しいな
『魔石を使った魔導エンジン』
なんて作っても移動販売みたいに歩いている人を対象に超低速で移動しながらの販売には適さない!!100キロとか200キロとかの距離の移動手段としては有効化も
車で考えるから無理が有る?
「ボリッ」
「ポリポリ」
・・
アリシャが俺の出したジャンクフードを食べてる
チラッと見ると
「ニコッ」
っと超~満面の笑顔
『うをっ』
超超超超超超超超美少女の笑顔は心臓に悪いって!!
「何を悩んでいるの?」
まあアリシャとしてはそう思うよな
「馬車みたいなので移動しながらハンバーガーを2人一組で販売してもらおうと思ってるんだけど低速で移動しなきゃだし思った場所に移動させるって難しいだろ?それでどうたったら簡単に移動できるかなって考えてんの」
このお気楽娘に解るかってんだ
「じゃ~飛行魔法みたいに飛ばしちゃえば?」
アリシャは突拍子もない事を言ってきた。
「飛ばす?」
「そう私達が飛行魔法を使って飛んでるアレ!!あれなら自由に移動出来るでしょ?」
「でも飛行魔法って空を飛ぶんだぞ」
「そんなの地上すれすれを超低速で飛ばせば移動販売出来るんじゃなくて?」
おお~目から鱗だぜ!!
「そ・・そうだな。それは有りだな。設計してみるよ」
って言うと・・
「うふっ真也の助けになったのなら嬉しいわ。じゃ~ご褒美」
って目を瞑って俺に顔を近づけて来るアリシャ?
こ・・これって?
『ご褒美に・・き・・キス・・しろって事・・だよな・・』
うをぉ~~緊張する~
こういうのは勢いだからな!!
勢いで一気にしてしまおう!!
『ちゅっ』
っとアリシャのくちびるにキス
その瞬間アリシャの顔が真っ赤に染まり
「えへへへっ」
っと照れ笑い
俺は
もうピーですピー!!
アリシャとのキスは・・ジャンクフードの味がした。
俺は某チェーン店の『コーラキングサイズ』をアリシャに出して渡すと
「これって不思議な味よね。飲むほどに美味しく感じるわ」
「そうだな。俺達の世界じゃその飲み物は人を殺す軍隊用に開発された飲み物って噂も有るんだ。一種の興奮剤的な作用が有るらしい。あくまでも噂だ」
「でもそんな話聞くと怖い気もするね」
「、ああ噂だからな!ようは美味しく飲むことだな」
「うん美味しい」
そんな話をアリシャとしながらも重力魔法を使用した移動販売車の設計を頭の中で考える。
つづく・・・
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