第144話 144.旧ジャクソン家跡地整備ー店舗設計は難しい?

<真也>


2人で何時までも国会議事堂?一応此処の館なんだけど・・

建物を見上げている訳にもいかず

「麗香、これから王城側の大通りの塀を取り除いて店舗を作ろうと思うんだけど手伝ってくれないか?」

そんな提案をしてみた。

店舗は出来るだけこだわってみたいからな

「どんな事をすればいい?」

「俺が店舗を作るから店舗として使えそうか使えそうでないか考えてくれるだけで良い」

「それだったら、私にもできそうね」

って麗香が行った後王城側の大通り側の塀へとドナドナされていく俺


王城側の塀に着いた俺は入り口から20メートル程の所からの塀を一気に30メートル程空間庫に格納


そして開いたスペースにオープンテラスに置いてあった日傘付きガーデンテーブルセットをコピーした物を出して麗香を座らせた後、テーブルの上にハンバーガー擬き、ゴブカラ、コーラを出しておく。


日傘付きガーデンテーブルセットは盗んだ訳じゃ無いぞ!!

コピー機能を使ってコピーしただけだからな!!

人間とかコピーしたら、記憶までコピー出来るのかな?

魔力切れで死ぬのは嫌だからやらないけど!!


「じゃ~そこで見ててくれ。これから店舗を作るから」

俺は麗香にそう言った後、ネオキャニア銀河のナスタルジア星のジェードに建っていた建物を一個建ててみる。


地面からニョキニョキと建ち上がる白い建物

「何!何!建物が地面から生えて来たじゃない」

と初めて建築魔法?を見た麗香がビックリしてる

そんな麗香に


「こんなんでどうだ?」


って聞くと


「ちょっとイメージに合わないんじゃない?」


って速攻言われてしまった。


「どうしてだ?」

「だって~店舗ってハンバーガー売るんでしょ?売れるようにカウンターが要るんじゃないの?あれじゃまんま家でしょ?」

「あ~失念していました」

「何で敬語になってるの?」

色々と突っ込まれますね・・・俺

「じゃ~売り場パターンで作ってみるから」


もう一度リベンジだ!!

地面からニョキニョキと建ち上がる白い建物

今度は売り場のカウンターが付いた店舗バージョン!!

「こんなんでどうだ?」


って麗香に聞いたけれど


「今一ね!!センスに欠けるわ」


って一括された

「厳しいんじゃないか?」

「拘りよ拘り!!」


俺は駄目だしされた建物を再度空間庫に格納

再度イメージを練り直して

もう一度リベンジ!!

またまた地面からニョキニョキと建ち上がる白い建物

今度はちょっとおしゃれにした売り場店舗バージョン!!

「こんなんでどうだ?」


「もう一声ね」

「厳しい~」

「私拘るのよ」


って再度・・・


・・・

1回目でようやく麗香のOKが出た!!

「いや~店舗を作るのも楽じゃね~~」

って言うと


「でも良いお店が出来たでしょ?」

って満面の笑顔で伝えて来る麗香

俺はそんな麗香の笑顔に


『ドキッ』


っとしてしまい


「あ・・あ~そ・・そうだな」

と声を出すのが精いっぱい

確かに凄く良い!!

おしゃれな感じのメルヘンチックな白い建物で凄く目を引く建物になったと思う。


つづく・・・

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