第136話 136.王城トイレとお風呂爆改造

<真也>


話が反れてしまった!!

大体、アリシャはエリザベス王妃に魔道式トイレを今の分と入れ替えして良いか聞きに行ってもらってたはずだったんだ。

「エリザベス王妃様、アリシャにお願いした魔導式トイレ入れ替えの件ですがどうでしょうか?」

そう俺は切り出してみた。

「それよ其れ!!今すぐに設置出来るのですか?あそこはゴキブリの巣になってて気持ち悪いゴキブリがわらわら出てきて気持ち悪いのです。何とかなるなら今すぐにでも変えたいのです」


おお~許可はOKみたいだな!!

一応使用方法を教える人を付けてもらえるかきかなきゃな

入ったらウンチ君が

『ドクロを巻いて(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡』


なんてしてたら卒倒しそうだからな!!



「エリザベス王妃様魔道式トイレは使用は簡単なのですが、使用方法が解らない人の為に今日一日は誰か人を付けておいた方がよろしいかと思われますがどうでしょう」

そう提案した俺の言葉に

「ええ手配しましょう」

そう一言言ったエリザベス王妃は侍女を呼んで何か指示しているよう。

そして

「じゃ~私の部屋か魔導式トイレの設置お願いしたいので着いてきて下さるかしら」

と言って部屋を出て行こうとするので、慌てて俺達もエリザベス王妃の後に着いて部屋をあとにする。


まさかエリザベス王妃の部屋に設置・・とは思わなかったよ

設置した後トイレを覆う小部屋を作ろう・・モノリスの魔法で!!


エリザベス王妃とヘンリー国王の部屋は魔導式トイレを設置した後小部屋設置

あ~アリシャのお部屋もちゃんと魔導式トイレを小部屋付きで設置したよ

アリシャのお部屋はいけ~~んって感じでドキドキ

アリシャの部屋は女の子の部屋って感じで可愛い部屋だった・・

国王や王妃やアリシャ達は部屋に備え付けの台座・・だったんだよね

『例のブツ』の始末は侍女の役目だって初めてしりました・・




王城の中は後6か所ポットントイレの中を火魔法を撃ち込んでゴキちゃんを全滅させた後魔法でポットントイレの穴を塞ぎ其の上に魔導式トイレを設置で簡単終了

全9か所!!王城にそんなにトイレ要るの?


王城にそんなに設置するとは思って無かったから超~ビックリだぜ!!

魔導式トイレ後残り一個だよ!!

10個も作ったのに超~ギリギリセーフ


減った分はコピーでしっかり増産しておいたよ!!

ヘンリー国王やエリザベス王妃も魔導式トイレに超~ご満足

良かった良かった

一番最初の王妃の部屋では俺の見てる目の前でエリザベス王妃が魔導式トイレを使おうとするからビックリしてアリシャにお願いして部屋を飛び出した俺


『明らかに確信犯・・・ですね』


それは良いとして問題だったのは・・


『お風呂用温水・真水蛇口シャワー付き魔道具』


エリザベス王妃に『お風呂用温水・真水蛇口シャワー付き魔道具』を説明した途端にもう~直ぐに設置して下さい!!

って強引にお風呂に連れていかれた俺達


王城のお風呂は3つ

王城で務める女性用の大浴場

王城で務める男性用の大浴場

王族専用のお風呂

この3つだそうだ。


なんと3つとも大きさは同じらしい

王族用は侍女メイドが一緒に入ってサポートする為に広いらしい

そしてそんな広いお風呂のお湯を沸かすのが大変

お風呂1つにつき大釜2つにお湯を沸かしそのお湯をお風呂に大人数で運ぶらしい。

これを3つのお風呂にしなければいけない訳だ

相当の重労働!!


魔導士に頼めば良いじゃないかと思うかもしれないが、お風呂が大きい為に、魔法陣を10人程で起動し水魔法を発動しお風呂に水を一杯にした後、何と驚く事に火魔法をお風呂に何十発も撃ち込んでその熱でお湯を沸かすらしい・・・


『何やってんの魔導士~~~!!』


って言いたくなる所業

お風呂を沸かすのに攻撃魔法って有りなのか?


それで金貨20枚程かかるって言うんだから、そりゃ~お手軽に大釜を使ってお湯を沸かした方が安いって事だそうだ。


なので女性用お風呂と男性用お風呂に『お風呂用温水・真水蛇口シャワー付き魔道具』を取り付け、最後に王族用お風呂にな道具を設置


王族用お風呂で最終テストでお湯の蛇口のハンドルと水の蛇口のハンドルを調整しお湯の温度を調節しお湯張開始

5分程でお湯張完了!!

自分で作って何だけど・・結構水量が多くてお湯の田丸のが早い

魔石ポケットにはゴブリンの魔石をセットしてるんだけど超~快適じゃん


お湯張を終わってお湯の温度を確認してから


「こんな感じに使用できます」


って言ったら

エリザベス王妃が

「こんなに簡単にお風呂が沸かせるなんて、毎日でも入れますわ」

と感無量

そうこの世界ではお風呂の習慣が無いのだ!!

お湯で体を拭くくらいらしい。

こんな重労働をしてまでお風呂に入りたいとは思わないのだろう。


『お風呂に入らない事による体臭を隠す為に香水なんて言うものが出来たらしい』


此れからは、お風呂に入る習慣がこの世界でも出来るのかもしれない。

まあシャワーも使えるからシャワー文化が開花するかもな


なんて感慨深げに妄想の世界に入っていたら・・・


「おい何をするんだ~~~~!!」


俺は突然に麗香、アリシャ、リリス、トリア、ナスティア、クリス、エリザベス王妃、そしてクララまでもが一気に俺を取り囲んで服を無理やり脱がしにかかってきた!!


「や・・やめろ~~~~~~」


俺のそんな叫び声も空しく裸にひん剥かれて8人の女性に担がれたまま・・せえ~~のの掛け声と共にお風呂に投げ込まれた俺・・・


8人の女性の中に俺1人

「クララの裏切り者~~~」


俺の声が広いお風呂場に空しく響くのであった


つづく・・・

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