第134話 134.麗香は笑い上戸だった件
<真也>
『みんな黙ったままで、誰か何か言ってくれよ!!』
俺の心の声が聞こえたのか沈黙を破って麗香が
「え?トイレ?この世界のポットントイレじゃ無い水洗トイレ?」
と最初に喰いついた。
「麗香は何でそんなに水洗トイレに固執するんだ?」
「だって~あそこってめちゃめちゃ底なし穴だしゴキちゃんがうようよいるのよ!!」
うんうん居たな!!ゴキブリのゴキちゃん。もう団体さんいらっしゃ~いって感じでわらわら出てくるもんな。
足を取ったら柿の種・・
うう~自分で言って気持ち悪くなったぞ!!
それに王城のトイレってぽっとんトイレで底なし穴なんだもんな。
最近じゃ見る事無くなって、田舎にでも行かなきゃ見れないもんな
いや!!田舎でも見れないかも(もう文化財になりそうな代物かも)
地球のトイレに馴れてる者としては怖いよな
「あ~そういう嫌な奴ね。残念ながら水洗トイレじゃないけど、俺が作ったトイレの魔道具は地球の便器を改造してボタンを押せば異物排除の魔法発動で異物を消去するトイレだな。
美尻効果もある。顔に使うと美顔効果も有るけどお勧めはしないぞ」
そういった瞬間麗香が
「あははははぁ~」
ってお腹を抱えて笑いだした。
「もうぅ~何て物作ってるのよ真也!!」
「だってよ~検証で動かしたら最初着ている物まで消去されちゃってさ~ビックリだったよ」
「でそれは大丈夫なの?トイレに入ったて出てきたら全裸なんて事は嫌よ」
「それは大丈夫!!ちなみに洗濯機にもなる」
「ひひひひっひ~~~~」
麗香がもう涙を流しながら笑い転げてしまった。
「死ぬ!死ぬ!死ぬ~~~真也は私を笑い死にさせるつもり~~?」
「いやそんなつもりはねえよ!!便器に洗濯物入れてボタンを押せば異物が消去されて綺麗になるんだ。俺も気が付いてビックリだよ。俺はやるつもりないけど!!」
「当然よ!!誰が便器で洗濯物洗濯する人が居るのよ!!それで使えるの?」
「あ~もう出来上がってる。王都のギルドと話し合ってトイレと水道の魔道具をレンタルで月小銀貨6枚程度でレンタル出来る契約が出来るか話し合うだけだ。
別々にトイレだけだったら小銀貨3枚とか別々にも契約出来るようにしたいが出来るかどうか話し合ってみないと解らない」
「じゃ~さ~此れから設置できる?」
「アリシャどうなんだトイレ入れ替えすぐ出来るぞ!!でも使い方が解らない人が居るだろうから教えてやらないといけなくなるけどな」
って俺が言うと
「直ぐにお母様に確認してくる」
ってアリシャ走って行っちゃったよ
つづく・・・
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