第131話 131.宇宙船が欲しい!!

<真也>


モノリス・ストレイアの事を考えていたら、大分落ち着いた

でもまた今帰ったてクララを見たらドキドキしてしまいそうだ。


だってよ!!

モノリス・ストレイアはクララを恋愛対象としても完璧な女性に作ったんだぜ?

開発過程も全部知っている?覚えている?俺ってモノリス・ストレイアの記憶と知識と感情全部持ってる俺自身モノリス・ストレイアだとも言えるんだからな


だから、クララとあ~んな事やこ~~んな事、えっちい事を1000年も毎日毎日い~っぱいした記憶が有る訳よ!!

当然情報の齟齬を共有補完をしたクララも俺とモノリスの記憶や感情も情報として持っていて突然突発的な事故で感情を持ってしまったんだ。

俺だって混乱してるのに、クララも混乱してるんだろう事は想像できる。


俺ってさ~此れって童貞って言えるんだろうか?

記憶だけだから・・セーフ?


う・・考えるのを止めよう

またクララとしている所を思い出してしまった!!


慌てて宇宙船から出て来たけど、改めて宇宙船を見ると流石に大きいな

良くもまあこんなに大きい物を作れたもんだ。


作るのに20年もかかったもんな~

そりゃ~デカくもなるよな

最初からまた作るとなるとめちゃめちゃ大変

あ~宇宙船欲しいな


でもな~この宇宙船ってモノリス・ストレイアがこのレイアント星の環境を故郷ナスタルジア星の環境する為に永久機関として稼働させてるから、持ち出す事が出来ないし

それにギルドのギルドカードシステムの管理にも使ってるんだよな。

あのカードに現金を入れれる機能とギルドカードシステムがこの宇宙船の人工知能で管理されていたなんて想像もしなかったぞ!!


モノリス・ストレイア~何て事してくれちゃってるの!!


でも?

コピー機能使ってコピーとか出来そうだよな

出来たらラッキー!!

そうしたら色々な研究やシステム簡単に作れるもんな


『良し!!決めた!!宇宙船を丸ままコピーしよう!!コピーした後、コピーした宇宙船にはこの惑星環境の維持機能とかギルドのシステム運用機能なんて必要ないもんな。必要ない物は止めちゃおう』





そうと決まれば

早速、宇宙船をコピー!!


『宇宙船完全コピー!!』


俺が心の中で唱えると!!


『ギューーーーーーーーーーーーーーン』


っと一気に魔力が持っていかれ意識が途切れそうに!!

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『ヤバいぞ!!』

『超~~~ヤバいぞ!!10メートル以上ある魔獣をコピーしようとした時の比じゃない』

『ど・・どうする?』

『キャンセ・・』



ダメだダメだ!!宇宙船は何としても欲しい!!

『何か無いか?』

『何か無いか?』

『何か無いか?』

『何か無いか?』

『何か無いか?』

『何か無いか?』


あ・・

あのカルデラと神殿の中にあった結晶?宝石?

あれはたしか・・


『魔晶石!!』


使えるかも!!

俺は目の前に魔晶石を山のように取り出して手に握り魔素吸収をイメージ

一気に魔晶石が手の中から消えたが・・

『まだまだ足りない!!』


ドンドンと魔晶石を掴んでは魔素吸収

ドンドンと魔晶石を掴んでは魔素吸収

ドンドンと魔晶石を掴んでは魔素吸収

ドンドンと魔晶石を掴んでは魔素吸収


5個・・

6個・・

・・・

100個・・

『まだまだ足りない!!』

200個・・

『まだ足りない』

300個・・

『まだだ!!』

400個・・

500個・・


一気に俺の中の魔力が復元

目の前に宇宙船がもう一台姿を現した

な・・何とかなった~~


『死ぬかと思った~~~』


『諦めないで良かった~~』


俺は目の前に出現したもう一台の宇宙船を見上げながら思わず地面に座り込む。

超~ヤバかったぜ!!


魔晶石の結晶カルデラの中で空間庫に格納しておいて助かった

あれは宇宙船で作成されている魔素が長年の間に結晶化した物だったんだろ

宇宙船空間庫の中じゃ一々出したり仕舞ったりしなきゃだし・・

ここって異次元空間?だったよな・・


此れと同じような物を作れば良いじゃん!!

人口太陽もコピーしてその中に入れたらもうプライベート空間じゃん


『此れって最高?』


早速

『異次元空間作成!!』


で・・出来たハズ!!

モノリス・ストレイアの知識が有るから後は形にするだけ!!

タダ・・知っている、知識が有るだけで体が覚えている訳じゃ無いから確実に出来るとは断言できない。


じゃ検証しよう

異次元空間を開けると意識


目の前に真っ暗な空間が開いた

俺はその中に入りコピーした人工太陽を取り出し上空に重力な方で浮かす


上空に人工太陽が一つあるだけの真っ白な世界

何にも無いために、影すら無い為何処までこの白い空間が広がっているのかさえ解らない。

この空間にコピーした宇宙船を運び込むと、宇宙船の有る場所だけ影が出来き空間が有るのが認識出来る。


これくらいで今日の所は良いだろう。

外に出て異次元空間を閉じ、再度このモノリス達が作った異次元空間を見ると色々な植物、野菜、果物が育てられているよう

モノリスは此処で生活していたからな。

それに殆どクララとこの場所でえっちい事してたしな

どうも・・モノリスとクララは裸族だったみたいだ


『孤独な科学者モノリス・ストレイア』


それが彼の素顔だった。


つづく・・・

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