第129話 129.記憶の中の世界-単純な勘違いから始まった
<真也>
どうしたんだ俺!!
クララとクララにマスターと言われて慕われているモノリス・ストレイアはああやってデータを補完しあっていたんだろうな・・
クララはモノリスを・・
愛してたのかもしれないな・・
人口細胞を使ったアンドロイド
クララはロボットのハズなのに・・・
何なんだろうなこの胸の苦しさは・・
人間なんかじゃとてもじゃないが体験出来ない程の長い月日をクララとモノリスは共に生きて来た。
機械って何なんだろうな?
機械はあんな感情を持たないハズなのにどうして?
『今回もモノリスとクララの1000年と201日の間の情報の齟齬を補完修正の単純な作業のハズだった』
クララは俺を情報体としてしか認識していなかった。
モノリスは1000年と201日前にあのメロンスライム上空で未來視で見た俺を呼ぶために次元回廊を空中に多大な魔力を使って設置
次元回廊の設置にかかる膨大な魔力使用により魔力枯渇に陥ったモノリスはそのままメロンスライムに一直線に落ちてゆき不幸にも魔力切れのモノリスはメロンスライムの餌になってしまった。
ただモノリスの体の修復をする為投入されていたナノマシーンがメロンスライムと融合してしまった為に、今度はメロンスライムが不死の生態になってしまったが、俺が落ちて来て解かされる寸前にプラズマをメロンスライムの体内から発射メロンスライムを構成していた神経系をズタズタに切り裂いてやっつけ、メロンスライムの中で濃縮されたナモマシーンを取り込んだ俺はメロンスライムの能力とモノリスの能力を偶然に取得
クララはこのナノマシーンの情報からモノリス自信と認識して1000年と201日の間の情報の齟齬を補完修正を起動した・・・
結果は
モノリスの記憶を持たない俺にモノリスの記憶と情報とクララの記憶と情報が全部追加型で書き込まれ、クララには当然無いはずの俺の情報が追加型で書き込まれた。
今まではクララとモノリスだけの記憶と情報の共有が
俺とモノリスとクララの記憶と情報の共有が同時に行われしまいシステム暴走が起こったと考えられる。
そして・・クララは心をもってしまった・・・
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます