第128話 128.隠されると余計に見たくなる?って感じ解るか男性諸君よ!!
<真也>
頭の中の脳細胞がブチブチと焼き切られてゆくような痛み
『ナンナンダ~~!!やっぱり罠だったのか!!』
こんな事ならばハニートラップに引っかかって
「マスターお帰りなさいませ。1000年と201日ぶりご帰還お疲れ様でございました。
マスター早速ですが、ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも私にします」
と聞かれた時に
『私で』
と言えば良かった!!
俺はそんな後悔と共に意識を手放した。
・・・
・・・
・・・
・・・
俺が気が付くと、全裸の少女が忙しく360度の景色が見える空間で操作盤を空間に表示して何か操作しているよう。
俺はと言うと・・
何も無い空中に浮かされたまま寝かされていたようだ。
無重力空間に浮かんでいる?
そういう感覚よりも意志のままに動かせる?
俺は寝かされていた空中に浮いた状態からベッドから立ち上がる感覚でごく自然に起きあがった。
どう動け間良いのか体が覚えている感じだ。
「真也気が付かれたのですね。情報の齟齬を確認しました。真也はマスターでは無くてマスターが未来予知した方だったのですね」
「そう・・みたいだな。取り合えず情報の齟齬が無くなって何よりだ。兎に角、この服と下着を着けてくれないか?そのままじゃ俺が精神的にもたない」
「うふふぅ襲ってくれても良かったんですよ?マスターは何時もそうされてましたから大丈夫ですよ?」
「冗談はよしてくれ、クララみたいな美少女が全裸で居るだけで本当にやってしまいそうで怖い」
「うふふっマスターは殆ど名前で本気で呼んでくれなかったのに、真也は私を名前で呼んで下さるのですね。そんな事されたら、本気で恋しちゃうじゃないですか」
「あのな~振り向かれると見えちゃいけない物が色々と見えるんだよ。俺の理性が崩壊しない内にこれを着ろ」
何とかクララを宥めて下着と服とニーハイソックスと靴も履いてもらったが・・
『めちゃめちゃヤバいぞ!!超超超超超超超超超超超超超超美少女アップしてますますヤバくなった感じがする』
俺が出したのは
隠されると余計に見たくなる?って感じ解るか男性諸君よ!!
絶対領域どうしても視線が行ってしまう俺!!
「うん、良く似合ってる」
「本当ですか~嬉しい」
クララは俺の言葉を受けてクルッっとその場で一回転してポーズを決める
『おい!!パンツチラッっと見えたぞ!!ヤバいぞヤバい!!超~ヤバすぎ~~』
俺の理性は崩壊寸前だ。
クララは思い出したようにまた前を向いて空間に表示させた操作盤を操作して情報の整理をしながら
「マスターの弟子達なに遣らかしてくれちゃってるの!!オーバドライブなんて変な事をした為に魔獣の進化が加速されて人間が住めない環境になってきてるじゃない」
「そうだなお前の言うマスターも出来の悪い弟子ばかりで可哀そうだったな」
「だから弟子を育てるのを諦めて、未来予知に賭けたのよ!!
1000年後この世界に真也が来れるように、次元の回廊を作りに1000年と201日前に此処を出かけたのよ。黒の森の空中に多分次元の回廊を作る為に魔力を使いすぎて、落ちた先にスライムが居てスライムにあえ無く食べられちゃったみたいね。
でもマスターが未来予知した通り真也が次元の回廊を辿って此処に来てくれたわ」
「何か悲しい結末になってしまったな」
俺がそう言った瞬間に
「マスター死んじゃったんですね。私何でもしますから、真也は私を今度こそ一人にしないでくださいね」
そういった瞬間クララは俺に抱き着いて俺の胸に顔を埋めた。
一瞬で跳ね上がる俺の心臓の鼓動
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
『ドクン』
・・・・
ヤバすぎる!!
『クララは人工細胞を使ったアンドロイド』
『クララは人工細胞を使ったアンドロイド』
『クララは人工細胞を使ったアンドロイド』
『クララは人工細胞を使ったアンドロイド』
『クララは人工細胞を使ったアンドロイド』
・・・・・
そう心に言い聞かせるが一向にドキドキが止まらない!!
『ヤバいぞ俺!!このままじゃ・・』
俺は抱き着いたクララを無理やり引き剥がし
「大量の記憶が流れて来たために、俺混乱しているみたいだ。少し外に出て来るよ」
そう言って無理やり宇宙船の外に走り出て来た俺
「はぁ~はぁ~はぁ~」
『うをぉ~~ヤバかったぜ!!もうちょっとでクララに襲いかかる所だった』
つづく・・・
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