第122話 122.俺の嘘から出まかせ新王都トリステイン構想が通っちまった~~!!

<真也>


『どうか新王都作成案がボツになりますように!!神様仏様地獄の魔王様』

と地獄の魔王様にも祈りたい気分で心の中でお願いしたのだ!!


多分大丈夫の・・ハズ!!


エリザベス王妃は俺の話を聞いた途端

「貴方、トリステインの西の平原は今魔獣の巣窟になっていて人が住めない場所になっていましたよね?」

「ああ~あそこはジャクソン家に再三ギルドに払うべき金額をジャクソン家に魔獣討伐の代金として出しているんだから、魔獣退治をしろと何度も言ったのに拉致があかず、結局ジャクソン家に放置されたまま魔獣が増えすぎて、魔獣の巣窟になりはててしまった。


真也が魔獣の巣窟となった西の大地の魔獣を討伐して住める土地にしてくれるというのか?

そうかそうか、今回の褒美も有るし娘ともどもお前にやるから新王都でも何でも作って見せろ」

「そうですわね~どんな都が出来るのか楽しみですわ~貴方~」


おい!!

何で新王都計画okしてんだよ!!

『俺の嘘八百だったのに!!何で本当になってるんだよ~!!』


今更あれは嘘でした・・なんて言えねぇ~~~!!

俺の落ち込みを気が付いたのか

麗香が

「真也が出まかせなんか言うからよどうするのよ?」

って小声で囁いてくるけど俺自身もどうして良いのか全く浮かばねえ

「う~ん何とか考えてみる」

と逃げた俺だった。


『ハンドガン』については


ハンドガン       1000丁

魔石入りマガジン    3000個

拳銃携帯用サスペンダー 1000


其々を明日朝一番でジェード宰相に手渡す事で話は纏まった。

保管の方はジェード宰相とフレディ騎士団長で厳重に保管をお願いした。

他国に漏れると良からぬ事を考える輩が必ず出て来るからだ。


最機密情報として訓練や携帯には人目に触れないように十分に注意するようお願いをしておいた。

まあ・・保険は掛けてある!!

それは秘密だ。


あ~それにしても気が重い・・・

それに引き換えて

ヘンリー国王とエリザベス王妃

ジェード宰相

ノード財務相

フレディ騎士団長

アディー副騎士団長

ジャンドル兵士長

ローガン副兵士長


早々たる重鎮の顔のすがすがしい事!!

『あ~言わなきゃ良かったぜ』


どうづっかな~新王都


広さ直径40キロの新王都ってどうすんだよ~~!!


兎に角お暇して、用意してもらった部屋に・・?

おい!!

何で麗香、アリシャ、リリス、トリア、ナスティア、クリス全員何で同じ部屋なんだ?

それに此処の風呂って小さいぞ?


ベットは天蓋が付いてキングサイズで・・・

十分に7人が眠れるくらいは有るんだが・・

『此れって皆で一緒に寝ろって事なのか?』


超~危険じゃね?


そうこうしている内に・・・

『コン』


『コン』


ってドアをノックする音が・・

アリシャが早速

「どうぞ~」


って声を掛けると、ドアが開いた外には・・


『枕を持ってスケスケネグリジェを纏ったエリザベス王妃とグレースちゃんが居た?』


おい!!

何なんだ~これは~?


「ふふふっ一緒に寝ましょうね~」

「一緒~一緒~」

そういった瞬間エリザベス王妃とグレースちゃんが満面の笑顔で俺に向かって飛び込んできた!!


「やめて~~」

俺の情けない声が響くのであった・・

『俺の貞操はいかに?』


つづく・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る