第119話 119.魔導書を使わない国防ー魔道具を作ろう
<真也>
現在時刻 2020年8月1日土曜日17時20分
もう夕日が赤く空を染めてきている。
今王城の中庭を解放し
『お疲れ様食事会』
を絶賛開催中
そして調理器は何と現代科学満喫のデーゼル発電機、炊飯器、電磁調理器
投光器全部コピーで増やしまくって同時調理
もうコピーしまくりで燃料もコピーコピーで使い放題
もうみんなビックリ
お口ぽっか~~んと開けたまま!!
メニューは超簡単
カレーライス
野菜をぶつ切り鍋にぶち込んでカレールーをドバドバと投入
炊飯は炊飯器で並列で複数同時炊飯超簡単
やっぱり現代機器は超~便利
後は例の
ゴブリン唐揚げ
『ゴブカラ』
油は例の唐揚げを揚げた時の物をそのまま空間庫に入れていたから魔法と加熱で超高速調理
出来た順番からどんどんと唐揚げがテーブルの上に積みあがって行く。
「うめぇ~~」
「うめぇ~よ」
「超~うめぇ~」
「カレ~~」
「超~~カレ~~」
超~お手軽簡単料理
唐揚げ用楊枝は黒の森の100メートルを超す森の木の枝でまたまた簡単作成
もう魔法と現代科学使い放題だな
ゴブリンの肉なんてこの唐揚げくらいしか使い物にならないもんな!!
めちゃめちゃ唐揚げも作ったし!!
カレーライスのおかわりも問題なし!!
メイドさんと侍女さん優秀じゃん
って俺何でメイドさんと侍女さんに囲まれてんだ????
麗香、アリシャ、リリス、トリア、ナスティア、クリスがめちゃめちゃ睨んででるよ~
め「メイドさんに侍女さん皆も自由に食べて食べて~あ~フルーツも有るからどんどん食べていいよ~」
と黒の森のフルーツも放出
メイドさんも侍女さんも競って食べだしちゃったよ?
『自分達は食べたらダメだって思ってたのかな?』
うをぉ~めちゃめちゃフルーツ見る間に減ってんじゃん!!
『すっげ~食欲!!あの細い体の何処に入ってんだ?』
世界の七不思議だな
俺はもう一つ仕事だな!!
魔導士が居なくなった代わりの対策!!
魔導士の代わりに魔道具で対応!!
魔法は?
超簡単 『光の矢』の魔法を付与で良いか!!
魔法陣でも良いんだけど、原初の魔導士が弟子に与えた魔法陣は練習用で威力が10分の一になるように設計されてるから、もしも俺の魔法陣を解析されたらヤバいからパス!!
付与魔法にしよう!!
魔道具に使用するのは・・・
おもちゃ屋さんで買った
『モデルガン』
モデルは・・M191○通称『ハンド・キャ○ン』
変更箇所は・・
拳銃の引き金を引いた時、魔法で光の矢を発射する!!
魔力は・・オークの魔石がめちゃ余ってるからあれをマガジンにセット出来る位にスライス、クズ魔石でも使用できるように改造?で良いよな?
1個のマガジンでどれ位光の矢を連射出来るかは解らない・・実地で検証するしかない。
マガジンはマガジンとカット魔石はコピーで大量に作成できる
魔石セットのマガジンを大量コピーでも大丈夫かな。
イメージが固まった!!
『変形機能付与』
『魔道具作成機能修正』
『魔道具作成魔法付与』
『追加セキュリティー機能付与』
『魔道具機能統合!!』
うん出来た!!
こんなに簡単に出来ちゃって良いの?
出来たけど、誰に言えばいいのかな?
ヘンリー国王?
それとも
エリザベス王妃?
権力は・・・エリザベス王妃だな・・
うう~苦手なんだよな~エリザベス王妃
俺は戸惑いながらも・・食事中のエリザベス王妃の所に行くと
「あら真也、あなた料理も出来るのね。それもこんなに美味しい物を作れるなんてもう王家には無くてはならない人になっちゃったわね」
って言われて冷や汗がタラタラ・・・
言わなきゃな・・
「あのですね。魔導士がこの国から居なくなって国との争いになると魔導士の居ないわが国は相当に不利な立場に追い込まれます。
その為に、魔導書無しで魔法を発動出来る魔道具を作成しました。勿論言霊を唱える必要も有りません。
発動出来る魔法は光の矢だけすが発動速度の面で格段に優位に立てると思います」
「それは本当ですか?
それはもう使えるのですか?幾らぐらい用意出来ますか?」
もうエリザベス王妃グイグイと来ますね・・
ちょっと引いちゃうんだけど・・・
「明日までに1000は用意出来ると思いますが、魔力はオークの魔石を使っていますから魔石が切れたらマガジンという物を交換しなければいけません。
一つのマガジンで光の矢を何発撃てるかは実地でやってみないとわかりません」
「じゃ~兵士を集めますから、どな武器なのか見せて頂けますか」
うんうんやはり思った通りエリザベス王妃がこの国を仕切ってますね。
エリザベス王妃は即時に
「ジェード宰相、ジェード宰相は居りますか?」
「ジェードはここに居ります。エリザベス王妃様御用でしょうか?」
「ジェード良く聞きなさい。このリトリア王国は今日のジャクソン家の反乱の影響で魔導士が居なくなりました。
他国にも事実は遠からず伝わってしまうでしょう。
そうなると、魔導士の居ないわが国へ他国が必ず戦争を仕掛けて来るでしょう。
その為に、真也が魔導書が無くても光の矢の魔法を発動出来る魔道具を作成してくれました。これから兵士を集めてその魔道具が使えるかどうか検証しなさい。
仕えるようであれば光の矢が使用できる1000個の魔道具を真也が作成してくれるそうです。
直ぐに手配しなさい」
ジェード宰相はその話を聞いて
「それは真実ですか?魔導書無しで魔法を使える魔道具は有りますが、魔法陣を組み込んだ物で魔導書と変わらない物ですが、真也様の作られた魔道具は言霊無しで起動出来るとは凄い。早速兵士達を集めます」
そう言って颯爽と暗闇の中に消えて行った。
5分もすると10人の兵士達を連れてジェード宰相が戻ってきて
「選りすぐりの兵士達を集めてまいりました。どのようにすればよろしいでしょう?」
俺はジェード宰相の言葉に
「では直ぐに用意します」
そう言って投光器を何台か設置し明るくし
20メートル先に黒の森でアリシャ達がウォーターソードで切り刻んだ木の適当な大きさの物を10個的として設置してお手本を見せる。
拳銃の扱い方
マガジンの装着方法
マガジンの脱着方法
そして安全装置の外し方
そして撃ち方
音もなく光の矢が発射され
「ビシッ」
っと特恵10メートルの木の幹に長さ30㎝深さ20㎝程の穴が開く
その途端に全員が
「おお~凄い」
「凄い威力だ」
・・・・
皆ビックリしている。
現代世界の拳銃よりも威力は強い!!
『作った本人もビックリ!!』
皆に拳銃とマガジン、サスペンダーを渡し実射検証
「バズッ」
「バズッ」
「バズッ」
「バズッ」
・・・・
木の幹に当たる度に
「おおお~」
「おおお~」
「おおお~」
・・・・
っと歓声が上がる。
「これは使えますな。それに言霊の詠唱が全く要らないし威力が凄い魔導士の居る国になど負ける気がしませんな」
ジェード宰相はそう言って満足そうにうなずいている。
「これは戦争の形式が全く変わってしまうわね。ふふふっ」
エリザベス后妃様微笑みが怖いです。
この拳銃がリトリア王国では正式採用される事になった。
まさか、現代社会で売られているモデルガンが異世界兵器になっているなんて、現代人は考えもしなかっただろうな。
つづく・・・
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