第96話 96.ご褒美タイムー公開キス

<真也>


「いっちまったな」

俺は6人が大空高く飛翔する姿を見送りながら一人呟く俺

う・・

『下から6人のパンツ丸見え・・・』


うをぉ~

思わず反応しちまったじゃねえか~!!

『わざと俺の前で見せる為に飛翔したんじゃ?』


そうだとしたら


『絶対に確信犯だな』


そんな彼女らの悪戯に反応してしまう悲しい男のさが

『治まれ俺のピー!!』


はぁ~

俺は深いため息を吐いた後、6人が残した魔獣がミンチ肉になった後片付けをする。

ミンチ肉になった魔獣だけで5000体はくだらないな・・


俺の空間庫に入ってる5000体以上の魔獣のミンチ肉

考えたくね~~


『やっぱりこんなにぐちゃぐちゃになった肉って、使い道はハンバーグしかないよな』


肉だけ抽出の魔法・・考えないとな・・・


そんな事を考えて居たら

王都の方の空中から、数千の光のシャワーが地上に向かって断続的に放たれ始めた。


『うわぁ~めちゃめちゃ派手に遣らかしてんな。言い訳・・ど~すっかな~あれだけやるともう女神様のせいにするしか無いな!!』


俺はミンチ肉になって散らばってる魔獣の肉を空間庫に収納し終えて王都の上空をみると光のシャワーは消えていた。


『魔獣の殲滅終了か』


お前達、仕事はえぇ~よ!!早すぎるぜ!!

あいつらの所に行ったら

ぜ~~ったいに


『ごほ~~~び~』


って抱き着いてくるんだろうな~

それを思って


また


『はぁ~』


とふか~~いため息を付くのだった。


・・・


ゆっくりと王都に向かって低空で飛行してゆくと・・

眉間を打ち抜かれ倒れている魔獣の死体が積み重なるように倒れ草原?いや小麦畑・・だった所になっちまってる・・


『農家のみなさ~~ん、ごめんなさ~い』


心の中だけど謝っておいた。

俺はそんな積み重なるように眉間を打ち抜かれて倒れている魔獣が絨毯のように敷き詰められた死体を空間庫に格納しながら王都に向かって飛行していると魔獣の死体が無くなった王都から5キロ位の所で地上に降りて沢山の人に囲まれた6人を見つけた。


俺は彼女らの真ん中に着地して


「お疲れ~」


つて労を労うと

「ご褒美~」

「ご褒美~」

「ご褒美~」

「ご褒美~」

「ご褒美~」

「ご褒美~」


って一気に俺に抱き着いて


「ぶっちゅ~~~~~~~~~~~」


っと公開ご褒美タイムが始まる。


『い・・・息が・・できねえぇ~~』


それに!!

集まった群衆の中で公開キス・・なんてえええ~恥ずかしすぎる~~~!!


つづく・・・

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