第85話 85.岩山のワイバーン戦

<真也>


飛び立った場所から南東に約50キロ飛行した頃標高500メートル程の岩山が見えて来た。

200メートルの高さを飛行していた俺達は迂回するか、そのまま岩山を真っすぐに超えるかの2択


「岩山を迂回した方が良いんじゃないのか?」

アリシャに聞くと

「飛行訓練も兼ねて岩山を超えて行きましょう。これから上昇します」

つて仕切って来るアリシャ

俺の言葉も聞かない内にアリシャ達は急上昇を開始して、グングンと上空に上昇し岩山の頂上800メートル位まで上昇した瞬間

岩山の頂上から無数の龍みたいなのが急上昇してくるのが見えた

体長は尻尾込みで40メートルって所か・・

羽を広げて飛んでると結構大きく見えるな


「龍みたいなのが上昇してくるぞ!!奴らの縄張りに入ったみたいだ」

「あれはワイバーンよ!!麟が無くて表面がつるつるでしょ?飛行魔法の練習に丁度いいわ全部狩るから真也も手伝って」

アリシャから指示?


「あ~30匹は居るみたいだ!!これだけ囲まれたら逃がしてはくれないだろう。全員好きな武器で戦闘開始白!!」

俺は皆に指示を出し一気にワイバーンと戦闘突入


俺も飛行魔法の練習がてら狩ってやるぜ!!

飛行魔法を発動したまま結界発動

俺は一気に距離を詰め俺を食おうとしてきたワイバーンの口に結界を変形した鋭利な槍で刺し抜く

そのまま通りすぎざまに左右から突っ込んでくるワイバーンを結界で頭を貫いてゆく


『この結界って便利すぎじゃね?』


アリシャは得意?の火矢でワイバーンの頭を狙って火矢を1本撃った

アリシャの火矢はワイバーンの頭を貫いて一気に地上に落ちてゆくワイバーン

上昇、急降下を繰り返し縦横無尽に空を舞うアリシャ

『すっげーまるで天使が飛んでいるみたいだな』


翼でも付けたら良かったっけ?


リリスとクリスは光の矢

ワイバーンの頭を狙って連射

光の矢10本位を打ち込んでやっと仕留めている感じか・・

火矢よりは威力が弱そうだな


トリア、ナスティア、クリスも3人で1匹を火矢で確実に仕留めている

麗香は・・

火球を使ってワイバーンの頭を吹き飛ばしてるな・・・

『オーバーキルだぞ!!麗香!!』

麗香はワイバーンでたまった鬱憤を晴らしてるっぽい!!

まあ自分でオーバーキルって解ってるみたいだ

『頭が吹き飛んだだけだから売り物にはなる?と思うんだか・・・』



なんかさ~


『ワイバーンを狩って楽しんでんだけど・・普通可笑しくね?』


もうあの赤龍におしっこちびってた頃が懐かしいぜ

あのおしょん垂れ流しで泣いてた奴らがね~成長したもんだ。


見てて大丈夫そうなので俺は、皆が仕留めて地上に落ちたワイバーンを空間庫に次々に収納していった。


『うんうん~下から見るとパ・ン・ツ○見え!!良い眺めだ~』


堪能~堪能~~


って思ったら!!

ワイバーンが目の前に!!


「うをぉ油断しちまった~!!」

思わず久しぶりの


『砂利砲』


「ボンッ」


一瞬で吹き飛ぶワイバーンの頭

うわ~ヤッチマッタ

麗香に言えないな


『グロイものは見ないうちに空間庫の突入だぜ!!』


その後も上から落下してくる皆が狩ったワイバーンの死体を空間庫に収納

その数33体

よくもまあ~この岩山にこれだけの数が居たもんだ!!


駆逐が全部終わったみたいで麗香、アリシャ、リリス、トリア、ナスティア、クリス達が一気に上空から俺に向かって突っ込んでくる!!

「真也私の華麗な戦闘見てた~~?」

「私の先頭見てましたか~飛行魔法最高です」

「自由に飛べるって最高です~ちゃんとみててくれましたか~」

「飛行魔法最高です!!凄いです!ちゃんと見ててくれましたか?」

「私のワイバーン戦ちゃんと見てくれましたか~~」

「もう鳥になった気分です~真也ちゃんと私のだけ見てた?」


って皆が一斉に聞いてくるんだが・・・


俺はちゃんと


「うんうん皆の戦闘凄かったよちゃんと(みんなのパンツ目を凝らして)見てたよ」


って伝えてやると

「えへへぇ~流石真也~ご褒美ちょうだ~~い」

って皆が・・・

俺の口びるを狙って啄んでくるんだが・・

俺は親鳥じゃね~!!


こんなに美女に囲まれて抱き締められていると、めちゃめちゃしたくなってしまう・・

でも6人もいるから手を出せない!!

『多分麗香だけとかアリシャだけ・・だったら押し倒して速攻腰を振っている・・』

6人居る事で、そんな状況を回避出来ている・・って思えば俺って幸福なのかも!!


俺は皆に一人ずつ・・

「ちゅ~~~~~~」

っとなが~~いキスをされて満足した女性達に連れられて岩山を超えるのだった。

『理性が~~~理性がもたねぇ~~』


つづく・・・

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