第83話 83.魔法コピーは粘膜同士の接触で?
<アリシャ>
シルバーウルフの眉間に火矢1本づつ同時に発射してシルバーウルフを倒した私に真也は
「まだ威力が高すぎる。もっと威力を絞って頭を貫通するだけにしろ!こんなんじゃ売り物にならないぞ」
なんて難しい事を言ってくる。
『確かに毛皮としては厳しいかも・・・』
正直魔力の制御って苦手
魔導書の魔法陣を使って魔法を発動していた頃は威力最大でもこんな事は無かった。
真也に本当の魔法を教えてもらってから、魔導書が使い物にならない物って言うのがよ~く解った。
それから暫くの間、街道をレノウンの街の方向に皆で歩いていると!!
魔獣が次から次に寄って来る。
魔獣が出る度に、火矢の出力を絞って発射するんだけど・・・
『シルバーウルフ』の頭が吹き飛んでしまう私達
リリスは
「黒の森の魔獣には全然効かなかったのに何で此処の魔獣はよわっちいのよ」
なんて文句たらたら!!
真也が
「こんな風にやるんだ」
ってシルバーウルフを狩ってくれるんだけど
真也が狩るとシルバーウルフの眉間に小さな穴が開くだけで死体が綺麗
『改めて私達の攻撃が大雑把って思い知らされる』
歩いていて思うんだけど、魔獣の数が多すぎる。
徒歩で歩いていたら絶対に襲われちゃう事確実!!
魔獣の少なかった昔は街道を歩いて旅をしていたって聞いたけれど、今は商隊と一緒に馬車を出して大人数で移動するのが通例となっている。
何体のシルバーウルフを倒したんだろう?
もう皆で50体以上のシルバーウルフを倒して来たと思う。
真也の言うように何とか眉間に穴を開けただけでシルバーウルフを倒す事が出来るようになった。
真也も
「皆凄く良くなったぞ。やっぱり数を熟せば良くなるな」
って褒めてくれる。
麗香が直ぐに
「良くなったんなら、ご褒美頂戴~」
って真也の唇に
『ちゅ~~~~~』
ってなが~~~いキス!!
ドサクサに紛れて盛りのついた雌犬か~~!!
私達もって真也に駆け寄ったんだけど・・
「ちょっと待って」
って止められた!!
「何で私達だけダメなの」
って聞いたら
「飛行魔法をこれから作るから・・その時に・・」
って顔を真っ赤に染めた真也が言葉を濁したの
『飛行魔法とキスと関係が有るの?』
って私達が真也の周りで待っていると・・
真也は目を瞑ったまま・・・上を向いて何かを考えて居るよう?
そして目を開けた真也は
「皆の飛行魔法を作ったから、皆に飛行魔法をコピーするよ。先に謝っておくけど、飛行魔法をコピーするいは粘膜同士の接触がひつようなんだ・・・つ・・
つまり・・
つまり・・です・・
あの・・
あの・・
き・・キスしなきゃいけないんだ」
って真也が物凄く緊張して伝えて来たの。
それを聞いたクリスは
「粘膜同士の接触だったらえっちが良いです~~えっちしてくださ~~い」
っていっちゃったのよね。
だから皆
「えっち」
「えっち」
「えっち」
「えっち」
「えっち」
・・・
の大合唱になっちゃって!!
真也が
「却下~~俺の精神がもたねぇ~えっちはもうすこしだけ待ってくれ~~」
って頬をリンゴのように真っ赤に染めて懇願してくるの。
『か・・可愛い・・』
皆その可愛さに負けて
「「「「「「じゃ~キスで」」」」」」
って妥協しちゃった
『もしかしたら、妥協しなかったら・・・えっち出来てたかも!!』
うう~もう少し粘るべきだった?
って皆で後で後悔
皆で順番に
なが~~~~~~~い
「ちゅ~~~~~~~~~~~~~」
をして真也から粘膜経由で無事に飛行魔法をコピーしてもらった。
『ちゅ~~』
してもらった途端に飛行魔法の情報が流れ込んでくる
『ちゅ~~』してもらって魔法を覚えれるなんて何て素敵なの!!
皆とキスする時・・
真也もう顔が真っ赤でフラフラしちゃってるの
それに・・
『ぴくぴくっ』
って真也の・・・が反応してるの
『うんうん~えっちだったら真也が壊れちゃってたかも!!』
って本気で思った私達
真也男達に魔法をコピーなんてするのかな?
コピーする時・・・どうするんだろう?
私達と同じように?しちゃう?
あ・・でも真也、私達じゃないとコピー出来ないって言ってたっけ!!
メロンスライムが・・何とかって言ってたな・・・
つづく・・・
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