第78話 78.6人の美女の魔獣狩りー女ってどうしてこうも宝石に必死になるんだ?
<真也>
麗香、リリス、トリアの3人組
アリシャ、ナスティア、クリスの3人組
交互に10メートル級の次々に現れる魔獣を何とか撃破してゆき、連携も採れてきた。
アリシャが
「ナスティア、クリス、次に魔獣が出てきたら私火矢を使ってみるからお願い」
って今度の魔獣は魔法の火矢をアリシャは使うみたいだ。
アリシャは探求心旺盛だからな。
次の攻撃はどんな風な結果になるのか楽しみだ。
暫く歩いていると、次の魔獣のテリトリーに入ったみたいでちょっと見ライオンの頭に蛇の体でどぐろを巻いている?
頭の高さは20メートルを超えていた。
ナスティア、クリスが見つけた瞬間水鉄砲を同時に発射
アリシャも何と火矢30本を同時にライオンの頭をした部分に
「ドドドドドドドドドー」
っと連射
一瞬で炎に包まれるライオン頭
しかし現れたのは少し焦げた皮膚のライオン頭の姿だった。
『ヤバいか!!』
そう思い俺が仕留めようと動こうとした時
左手に水鉄砲を持ったアリシャが
『水鉄砲をレーザーソードのように小さく首のあたりに一振り』
20メートル上空からライオン頭だけが
『ドスン』
っと地面に落ちる
残った直径3メートル程の蛇の胴体は頭を無くしてへなへなと糸の切れた紐のように地上に落ちる。
アリシャは
「此処の10メートルを超す魔獣には魔法は効かないわね。威力弱すぎ~皆、此処の魔獣はこの武器だけで戦った方が良さそうよ」
と感想。
ライオン頭の蛇の体は気色悪いけど、何かの素材に使えるかもしれないから空間庫に速攻格納、今まで皆が仕留めた魔獣ももちろん倒した時点で空間庫に格納だ。
既に2組に分かれて魔獣狩りをしている彼女達は、この数時間で体長10メートルを超える魔獣達を各50体以上狩っている為に、結構余裕で魔獣を狩れているよう。
身体の格も上がったのか、6人の動作も機敏になっているように見える。
もうリトリア王国に出発しても良いかもしれない
・・・
その後も、森の中を進みながら順調に彼女達は魔獣を狩り進んで、異世界版水鉄砲を駆使しレーザーソードのように使って一人でも魔獣の首を一瞬で落とせるようになった。
『上達するの早くね?』
って思うのは俺だけなのか?
・・・
森の中を歩いていると、急に木々が開け森の中に直径100メートル位の空間が出現
麗香、アリシャ、リリス、トリア、ナスティア、クリスは目の前の直径100メートル位の真ん中に居た体長10メートル以上は有る赤龍が空中で静止している姿を見て
『固まった!!』
既に赤龍は大きな口を開けて、膨大な火炎を吐こうとしていたのだ。
俺は速攻
「皆!!結界を張れ!!」
と指示したが、全員固まったまま動けない!!
瞬間膨大な爆炎が俺達を襲った!!
「きゃ~~~」
「きゃ~~~」
「きゃ~~~」
「きゃ~~~」
「きゃ~~~」
「きゃ~~~」
っと盛大な悲鳴を上げ麗香、アリシャ、リリス、トリア、ナスティア、クリスは腰を抜かして座り込む。
俺は間一髪赤龍が膨大な火炎を吐いた瞬間、俺と麗香、アリシャ、リリス、トリア、ナスティア、クリスを包む結界を発現
俺の黒龍の結界をコピー解析し爆改良した結界は6人の簡易版じゃなく自由に結界を構築できる。
『黒龍からパクった結界は防御は完璧』
タダ!!
残念ながら、結界の中からは攻撃が出来ない11
それは変わらない
透明な結界の外は赤龍の膨大な火炎で包まれ真っ赤に染まっている。
それを見た6人の美少女達は
「ジョジョジョジョーー」
「ジョジョジョジョーー」
「ジョジョジョジョーー」
「ジョジョジョジョーー」
「ジョジョジョジョーー」
「ジョジョジョジョーー」
っと盛大なおしょん
地面に聖水の水溜まりを作ってゆく
そんな彼女達は
「「「「「「真也、見ないで~~」」」」」」
と仲良くハモっている
まぁ~怖いよな
『真っ赤になっておしょんを見ないでと懇願する美少女達はめちゃ可愛い』
脳内に映像永久保管だぜ!!
俺は空中で静止している赤龍に再度向き直り
結界の一部を変形させ
『ズボッ』
っと赤龍の火炎を吐いている口に突き刺した。
『結界の中から攻撃は出来ないが、変形なら出来る!!』
槍のように鋭利に尖らせ変形させた結界の一部で赤龍の頭を口の中から貫いた
『中から攻撃できないなら、変形すれば良いじゃない!!』
発想の転換だぜ!!
鋭利な結界に貫かれた赤龍は
『ドスン』
っと地上に落下大きな死体を晒した。
俺は結界を解いて、赤龍の傍に行くと直径15メートル位の巣の中に小盛りとお宝が山になっていた。高さ10メートルの赤龍だ、そんなに多くのお宝の山ではないがまあ1人が一生働かないで良い位はあるんじゃないか?
俺は赤龍の死体を空間庫に格納した後
地べたに腰を抜かして座り込んでいるおしょんで濡れている6人の残念な美少女達に向かって
「お~い何時まで其処で座り込んでいるんだ!!
赤龍の貯め込んだお宝が巣の中に山のように有るぞ~
お前達要らないのか~~~?」
って叫ぶと!!
「ええええええええええええええええええええええ~龍のお宝有るの~~」
「直ぐに行く~」
「待って待って~!!」
「私も欲しい~~~」
「私のお宝~~」
「私にもお宝残しておいて~」
腰を抜かしていたはずの6人だったハズなのに!!
何で立てるんだ?
それももうおしょん漏らしたの全員忘れてんじゃね?
速攻で走ってきて龍の巣の中に有るお宝の山の中から宝石を物色しだした。
『女ってどうしてこうも宝石に必死になるんだ?思考はまるで龍と同じじゃね?』
言ったら怒られそうだから・・言わないけど・・・
1時間もあれでもない、此れでもないと延々宝石を物色していた6人の身少女達
俺はたまらず
「おまえら、いつまでお宝をみて悩んでいるんだ?好きなのを幾らでもえらべば良いだろ?」
って言ってやったよ!!
「だって~どれも凄く綺麗で選べれない~」
以外にお姉さんのクリスが手に一杯の宝石を抱えて
「これ以上持てない~~」
って泣いてんだよ本気で・・・
そんなクリスの姿って
『マジで見ると・・か・・可愛い・・』
おれは思わずクリスの頭を撫でてやって宝の山の中から良さげなネックレスを一個取り上げてかけてやった俺。
『クリスおい!!俺の胸に顔を埋めるな!!』
こ・・これって完全に落としちゃった?
そして宝の山を漁っている美少女達に
「みんな一個だけ選べ!!俺の嫁になるんだから全部お前たちの物だ!!後は俺の空間庫いれといてやるから好きな時に出してやる」
って言うと、やっと皆一つだけ宝石を持って巣の外に!!
俺は一気に空間庫に格納
そしたら皆が俺の所に来て全員でショーツを脱いで俺に差し出してきたんだ
「おいこれは何の真似だ?」
って俺はビックリして聞いたさ!!
「真也のお宝、皆からのプレゼント」
って皆が一斉に!!
『何で御しょんまみれの美少女の脱ぎたてパンツがお宝なんだ~!!』
俺は心の中でそう叫んでいた。
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます