第56話 56.異世界人初遭遇
<真也>
早速新魔法を試したいんだが・・・
こんな時に限って魔獣がでてこねえ~!!
待っててもしょうがないから歩くか!!
そう思い俺が歩きだすと
『カサ』
『カサ』
『カサ』
『カサ』
『カサ』
『カサ』
『カサ』
『カサ』
っと複の音が聞こえて来た瞬間
「ガウーーー」
「ガウーーー」
「ガウーーー」
「ガウーーー」
「ガウーーー」
「ガウーーー」
「ガウーーー」
・・・・
っと草むらから一斉にシルバーウルフの群れが俺に飛び掛かってきた
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
「シュッ」
・・・
マシンガンの如く繰り出す『ウォーターランス』
眉間を打ち抜かれ地面に落ちてゆくシルバーウルフ達
やはり急ごしらえの武器
眉間に当たらず体を打ち抜いただけのシルバーウルフが数体俺に飛び掛かる!!
それを両手に持った剣で真半分に切断
25匹か~
小さいな~
あの森の魔獣が普通のサイズなのか、こっちの草原の魔獣の方が普通のサイズなのか解らないな・・
それにしても・・
『あのミンチ肉になったシルバーウルフの肉は無理だろうけれど、真半分にしたシルバーウルフは買取してもらえるのかな?・・』
兎に角収納しておこう!!このままじゃ魔獣を呼び寄せる
『収納!!』
ここの草原クラスの魔獣ならば
『ウォーターランス』
で十分倒せるな!!
後は数を熟して当てる精度を上げてゆくしかないだろう!!
戦闘の状況を自分なりに分析して納得する俺
「さてどんな異世界人に会えるのかな?」
俺は異世界人との遭遇を期待して、再度街へ続くだろう轍の残った道を歩き出す。
左右の景色を堪能しながら
「これが異世界か~」
などと異世界の風景に感激する俺
30分ぐらい道なりに歩いていると後ろから
「ゴトゴト」
「ゴトゴト」
「ゴトゴト」
「ゴトゴト」
「ゴトゴト」
「ゴトゴト」
「ゴトゴト」
「ゴトゴト」
っと馬車が近づいてくる音が聞こえてきだした
後ろを振り返ると・・
騎士を乗せた20頭程の馬を前後に付けて警備を固めた4頭だての豪華な馬車が近づいてきていた。
俺は慌てて草むらに飛びのくと、そのままその馬車の一団は俺の前を通り過ぎてゆく。
『おお~初の異世界人遭遇!!スゲ~~~~!!スゲーーーよ異世界!!』
と感無量の俺
その馬車の一団が通りすぎるのを見送って、俺は再度街道へと戻った俺だが・・
通り過ぎた馬車の一団が俺から100メートル程離れた頃、馬車の一団の周りが魔法陣で囲まれた瞬間ひと際眩しく魔法陣が輝いた。
その輝きが戻った後には・・
豚の頭をした体長3メートル程の剣と盾を持った浅黒い色の魔物が1000体以上馬車を取り囲んでいた。
つづく・・・
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