第48話 48.異世界探検ー森を抜けよう
<真也>
俺は麗香を東○大学病院の麗香用の個室にテレポートで連れて行った後
『ジュエリージュエリー』
のオーナー佐竹さんに呼ばれて、ジュエリージュエリー本店の金庫に佐竹さんの依頼で今回400本の金塊を収めた。
面倒なので現物を手にその場で400本コピーして金庫の床に積み上げてゆく
佐竹さんってスゲー!!
ここ2日で金塊400本を売り捌いている。
「佐竹さん凄いですね」
と声を掛けると
「凄いのは真也様の方ですよ。無限に作り出せるとおっしゃってましたが・・
此れは他言出来ませんな。
売上出来るのは、商品が有っての販売です。この不景気な時代、金はまだまだ売れますよ。安城寺さんに払った残りと昨日の売上金額合計で311億6000万円がこの通帳に入っています。キャッシュカード、預金通帳、そして印鑑をご準備致しましたので売上確定次第順次入金するように致します」
そういって預金通帳、キャッシュカード、印鑑を佐竹さんが俺に渡してくれる。
めちゃめちゃ凄い金額だよ!!
有難く受け取っておく
「それと此れはご相談なのですが、前回頂いた宝石を知人に見せた所どうしても譲って欲しいといって引いてくれない方が居られるのですが、何とかもう一つ分けて頂ける訳にはいかないでしょうか?」
と困り顔で聞いてくる佐竹さん
「どちらの方か聞いてもよろしいでしょうか?」
「某国の研究機関の研究者なのですが・・新素材発見者の称号がどうしても欲しいのでしょう」
「そうですか。まあいくらでもあのような宝石は有りますから一つくらい良いですよ」
と言って佐竹さんに渡した位の宝石を取り出して手渡しする。
「御いくらで譲って頂けるのでしょうか?」
「お金なら要らないですよ。金塊を販売して頂いている手数料とお考え下さい」
「それでは割に合わないのでは?」
「いえいえ異世界で無料で手に入れた品物ですから大丈夫ですよ」
「それなら有難く頂きます」
「そうして下さい」
そんなやり取りをした後、佐竹さんの事務所から即時に異世界の山頂に有った神殿にテレポート
そして外輪山の上から異世界全体の風景を見てみるが・・・
何処までも延々と続く森!!森!!森!!
100キロ四方全部100メートルを超す大木が生茂っている森が延々と続いているだけだ。
「これどっちに行けば良いんだ?何処まで行っても森だぞ!!」
それに、此処を離れたら完全に迷いそうだ!!
そうだ、車が通る位の幅の木を切ってゆけばこの広さでも目印になるな!!
一度この岩山の裾野に降りて、其処から木を切って行こう
このカルデラの外輪山に登る前に来た泉から森を切り開こう。
そうだ、カルデラの中の泉から空間庫に泉の水も格納しておこう。
使い道が有るかもしれないし。
カルデラの泉の澄んだ水を空間庫に程ほど収納。
其の後、裾野の泉にテレポート
金龍が住んでいたせいかこの周りには魔物が全くいない。
此処から真横に車が通る位の広さに木を切って、川を見つけた段階で川沿いに下流に沿って木を切って行けば人の住んでいる街に出るハズ!!
「木を切るってもな~直径10メートルは有るよなこの森の木々ってさ~、こんな大きさの木なんて見た事も無いぞ」
どうやって切るか・・が問題だな!!
剣じゃ・・無理だな・・
ラノベとかでウィンドカッターなんて有ったな!!
風の魔法で切る?
感覚的に大きな円盤状の丸鋸を風の魔法で作って回しながら飛ばす感じかな?
そんな魔法をイメージし右手を手を前に突き出して
「ウィンドカッター」
って唱える
取り合えず自分に解るように?
瞬間俺の目の前の木々が延々と倒れてゆく。
「おおおおおおおおおおおおおおおおお~~~なんじゃこりゃ~~~」
高さ100メートル直径10メートルの大きさの大木が向こう側に延々と倒れてゆく光景が一瞬で作り出された。
風魔法ってこんなに強力なのか?
もしかして、一番最初食われたスライムが持ってた能力を俺が奪ったのか?
それしか俺が回復とか、こんな風魔法とか使える理由が解らない
だとすると
『棚ボタ』
いや
『棚スライム?』
って言ったら良いのか?
倒した木材このままにしてたら邪魔だな
その倒れた木々を空間庫に一気に収納
直径30センチ程度の杉の丸太一本15000円程度って聞いた事あるけど、直径10メートル長さ100メートルの木だったら幾らくらいするんだろう?
帰ったら佐竹さんにでも聞いてみるか・・・
5キロ先くらいまでは一気に伐採出来たな!!
伐採した木材を収納した後には5キロ先くらいまで、100メートルを超す巨木の間に幅15メートル程の道が出来ていた。
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます