同棲?

第38話 38.引っ越し!!親から分捕ったマンションへレッツゴー!!

<真也>


東○大学病院の社員駐車場へ入り麗香は車をゆっくりと駐車スペースに停める

顔が熱い!!

麗香の顔を見るのが滅茶滅茶恥ずかしい・・


麗香も・・多分同じ・・


『何かもじもじして、何時もと違って余所余所しい感じ』


俺も麗香の顔を直視出来ねえ~~~

いっそ此処で殺してくれ~~~!!

そう叫んでしまいたいくらい恥ずかしい!!


俺は真っ白になった頭を駆使して

「れ・・麗香・・こ・・こ・・この下着・・来るとき着けて来るね・・

く・・車に乗ったら・・で・・電話して・・直ぐに飛んでくるから・・」


と言ったが早いか、自分の部屋にテレポート!!

自分の部屋に戻った瞬間!!


『ヤッチマッタ~~!!歩いて出るはずが、恥ずかしさで麗香の前でテレポートしちまった』


どうやって言い訳すりゃ良いんだ~!!

どう考えても言い訳・・出来ねえよな~


け・・結婚・・するんだったら・・良いよな?

結婚・・

結婚か~

麗香・・本気・・なのか?


後から・・


『どっきりでした~』


なんて言われないよな?

俺の何処が良いんだろうな?


俺はベッドに


『ドーーーーン』



っと一気にダイブして、麗香に貰ったショーツを両手で上に掲げて見上げながら・・

俺この下着を着けてゆくって麗香に言っちゃったよな・・

子のショーツ着けてゆくって事は・・


『また女装・・しかねえよな』


見せてって言われてズボン下げる訳にはいかないからな・・

でも

『何で麗香は俺に自分の履いてたショーツ脱いで渡してくれたんだ?』


『俺が余程のド変態』


って思われてる?

それはそれで悲しいぞ


まさか?

『私の居ない間寂しいだろうから、この匂いを嗅いで我慢して?』

とか思ってた?


イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ


それは無い!!

絶対にない!!


何か俺・・段々とヤバい奴になってるんじゃ・・

『兎に角、落ち着け俺!!』


・・・・


・・・・


・・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<麗香>

その頃、車では・・

「何!何!何!何!何!何!何!真也が消えちゃった!!テレポート?」

「何で私、下着を脱いで渡しちゃったのよ~~~!!」

「バカ!!」

「バカ!!」

「バカ!!」

「バカ!!」

「バカ!!」

「バカ!!」

「私のバカ~~~!!」


「私どうしちゃったんだろ。け・・結婚するから・・私の下着渡しても良いよね・・セーフよね?」

「若い男の人は女の子の履いてる下着喜ぶ・・って何処かで聞いたようだったから?」

「言ってたのは・・え~~っと・・・」

「あ裕子だ!!裕子が大学の時言ってたんだ!!」

「でも裕子アニオタ・・だったわよね?まさか・・アニメのネタだったとか?」

「あれは・・裕子の趣味だったら・・・嫌~~~私なんて事したんだ~~真也もしかして引いちゃった?」

「あ・・仕事・・仕事しなきゃ!!」


そうして仕事に戻った私は、一心不乱に仕事に取り組んであの事を一切思い出さないようにしていた・・つもり・・・


・・・


・・・


・・・


そしてやっと迎えた仕事終了!!

速攻

「お疲れさまでした~」

って声を掛けて一目散に駐車場の車の中に入り真也に電話

真也私のあげた下着着けてくるって言ってたけど・・

じゃ女の子の格好かな?

それとも男の格好?

そんな事を考えている間に呼び出し音が何回か鳴る


「プルルル」


「プルルル」


「プルルル」


「もしもし・・真也?」


って話した瞬間に助手席にしほの姿で電話を持った少女が現れた。

「真也~」

私はそう叫んで一気に少女の姿をした真也に抱き着いた。

『顔を見るのが恥ずかしいからしほの胸に顔を埋めてしほの体を抱き締めた』


『しほ抱き締めてると凄く落ち着く~~』

しほの成分を5分程そうやって補給

全開した所で体を起こし車を銀座の私のマンションに向けて発信


銀座に建つ20階建てのマンション・エンジェルガーデン最上階205号室

此処に男の人を入れるのは初めて・・

『そう考えると凄く緊張・・する』


部屋のカギを開けて、女性の姿のしほを招き入れる。

男の姿じゃないから・・初の男を招き入れたわけじゃない?

なんてくだらない事を一瞬考えてしまう私


「じゃ~全部一気に収納しちゃうね」

ってしほが言った瞬間目につく家具や品物は全部無くなっていた。

後は私が押し入れの扉を開けてしほが収納

数分で私の部屋の引っ越し荷物しほの収納庫に格納されてしまってた。

「引っ越し屋さんやったら儲けられるね」

って言うと

「魅力的だけどこの能力知られるわけにはいけないからパス」

って言われちゃった。

確かに!!

それに佐竹の叔父さんの所で金を買い取りして貰ってるから私達これ以上働かなくて良いんじゃ?

なんて思ってしまう。


私のマンションから5分位の所にリリスヒルズ は有った

よくもまあこんな近くにマンションを買ってたものね!!

外見だけで普通のマンションとは格式が違うのが一目で解る。

うわ~私のマンションの3倍以上の大きなビルじゃない!!

それも愛人との逢引用なんて最低~~!!


でも約束だから、お母さんには言えない・・

「こんなマンションを買っておいて、私に白鳥病院の長男と結婚しろなんてよくもまあ言えたものね」

って自然と愚痴が出ていたのだろう。

「まあまあ~麗香、抑えて抑えて、それが有ったから俺達結婚って話になった訳だし、このマンションも手に入れて一緒に住めるようになったんだから結果オーライだって思えば気も楽になるんじゃないかな」

と私の肩をポンポンと軽く叩きながら私を宥めてくれる

あ~これじゃどっちが上なのか解らないじゃない!!

そう思いながらも、内心は凄く気分がいい


それに、こんなにも大きな綺麗なビルの40階どんな部屋なのかが気になってワクワクしてきちゃった。

2重になった豪華なエントランスの一個目を潜ると操作端末が目に入る。

私は渡されていたカードキーを操作盤に翳すと自動で2つ目のドアが開いた。

中は待合ルームが横に有り豪華な椅子が設置されいているよう

何人かそのソファーに座り談笑しているみたいだけど、私達のように若い男女?いえ・・今は若い女性2人みたいな若い人は居ない


まあ~此処に家族で住んでいたら、若い人も居るかも?

しほはこの雰囲気に呑まれてしまってビビり気味?

今のしほって、リスみたいで可愛い~

そんなしほの手を引いて広いマンションのロビーを進み中央に有るエレベータールームへ


そしてリリスヒルズ の40階の最上階を押し暫くするとエレベーターのドアが開く

私は小リスのように大人しくなっているしほの手を引いてエレベーターの中へ


エレベーターのドアが閉まるとしほと2人だけの空間

やっとしほが

「このマンションって凄く豪華だよね」

って短く感想

しほこんな所に始めて来たんで緊張している?

「しほ緊張している?」

「凄く」

「やっぱり」

「こんな所に来たの初めてなんだから当然でしょ」

そんな話をしている間にエレベーターは停止しエレベーターのドアが開いた

私達が出たその最上階は・・・

40階の最上階には部屋が・・4つしかない!!


つづく・・

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