第24話 24.山頂から見た異世界の景色

神殿を出て辺りを見回してみると、頂上は丁度カルデラのように岩山に囲まれた四方が10キロ位の盆地のようになっていて盆地の中に神殿が立っている感じで、外からは山頂の盆地は見えない。


左側の斜面はさっき泉から上がってきた斜面のハズ!!

一気に駆け上がってきた為に、景色をみる余裕さえなかったからな。


それに!!

この盆地を取り囲んだ岩山を超えた途端に、金龍に超特大の火炎ブレスをぶっ放され、死ぬ寸前だったからな。


良く見ると、周囲10キロ位のカルデラの中は奥に神殿が建っており泉が所々に点在し泉の周りには、やはり色々な果物が生茂っているよう。

生茂っている果物は下の泉の場所よりも種類も多そうだ。


空間庫の果物が無くなったら取りに来よう

今はそれよりも、外輪を覆った岩山の上から此処がどんな所なのか確認だ!!

そう思いなおし、俺は岩肌が露出した山肌を登って岩山の頂きに立つと・・・


標高500メートル位の外輪山を伴った周囲50キロ位の岩山で、裾野には広大な森林が地平線の向こうまで延々と広がっていた。


この山の上から見える範囲に有る建物は、カルデラの中に有る神殿のみ

その他の建造物や、道路、そして街は一切存在しない。

あれだけの財宝を金龍が集めていた事を見るに、ある程度の文明を持った人類が居るだろうって事は解った。


太陽が少し傾いてきているな・・

時計は・・・15時?

今気が付いたけど、地球と同じように太陽の周りをこの惑星も回っていて、時間の流れも地球とほぼ一緒みたいだな!!


まずは帰ってお風呂に入ろう!!


めちゃめちゃしょんべんチビッタもんな・・・

『3回も、恐怖でしょんべんチビッちまったもんな』


うをぉ~~



めちゃめちゃ恥ずかしい!!

俺ってめちゃめちゃ情けない奴じゃん!!


『自己嫌悪になっちまいそうだぜ』


もしも麗香にしょんべんチビッタ事がバレたら・・

『しんやちゃんは情けないあかちゃんだったんでちゅね~お漏らししないようにお○んちん紐で括ってあげまちゅね~』


なんて言われて俺はお仕置きされるかも~

『考えただけで怖えぇぞ!!』


ううう・・何で、俺は、昨日から麗香の事を考えてるんだ?

今までは、気になる女なんて全然居なかったのに!!


麗香が、俺に意味深に


「・・・入れてみる」

なんて平気で言って、俺を誘うのに、次の瞬間何でもなかったように振舞って・・・

そんな麗香を気が付けば性の対象として求めてしまってる・・


『麗香って魔性の女?』


俺は弄ばれてる・・・だけ・・なんだろうか?

気になるんだ・・

そして・・・


『今すぐ抱き締めたい』


ううう・・

うわぁ~変な事考えてたら、あそこが・・ヤバい!!

『麗香に会う前に2回位抜いとかなきゃ正気を保てん』


そういや・・

麗香のブラジャーとショーツ・・・家に有ったな・・

あれ使って、抜けるだけ抜いておこう!!


『麗香よ・・俺が使うの見こして取って帰らせたのか?』

この異世界にきて魔獣と戦闘して狩ったせいなのか、俺って攻撃的になってしまったのか?

性欲魔人に・・・なりかけてるとか・・


兎に角、元の世界に転移して風呂に入ろう!!


つづく・・・

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