第19話 19.異世界へリベンジー少し・・チビッたかも・・
<真也>
ホームセンターから取り合えず家に帰って自分の部屋に戻ってきた俺。
ホームセンターからそのまま、異世界転移しても良かったんだけど、もしも誰かに見られたりとか、映像に取られたら取り返しがつかない。
だから安全を見越して安全に転移出来る自分の部屋にした訳だ。
そして
『異世界転移』
転移したのは、体調20メートルの巨大スライムを倒した場所だった。
今度はこの場所をイメージしたからな!!当然?
あの時みたいな紐なしバンジージャンプは御免こうむりたい!!
昨日転移した時はそんなに気にしていなかったから気づかなかったけれど、此処は結構平たい平原っぽい感じの所で地面から100メートル程もある大木の森が延々と続いている感じ。
100メートルもある大木の為か俺の居る地面の名所は昼でも薄暗い
もう少し細かく観察してみると、俺から向かって右手の方に少し坂になっていて右に向かって進むにしたがって高くなっているよう。
昨日は無意識に左方向に行って魔獣に遭遇した為に、今日は右方向に行ってみようと思う。
このまま進むと道に迷うからこの周囲10本程木を切り倒しておこう!!
手にこの前の要領で剣を生成
テニスの要領で右手に剣をもって一気に振り抜くと、直径2メートル程の大木が音を立てて倒れてゆく。
それを10回繰り返し、小さな空き地を作成し切り倒した木を空間収納庫に収納。
直径2メートルの大木ってスゲーー
地球じゃお目にかかれない程の大きさだな
此処に直径20メートルのスライムが居たせいか、この場所は魔獣の気配が無い。
あのスライムってすごく強かったんじゃないのだろうか?
魔獣の居ない内に遠距離対応の攻撃魔法もこの場所で作って30分くらい練習
結構いい感じに出来上がった・・・と思う。
剣もあるけれど、剣はあくまでも近接戦闘用
接近でしか倒せないと、どうしても危険が伴う。
出来れば、遠距離の安全圏から攻撃したい
1キロ位森の中を歩いただろうか・・・
「バキッ」
「メシメシッ」
「メシメシッ」
っと木々の枯れ枝を踏み締める音が聞こえてきた。
俺は歩みを止め、辺りを見回し注意
そして30秒くらいして木々の間から現れたのは、体調10メートルを超す熊ににた魔獣
頭から2本の真っすぐな角が2本出ている
大きく開けた口はサメのような牙がビッシリと生えている。
一瞬俺の体が固まる
恐怖している場合じゃ無い!!シッカリしろ俺~~!!
自分自身にゲキを飛ばす
「ガオーーーー」
睨みあった状態から一気に飛び掛かってきた。
待ってはくれないよな
『砂利砲!!』
大きく開けた熊似の体調10メートル以上はある魔獣の口を秒速1372メートルの速度で砂利石が貫いた
その瞬間
『ドスン』
っと体調10メートル以上ある魔獣の体が地面に倒れる
スライムを除いて初めて仕留めた魔獣
想定通りの動きをしてくれてよかった!!
『こんなに魔獣ってデカいのか?』
兎に角、異空間収納庫に収納!!
今俺が使った魔法?は
異空間収納庫に有る材料(今回は砂利1個)を風魔法と重力魔法で俺の目で照準した場所にマッハ4の速度で自動的に打ち出す簡単魔法
その名も砂利石を使ってるから安直に
『砂利石砲』
魔法動作としては
①魔獣を俺の目で照準
②材料を選ぶ(今回は砂利石)
③対象物に異空間収納庫からマッハ4で射出
④射出物に衝撃があった1秒後に異空間収納庫に射出物を再度収納
って感じ
お手軽武器
木を抜いている場合じゃ無い
次の魔獣が!!
体調5メートルの白豹!!
早い!!
間に合わない!!
手に持った長さ1メートルの剣を自分の前に出した途端に、白豹が大きな口を開けたまま剣に真正面から飛び込んでくる
「死ぬ!」
「死ぬ!」
「死ぬ!」
「死ぬ!」
「死ぬ!」
「死ぬ!~~」
そう叫んで思わず目を瞑る俺
その瞬間手に持った剣に重力が
「ぐぐっ」
っとかかり思わず剣を振り抜いた。
兎に角目を瞑っているから何が何だか解らない・・・
薄っすらと目を開くと俺の2メートル後ろに左右に真ん中から2つに切り裂かれた白豹の体があった・・・
それを見た俺は・・
両足の膝がガクガクガクッっと震えた途端に、その場に座り込んでしまっていた。
『うをぉ~~死ぬかと思った~~~こ・・腰が抜けて・・立てねえ~~少し・・チビッたかも・・』
つづく・・・
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