第17話 17.プチ異世界突入準備
家族を無事に送り出した俺は、少ない軍資金5万を手にまずはスーパの食品売り場に出向き、食パン、ハム、野菜、ソーセージ、総菜パン、サンドイッチ、等食べれる物を1万円購入
俺の異空間庫の中は時間が止まっているみたいだ。
そしてスポーツ飲料も買っとくか！！
500ミリのペットボトル20本位で良いだろう
またまた凄く買ったもんだ
こんなにも食品をまとめ買いしたのは人生で初めてだな
買った品物をカートに積んで一度人目のつかない駐車場に移動した瞬間に異空間庫に収納
そしてもう一度売り場に戻って色々と物色
中世では香辛料がめちゃめちゃ高価だったって書物に書いてあったな・・
ゴマとか中世では高価だったらしいから・・・
おう！！ゴマの詰め替え用袋詰めあるじゃん！！ 20袋程ゲットしとくか
あと・・
カレー粉も有ったら良いな！！これも20箱くらいいっとけ～～
カレー作るんなら、ジャガイモも欲しいな
ソース類も欲しいな・・
それに砂糖！！これも1キロの袋20袋買っちゃえ買っちゃえ
後、塩も欲しいなこれも1キロ入り袋20袋有れば良いか！！
うをぉ～～また1万飛んでいった～～
まあ・・あの純金が売れれば金は入ってくるんだけど・・・
それまでは苦しいな。
俺は働いていないんだからしょうがないんだけどよ。
俺の収入源って言えば悲しいかな、お正月のお年玉しかねえんだよな～
『誰か～金をくれ～』
そんな心の声を抑えながら、俺は必要と思われる物を買ってゆく。
これでスーパーの買い物は終了
後はホームセンターでちょっとした買い物して終わりだな
と自己完結して再度地下駐車場へゴー
で人目につかない所で再度買った物を異空間庫に格納
今度はホームセンターだぜ！！
そう心に言い聞かせてスーパーの外に出て、徒歩でホームセンターに向かって歩いてゆく。
『空間収納様々だな』
これって最高じゃん！！
俺の異空間庫どうなってるのかさっぱり解んないんだけどな
あのラノベみたいな便利機能なんて絶対に嘘！！
でも魔法とか作って管理？
う～～ん今の知識じゃ絶対に無理だな・・・
出来る範囲でやるしか無いな！！
ホームセンターまで歩いている道すがら、ビルの工事現場なのか敷地の周りを簡易の塀で囲み、その中央に鉄筋を組み合わせて地上50メートル近くの建造物が出来上がろうとしている。
デパート？それともマンション？
この高さだとマンションぽいな・・・
おお～砂利とかめいっぱい積んだダンプカーがひっきりなしに入ってるじゃん。
工事現場の中を見ると、ダンプカーから砂利が大量に現場の敷地に降ろされている。
あ・・あの砂利・・
少し貰っても良いよな？良いよね！
少しくらいあの砂利の山4分の一くらい貰ってもいいよね？
『ごそっ』
よっし！！
砂利石ゲットだぜ！！
その瞬間
工事現場の方から
「おい！！砂利山が崩れたぞ！！大丈夫か？」
「積みすぎたみたいだな。注意しとけよ」
と声が聞こえてくる
うをぉ～
俺が砂利山の砂利取ったから、バレたと思ったぜ
『砂利山が崩れたと思ってくれてラッキー！！』
あ・・あそこに、鉄筋の棒も積み上げてるな
あれも欲しいな
あれ1000本くらい積み上げてるから20本くらい貰っても、解らないよな？
一応・・
「20本、鉄筋貰いますね～」
と心の中でそっと囁いておく！！
一応言ったからな？
『泥棒さんでは無い・・・ハズ？』
『ゴソッ』
鉄筋ゲットだぜ！！
鉄筋っていうのはビルなんかの建材で鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固めてビルなんかを作る材料だ。標準の長さについては、３．５メートルから１２メートルまで、１３種類の長さのパターンが規定されているらしい。
高校の夏休みの時、ビルの工事現場でアルバイトしてた時に工事現場の監督におしえてもらった情報だ。
今俺がゲットしたのは３．５メートルの奴だ
後はフォームセンターで5寸釘を10キロ程ゲットして異世界へ再突入だぜ。
つづく・・・
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