第14話 14.僕とつ・・付き合って下さい
俺は父親と母親に両脇を抱えられるように病院の廊下をドナドナされている訳だが・・
まるで囚人になった気分になるんだが、気のせいなのか?
まさかあの少女のように、俺の両親まで3Pとか言い出すんじゃだいだろうな?
東○大学病院の外来駐車場から父親の運転で品川まで帰って何時もの携帯ショップで携帯の機種変更
もう18時前という事もあって携帯ショップは仕事帰りのサラリーマンや大学生、高校生達で凄く混雑している。
携帯ショップの中に入ると
「「「「いらっしゃいませ~」」」」
って店員さんが一斉に声をかけてくる
その瞬間店内のお客さんが・・
『皆一斉に注目』
この服で来るの嫌だったんだよな~~
完全に俺だけ浮いているって感じじゃん
これは俺の趣味じゃねえ!!
って叫びたい心境
受付の前に並んで女性の店員さんに
「機種変更をお願いします」
そう言って機種変更のお願いをする。
約1時間程度で全部の処理が終わったのはもう夕方の19時を少し回っていた。
俺もやっとタブレット族の仲間入りだぜ
う~今一タブレットの使い方馴れね~~
ガラゲーの時は片手で操作出来たのに、タブレットって大きくて片手じゃ使えねえ~~
店内で俺に携帯を向けて写真撮ってるのいるけど・・
おい!!
止めてくれ~~~
何とか俺はそんな人達を避けるように携帯ショップを出て車に乗り込んでやっと一息付けた感じ
『早く帰ってラフな服に着替えて~~~!!』
そんな感じでやっと家に帰ってきた俺達
『バタン』
親父が玄関のドアを開けてくれ、俺を先にいれてくれようと道を開けてくれる。
その瞬間
「ドドドドドドドドドーーー」
っと会談を激しく降りてくる足音がして
「何処に行ってたんだよ~腹減ったんだけど・・・・・」
って叫ん降りてくる兄貴が俺のフリフリロリータ姿を見た瞬間雄一の声が次第に小さくなって・・・
「すみません・・僕とつ・・付き合って下さい」
と大きく俺に頭を下げてきた。
俺は呆気にとられながらも
「何寝ぼけた事言ってるんだよバカ兄貴~そんなんだから彼女が出来ねえんだよ!!帰るなり弟の俺に告白するんじゃねえ!!」
って言って俺が返すと・・
兄貴は・・・?
階段を降りた所で立ったまま
『固まってしまった』
兄貴の雄一が再起動したのはその出来事から10分以上も立った後だった。
兄貴、まさか初恋だったって事はないよな?
兄貴・・女に飢えてたって事でもないよな・・
俺、今晩兄貴に襲われたりしねえよな?
つづく・・・
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