第8話 08.麗香はやっぱり遣らかしていた

麗香が病室を出て行った後、俺は病室で何もする事がないままに過ごしていたが、着ている物はこの病院の寝巻姿だけだから外に出る訳にはいかないしな~


下着も履いていないって事は下着も焼け焦げてしまったんだろうな・・

うをぉ~

おれってどんな姿で倒れてたんだ!!

想像すると超~恥ずかしいぞ~~


思わずその姿を想像し赤面してしまう。

もしかして、俺の全裸姿結構な人に見られちゃってる?

どうすんだよ~!!


同じ大学の敷地内だったから、人目に触れていない事を祈ろう・・ううう~

暇だから俺の能力を再度調べてみるか!!



理工学部の電磁波研究室の奴のミスで異世界転移やテレポート能力が発現

俺のケガが治ったのはスライムの欠片を食べた為に回復能力を取得?

それともあのスライム超~デカかったからあのスライム1000年くらい生きてたりして?

スライムが持ってた魔法創造とかのスキルを奪ったとかかも?


俺が理工学部の電磁波研究室のミスで取得したのはテレポート能力だけ

あの異世界転移の前のプラズマで焼かれた為にスライムをやつけたプラズマを出す能力はその時取得したかも・・・


空間収納は・・

同じ空間を制御するテレポート能力を取得した時同時に取得したのかな?


火魔法とか練習したいけど火魔法作って練習でこの病室吹き飛ばしても嫌だしな~

この病室で出来るとしたら・・


ここの病室に影響を出さなくて出来る魔法といえば・・何だろう?

コピー魔法?とかなら問題ない?かな


コピーするっていっても、コピー元が此処には無いしな~

此処に有るって言ったら


金の延べ棒、スライムの欠片、スライムの魔石の3種類だけ

じゃ~コピー魔法を作ろう!!

①コピー元を解析

②コピー元を複写

③複写した物を別の物としてこの世界に存在確定

この3段階でコピー魔法が作成できそう


まず30㎝位の金の延べ棒を取り出して

コピー魔法起動!!


金延べ棒100本作成

作成した物は異空間庫へ自動格納


まだまだ余裕だな

後100本

全然負担になってない

後100本

まだいける!!

後100本

まだまだ大丈夫

後100本

まだ全然大丈夫

これで550本ほど金の延べ棒が出来ちゃったから大概にしておこう。


スライムの魔石も10個くらいコピー魔法で作成しておくか!!

でパパっと高さ2メートル幅1メートルの虹色に輝くスライムの魔石10個が完成

合計11個

一個砕いて小さな欠片にして麗香用の魔力タンクでも作っておくか!!

空間庫の中でコピーして出来た高さ2メートル幅1メートルの虹色に輝くスライムの魔石1個を砕いた中から小さな欠片を取り出して純金からネックレスのチェーンを作成

そしてキラキラと虹色に輝くスライムの魔石をネックレスに取り付ける。


『めちゃめちゃ綺麗じゃん!!』


魔法って最高!!

俺が丁度ネックレスを作り終えた頃


「コンコン」


っと病室のドアをノックする音

「麗香だけど入って良い?」


っていう麗香の声


「どうぞ~」


って言うと同時に病室のドアが勢いよく開け放たれ、


「ドドドドドー」


っと俺に駆け寄ってくる麗香

そして寝ている俺に抱き着いた瞬間


「うわ~癒される~~~」


と大きなため息をつきながら俺の顔に自分の顔をスリスリしてくる麗香

めちゃ、めちゃ良い香り

女の人にこんなにも抱き締められたの初めてだからドキドキだぜ・・


『収まれ俺のピーーーー』


胸は柔らかいし、凄く良い香りするしこのまま押し倒して奪ってしまいたい!!

俺はそんな麗香に今出来立てのスライムの魔石の欠片で作ったネックレスを麗香の首にかけた。


「え・・これ何?凄く綺麗~~あ・・めちゃめちゃ体が楽になったよ?どうなってるの」

「麗香どうせめちゃめちゃ遣らかしてきたんだろ?入ってきた時めちゃめちゃ疲れてたぞ!!そのネックレスは魔力タンクだ余程の事をしない限り空になることは無いとおもう」


「ダッテ、ダッテ~~放っておけなかったんだもの~気が付いたら治して回ってたのよ」

「やっぱりな!!お前あんまり遣らかすと、その内女神様って呼ばれてしまうようになるぞ」


って俺が脅かすと

「もう・・遅いかも」

と涙目で抱き着いてくる麗香


俺は冗談気味に

「遣らかした物はしょうがない。もう諦めるんだな!!確実に東○大学病院の女神様確定だな」

というと

「どうにもならなくなったら真也と逃げるから大丈夫」

「おいどうしてそうなるんだ」


麗香の様子だと結構遣らかしたっぽいな・・・

もう女神様で良いんじゃね?


つづく・・・

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