第3話 03.これは魔法?

俺は・・・

『死んだのか?』

この100メートルを超える木々・・・

そしてこの30メートルを超える俺を飲み込んでたスライム?

絶対に俺の居た東○大学のキャンパスの中じゃねえよな・・・・


こんなスライムのバケモンみたいなのが本当にあの世界に居たら、大騒ぎだもんな

って事は・・・


俺は・・


『あの時死んで、異世界に転生してしまったのか?』

アニメやラノベの世界みたくまさか・・異世界なんてな・・


冗談は、よしこさんだぜ!!


って臭いダジャレ出てしまったじゃんか

で・・

今俺は、俺を飲み込んでいた直径30メートル以上有るスライムをやっつけた?って事で良いんだよな?

でも今さっきのスライムをやっつけた

「バチバチバチッ」

っていうプラズマ・・・

向こうの世界で俺を直撃したやつだよな?


まさか?

魔法?

でも!!

異世界って言ったら魔法定番だもんな!!

まさか?

武器に出来たりしてな・・


『剣とかな・・』


そう思って、右手を胸の前に持ってきてプラズマが剣になる事を想像!!


『剣』


『剣だ』


『プラズマが剣に』


『剣よ出ろ!!』


っと念じると



『ズンッ』



っと目の前に1メートル位の青白い剣が突然現れてビックリ


『すっげ~!!これって魔法!!魔法じゃね?』


まさか、本当に剣が出るとは思わなかったぞ


じっくりと出現した剣を見たけれど・・

どうみても・・

本物の剣・・・だよな・・・


じゃ~

この剣・・


消せるのか?


『剣よ消えろ』


と念じると


『ふっ』



っと手の中から剣が消失

何度か剣を出したり消したり・・



『これ、スゲー~~完全に魔法じゃん』


でも、どうするかな~

今いる所は太陽の届きにくい深い森の木々の中

このままじゃ食べ物さえ見つけれないぞ・・


このスライム・・

美味しそうな良い匂いしてるけど

食べれるのかな?


少し虹色に光ってるけど、結構透明だし毒じゃ無い感じだし・・

食べてみるか!!

落ちているスライムの欠片を一欠片取り上げて


『パクッ』


っと一口食べてみると

「これメロンジャン!!」

そうスライムの欠片はメロン味だった


「スゲー、そのまんまメロンだぜ!!」

これ持って帰れないかな?


何にも入れる者無いし・・・

この味!!

そのままに置いておくのはもったいねえ~~

そう思ってスライムの割れた欠片に触ると


一瞬で消えてしまった。


「ど・・何処に行ったんだ?時間が来たら消えるとか?時間制限有りなのか?」


って疑問が次から次に頭の中を駆け巡る

疑問に思って残った高さ2メートル程の透明な魔石を手で触るとその魔石も消えてしまった・・・


「また消えたぞ?な・・何なんだ?」


タダ・・

頭の中で何故か

『此処に有る!!』

そういう感覚が残っている!!


試しに

『出ろ』

っと念じると・・


目の前に、先ほど有ったスライムの透明な虹色に輝く魔石が出現

そして取って帰ろうとすると目の前から消えた。


俺は思わず


「え?何これ?」


と驚きの声を出してしまう。

どうも別の亜空間に保存されているっぽい?

『空間庫の存在をうっすらと自分の頭の中で認識出来ているっぽい』


どうも空間魔法を使える?ぽい?

今の状態ではまだまだ何が何だか解らない状態なのだ。


気が付くと、スライムの透明なメロン味の本体、そして虹色に輝いていたスライムの魔石が空間庫に保存され無くなった後には、長さ30センチ直径10センチ程の金色に輝く棒状の物が50本近く地面に落ちていた。


『まさか金塊?』


調べてもらわなければ解らないが・・・

金塊ならば凄い金額になるんじゃ?


この50本近くの金色の棒状の物も収納


此処に居てもしょうがない。

人の居る街を探してみるか!!


そう決心し、辺りを警戒しながら森の中を移動する


つづく・・・

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