第2話 02.此処は何処なんだ?
俺は理工学科のバカのミスで発生した無数の極大のプラズマに焼かれ、盛大に悲鳴を上げた瞬間気を失った?
時間にしてほんの数秒の出来事
しかし!!
俺の頭上に突然現れた黒い渦の中から発生した無数のプラズマは
『バリバリ』
と俺の腕を
俺の心臓を
俺の足を
そして俺の脳を
無情に焼き尽くしてゆく
ほんの数秒のハズなのに
1時間も・・・
2時間も・・・
3時間も・・・
そうそれは高速度撮影された映像をスローモーションでみるように辺りは物凄く遅く見える世界の中で
『バリッ』
・・・
『バリッ』
・・・
『バリバリッ』
スローモーションのように頭上の真黒な渦からプラズマが発生してきて、動けない俺の腕を・・
足を・・・
物凄い痛みを伴って焼いてゆく
プラズマに体が徐々に焼かれ、焼かれた体が粒子のように徐々に消えてゆく地獄のような苦痛に
『ギャーーーーーーーー』
っと悲鳴を上げながら徐々に体が燃えて無くなる苦痛と恐怖を味わいながら死んでゆき最後に
『プツッ』
っと意識がなくなった・・・
だが!!
次の瞬間
「バキン」
「ドスン」
「バキバキバキ」
「ドドドドドーン」
と木々の折れる音と共に俺の体に衝撃が有り、その痛みで意識が蘇る
『な・・何だ!!何だ!!滅茶滅茶痛い!!』
痛みを抑えて状況確認すべく即時に周囲を見回してみると!!
『絶賛木々の枝にぶつかりながら50メートル下に落下中』
死亡フラグ絶賛乱立中
思わず
「うわーーーーーー死ぬ~~~」
「死ぬ!!」
「死ぬ!!」
「死ぬ!!」
「死ぬ!!」
「死ぬ!!」
「死ぬ!!~~~」
っという情けない悲鳴を上げてそのまま落下
死んだと思った瞬間
「ボヨン~ボヨン~」
っと体に変な感触?
「へっ」
思わず俺はその感触に変な声を上げていたが・・・
そのまま
『スボッ』
っとその柔らかな物体の中に取り込まれてしまった。
「モゴモゴモゴ・・」
い・・
息ができねえ~~
それに服が解かされてる?
此れって?
うをぉ~~
スライムじゃねえか~
俺は直径20メートルくらいのスライムに飲み込まれていた
俺!!
俺!!
俺!!
俺!!
俺!!
俺!!
『スライムに食われてるじゃんかよ!!』
息できねえ~~
死ぬ!!
死ぬ!!
死ぬ!!
死ぬ!!
死ぬ!!
死ぬ!!
死ぬ!!
死ぬ!!
死ぬ!!
何か無いのか~
そう思った瞬間
俺の手から
「バチバチーー」
っとプラズマが発生した瞬間直径30メートルのスライムの体がスイカを割るように
『パカッ』
っと割れて、俺はその欠片の上に
「ポヨン~」
「ポヨン~」
っと落下。
助かったのか?
死ぬかと思ったぞ。
何でこんなデカいスライムが居るんだよ?
スライムってラノベじゃ卵大くらいの最弱モンスターじゃ無かったのかよ
こんな大きなスライムが居るなんて反則だろ
だけど、こんだけ大きいと殆どの魔獣なんて一飲みして消化出来ちまうんじゃ無いのか?ある意味無敵なんじゃ・・・
それに俺の横には、ダイヤモンド?水晶?そんな感じの高さ2メートル、幅1メートルの透明な虹色にキラキラ輝く石?まさか?ラノベで良く出てくる魔石?っていうやつ?な・・のか?
解らねえ~~
それに・・・この100メートルを超える大木の森・・・
これって・・
まさかの?
『異世界?』
って?
俺・・・
まさか
『死んじゃった?』
これはうわさに聞く異世界転生ってやつなのか?????
冗談じゃねえぞ~~~~!!
『俺を元の世界に返せ~~~!!』
100メートルを超す木々が生い茂る大森林の中に俺の叫び声が空しく響いた
つづく・・・・
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