応援コメント

第67話:老兵からの手紙」への応援コメント

  • バラバラの性質を持った人たちが、一瞬だけ揃って同じ方向を向き、目的を果たした。それが解けて、各々散り散りになっていく。そんな寂しさにも似た感覚に陥りました。

    一人だけ無関係だった友野さんとのやりとりで、まともな日常との繋がりを思い出せたような感じがします。
    やはり、青二くんの距離の取り方が絶妙ですね。形無さんが独りにならなくて良かったです。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    ずっと表立ってのたうち回る人。見えてもいない真実を細い針で射抜いた人。手あたり次第、可能性を叩き潰し続けた人。それらを裏から見守った人。
    本当に一瞬だけの共闘でしたね。

    友野さんは全く以て、善意の第三者です。仰るように、まともな日常に繋がるゲートみたいなものでしょうか。
    青二くんは自分で意識して、形無さんのいいようにしているわけではなかったりします。彼の保っていたい距離感が、たまたま形無さんと一致した。そういう存在を描いたつもりなのですが、どうだったでしょうか。

    物語は、もう大きくは動きません。次回、最終話。ちょっと一ひねりが加わって、このお話は終幕となります。