第7話 お母様:もう自称病弱は卒業ね。 お父様:自称病弱も今で終わりだな。 妹は両親からも村の皆からも自称病弱を非難される。 くっそざまぁwwwww

村人が広場に集まる。 

 「さっき帝国と戦う者の意思は確認したけれど、全員に確認しておきたい。帝国に下る者、逃げる者はそれで構わない」

 「くっ、くどぉぉ」

 「早く本題を話しなさいな」

 野次が飛んでくる。帝国に下る者はいないようだ。

 「じゃー本題行くぜ。ガンガンジャー村は飛行形態大空冒険ジャーとして今から冒険の旅に出る」

 「やっと見れるぜ飛行形態」「待ってたぜ飛行形態」

「大空冒険ジャーってのはどうかと思う」

 「僕は飛行形態飛翔ガリアンジャーがいいと思ってたんだよ」

 「お前ガリアって言いたいだけだろ。なんでもガリアって名前付けたがるから」

 「私は飛行形態天空ユリウス加護運ぶんジャーだって決めてたわよ」

 「儂は飛行形態劇翔進化バルバル冒険ジャーだと7歳の時から50年間考えたんじゃ」

 限られた者しか知らないんじゃなかったのかしら。村人には飛行形態の事はばればれだったようだ。

 村人がやいのやいの命名で盛り上がっている。

 フェア「私は飛行形態ドコマデモイクンジャーがいいわ」

 征服王「む。それもいいな」

 「ガリアつけておかない」「ユリウス。絶対ユリウス」

 「よし、それでいこう」

 「はい、じゃあ決定ね。飛行形態ドコマデモイクンジャーで」

 私は少し強引に決める。

 「主よ。俺様は飛行形態ワシンガルゴンがいいと思うぞ」

 「鷲。いいよね。私もワシが名前に入ってる方がいいと思う」

 妹は征服王の案を推す。

 「鷲はいいぞ。俺様は鷲も飼っていた。征服王が飼うに相応しい空の王者であった。

"空の王者ワシワッシング"でもいいな」

 「鷲。凄い、いいなー。征君象に乗っただけじゃなくて鷲も飼ってたなんて」

 「何、また鷲を捕まえてきてやる。貴様は無理してワシンガルゴンから出るなよ。病弱なのだろう」

 「うん。私病弱だから外に出るのはやめておくね」

 また妹の自称病弱が始まった。

 「もう自称病弱は辞めなさいデイジー」

 「何、病弱ではないのか」

 征服王が反応する。

 「そうね。もう自称病弱は卒業ね」

 デイジーを溺愛してきたお母様まで言う。

 「自称病弱も今で終わりだな」

 『デイジーは病弱なのだから』と散々病弱扱いしたお父様でさえも

妹の自称病弱に終わりを告げる。

 「今まで病弱ごっこに付き合ってきたけど、もういいだろう」

 「誰も信じてないからな。デイジーちゃんの自称病弱ごっこには」

 「すぐに私病弱だからって。嫌だったものあれ」

 村の人達も妹の自称病弱を非難する。

 どうやら私のターンのようだ。このまま連撃ラッシュをかける。

 自称病弱も今ここで終わりよ。絶対に逃がさない。

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