第6話 頼みの征服王はロリと象の話で盛り上がっている
フェア「リスティ、今はいないけどなんて言い方だと亡くなられたみたいだからその言い方はどうかと思うの」
征服王「亡くなったのではないのか。祖父を今はいないと言えばもう天寿を全うしたのかと思うぞ」
リスティ「亡くなってないぜ。亡くなったみたいに言うなよ」
フェ「亡くなったみたいな言い方したのは貴方よ」
リス「爺ちゃんと婆ちゃんは今世界を旅してるよ。色んな場所で技術を学んだり、材料を探したり」
征「随分若々しい生き方をしてる祖父母だな。一度世界の全てを征服したと余生気分の俺様は見習わなければいけないぐらいだ」
フェ「村が移動しちゃったら帰って来た時困るわね。ホアキンさんもドミニカさんも」
パオロ「親父とお袋なら大丈夫だ。それに俺達が帝国から逃げたら、噂が親父とお袋の耳にも入るさ」
デイジー「リスティのお爺ちゃんお婆ちゃん今どこにいるの。帰ってきたら私にも外の世界の話いっぱい聞かせてくれるって約束したんだから
きっとまた会えるよね」
リス「半年前に来た手紙だと今はネクホ原生林で材料集めしてるって事だけど、手紙書いた日付が1年前だから、
今はもう別の場所に行ってるかもしれないし、今どこにいるのかは分からないなぁ」
征「デイジーは外の世界に興味があるのだな。俺様が征服した世界の話なら聞かせてやろう。象の話を聴かせてやろう。象にも乗ったぞ」
象が好きなのかしら。象の話がしたいのだろうか。幼女かしら。
デイ「すごーい。私も象乗りたかったんだ」
征「この世界にも象はいるのだろう。俺様がこの世界を征服していけば象にも乗れて当然の事よ」
デイ「でも私病弱だから」
妹の自称病弱がまた始まった。
征「む。そうなのか。なら気をつけなければな。まだ見ぬ物を見て触れ聞くのも良いが、死んでしまえば
そこで終わりだ」
フェ「その話はまた後にしましょう」
リス「そうだな。皆広場に集まるぞ」
「皆に伝えてくるよ」
カンデラさんが先に家を出ようとする。
リス「母ちゃんにぱしってもらうなんて申し訳ないよ」
「あんたは村長としてやる事があるだろう。皆集まった時に言葉纏まってなかったら怒るよ」
「分かったよ。ちゃんと言葉を纏めとく」
リスティは考え事をしていて、パオロ親方とお弟子さん達は何やら作業したり話し合っている。
征服王と妹は象の話で盛り上がっている。
妹に合わせてくれているのか彼の中身が幼女に近いのか。
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