第5話 涼音の想い

「一体どういうことなんだね涼音くん‼︎」


「すいません社長」


「まー・・・しょうがないか」


「ちょっっ社長?」


「え?でもーしょうがないじゃん、涼音ちゃんが言ってるんだし」


「はー、しょうがないですね。期限つきってことなら許可いたしましょう」


「ほんとですか?ありがとうございます」


やった、やった、やっと会いに行ける。仕事も一区切りしたし、ほんと嬉しいどんなふうに成長しているんだろう楽しみだな。引っ越してないことは調べてもらったし学校もわかってるから堂々と会いに行ける。落ち着いたお仕事再開できるように準備しなくちゃいけないし、彼のいるところが事務所からそんな離れてなくてよかった。どうかな、私のこと覚えててくれてるかな?でもでも私結構変わっちゃったしどうかなー


「・・・・・あー、また妄想状態に入っちゃったわよ」


「こーなると涼音は長いのよねー」


「ハハハ」


「ほら、涼音いくわよ。シャキッとして」


「えへへっ」


「じゃあ社長あとはしっかりやっておきますので」


「ああ、復帰の時期はこちらで調整しておこう」


「よろしくお願いします」


「えへへっ」


「ほら、いつまで呆けてんのよ‼︎社長に挨拶して」


「えへへっ・・・え?あ、はい。社長色々と便宜を図っていただいてありがとうございます。よろしくお願いします」


「全く・・では失礼します」


これでやっと会いに行ける準備ができた。


「じゃあ美樹さんこれからよろしくお願いします」


「ええ、あなたがいったたった一つの願いだもの」


「ありがとうございます」



《舞台は学校へ》


「ねーねー、なんで柏崎さんはこの学校に来たの?」


「そーよねー、こんな田舎の高校に来るなんて何か理由でもないとねー」


「んーそれはちょっと」


「えー、何かあるんじゃないの?」





「まさかあれじゃねーだろうな」


「あれって?」


「あれだよあれ・・・昔結婚を約束しちゃったりする幼馴染だよ」


「・・・・・は?そんなわk」


ガタッ


え?何?もしかして私のこと話してるのかな・・・あれ?でもなんか覚えてない感じなんですけど、もしかして忘れられちゃってるのかな。どうしようもう私からアタックしないとダメなのかも・・・よし‼︎しっかりと心の準備して明日思い切っていてみようかしら。もうそれしかないわね


「ちょっと、柏崎さん?どうしたの」


「なんか大丈夫?」


「え?・・・・ああ、ごめんなさい?ちょっと考え事していただけですよ」


「そう、ならよかったね」


これは一度美樹さんに相談した方がいいかしらね?なんか勝手に動き出すな的なことを言われていた気がするし、んーどうしようかしら。とにかく一度家に帰って考えてみるしかないかも




【あとがき】



さーよってらっしゃいみてらっしゃい、とうとうヒロインが動き出しましたよー

猪突猛進どんどん行っておらいたいですねー(小並感)



PVが100を超えましたいやー嬉しい限りです。これからも末長くお付き合いいただければ幸いに存じます。なんちって






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る