第4話 明らかになる過去
家に帰ってきた爽侍は早速家にいる誰かに聞いてみることにした。おっ珍しい我らがお姉様がご帰宅なされているではありませんか・・・相変わらず絶壁だな
「ねー、あんた」
「え・・なんだよ」
「なんか失礼なこと考えてるでしょ」
「いえいえ、めっそうもございません」
「・・ほら、やっぱり」
「ちょっとおにーちゃんあんまりおねーちゃんのこと怒らせないでよー、疲れてるんだから」
「ん?あー今日もなんか撮影してきたの?」
そう我が家のお姉様はなんか芸能関係のお仕事をしているらしいのです。興味ないから何やってっか知んないけど
「そーいえば姉ちゃんさー」
「ん?何」
「柏崎涼音って知ってる?」
「・・・・・・え?」
「・・・・・・は?」
「うそ・・・おにーちゃんが芸能人に興味持ってる・・・・」
えっ何この反応・・・俺が名前出しただけで・・・・え、何その目・・なんなの?そんなにおかしいの?俺ってそんなにやばいのか
「あんた何っでいきなりそんなこと聞いてくんの?」
「そーだよおにーちゃん」
「なんでって・・・そいつがうちのクラスに転校してきたから・・・」
「・・・・・え、まじで?」
「まじで」
「すっっっごーい、おにーちゃんそれほんとなの?」
「ああ、」
いやー何この反応、ほんとにすごいやつなんだな。びっくりしちゃったよ。今度調べてみっかな
「まー、知ってるけどそれ聞いてあんたどうすんの?」
「どうもしねーよ、なんか騒いでたから気になってな」
「ふーん」
「・・・なんだよ」
「お兄ちゃんあのね、涼音ちゃんっていうのはちっちゃい頃からモデルとかやってて、最近はいろんなドラマとか映画にいっぱいでてる人気者だよ」
「へー」
「へーってあんたね」
「だって、そうなんだ・・しかねーもん」
「あんたらしいわね」
「うんうん、おにーちゃんらしい‼︎」
なんだよ俺らしいって、まーいいか大体のことは分かったし。あれ?だったら調べなくてもいっか。というか本題は別だった、とりあえず聞いてみますかね。
「あのー」
「ん?まだなんかあんの?」
「えっとですね、俺が小さい時に遊んでた子とかなんか覚えてたりしない?」
「え?何いきなり」
ということで、ことの
「うーーーん」
なんだよ、今度は唸り始めたぞ。え?何、何が起こってんの?
「うーーーん」
つーかこいついつまでうなってんだよ。
「ただいま〜」
ほら、いつまでもうだうだしてっから母ちゃん帰ってきちったじゃねーかよ。
どうすんだよこの状況。
「え?何どうしたのつったって」
ほら母ちゃんなんか怪しんでるじゃねーか。
スタスタ
「・・・・・いやなんか言えよ‼︎なんでこの状況で素通りできんだよ」
「え?」
「え?じゃねーよ、普通何どうしたの?とか何かあったの?とかなんかいうだろうが」
「うーん・・・じゃあ、えっと何かあったの?」
いやいやなんだよえっとって。全く能天気な母親だよな
「まー・・・かくかくしかじかあってですね」
「え?鹿が何?」
ちょおいまじかよ、ここって「かくしか」通用しないの?そういう世界線なの?えーまた一から説明すんの?めんどくせーな
ということで今度はしっかりと説明をしたわけだが・・・
「なるほどねー」
「で?さっきからうなってらっしゃるお姉様はどうなんでしょうか」
「え?ぜーんぜんわかんない」
は?一体なんの時間だったんだよさっきのは、まじふざけんなよ
「うん、覚えてるわよ、その女の子」
「は?まじで?」
「ええ、あんたあの頃あの子とばっかり遊んでたものねー」
「へーそうなんだ」
「え?あんた覚えてないの?」
「いやいや、さっき覚えてないって説明したじゃねーか」
「あら、そうだったかしら」
「そうだよ」
「でも、涼音ちゃん元気かしらねー、最近はよくテレビでも見てたし」
「「「・・・・・・・・は?・・・は?」」」
この中年おばさんは、一体何をおしゃべりになっているのでしょうか
「ちょっとお母さん?もしかしてだけど、お兄ちゃんと遊んでた女の子って・・・」
「そうよ、女優の柏崎涼音」
「まじで・・・」
「まじよ」
へーそうなんだなんか知んないけど俺と柏崎涼音は小さい頃からの知り合いらしい・・・・・でそれで?ん?は?なんかこんがらがってきたな。まーいいか寝よ
【あとがき】
さー盛り上がってまいりました。実況は私・・・筆者がお送りいたします。
とかなんとか言ってますが、ここまで読んでいただきありがとうございます。さーてどんどん行きますよー
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