第3話 とある10年前の一幕

「おい、お前なんで一人でこんなとこにいんだよ」


「え・・・・」


「お前だよ、そこの・・えっと女‼︎」


「女って私のこと?」


「あ、うんそう・・です」


「私・・・○○○っていうの、あなたは?」


「え・・・」


「あなたの名前は?」


「あ、名前・・・・俺n・・・僕の名前はそうじ」


「そうじくんていうのね、私いつも一人だからよろしく」


「なんでお前結構可愛いのに一人なのか?」


「っっ可愛いって・・・私のこと?」


「お前以外いないだろ?」


「そう、私のこと言ってるんだ・・・」


「何ボソボソ言ってんだ?」


「いやっ・・・なんでもない」


「そうかならいいんだ、・・・あのさ明日からも俺ここにいるから遊ぼうぜ‼︎」


「・・・え、私と?」


「うん」


「ありがとう、よろしくね」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なんていう夢を見てしまったわけだけど・・・・あのちっこいのは多分俺だよなーでもあの女の子は一体誰なんだろう。ま、覚えてないってことはあんま大したことないんじゃね?明日あたり一樹にでも話してみっか。


「というわけで、次の日かずきに相談してみることにした爽侍くん」


「というわけじゃねーよ、なんだそのナレーションは・・・一体誰に向けてやってんだよ」


「いーじゃん一回やってみたかったんだよ‼︎」


「まーそのことはいいとして、なんでいきなりそんな夢見たんだろうな」


「そうなんだよ、いきなりみた上にさっぱり意味わかんなくてよー」


思い切って一樹に話してみた(全然思い切ってない)もののさっぱり見当もつかない状況だ


「まさかあれじゃねーだろうな」


「あれって?」


「あれだよあれ・・・昔結婚を約束しちゃったりする幼馴染だよ」


「・・・・・は?そんなわk」


ガタッ


いきなり柏崎が立ち上がりこちらを見てきた


「おっなんだ?ちょっとうるさかったかな」


「いやそんなことないと思うけど・・・」


「おーい授業始めるぞー」


「あー先生きちったな」


ということで話はうやむやになってしまったわけだが、まーこんなこといきなり言ってもすぐわかるわけないか。家に帰ったら姉か妹に聞いてみっか、なんかわかるといいけど




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