5
「ねぇ、草加さん? 聞いてる?」
目の前で手をヒラヒラと振られて、私はハッと我に返った。
私は立ち上がって有賀さんを抱きしめた。もうどうしていいのかわからない。このまま時間が止まってほしいと願った。
「え? え? どうしたの? 草加さん?」
有賀さんは戸惑いながらも私の背中をポンポンとやさしく叩いて落ち着かせてくれた。
「すみません。なんていうか……感極まってしまって」
「んーー?」
「友だちから、こうして結婚の報告をしてもらうの、はじめてなんです」
「友だち? そっか、友だちって言ってくれるんだね。ありがとう、なんだろう、すごくうれしいんだけど」
有賀さんは堪えきれないように笑みをこぼして、少しだけ頬を赤らめた。
その笑顔がうれしかった。
自分の無力さが辛かった。
もしも、私がこのままなにもせずにいたら、また同じことが繰り返されるのかもしれない。
そして、今度はリピートせずに、その未来が確定してしまうかもしれない。
そう考えて背筋に冷たいモノが走った。
このやり直しがいつまで続くかなんてわからない。いつか有賀さんの悲しい未来が確定して、過去いなっしまうかもしれないのだ。
それは絶対に嫌だ。
私が何かをしても、未来は変えられないのかもしれない。
これまの繰り返しでは変えることができなかった。それでも、何もせずに諦めたくはない。
今の私にできることは、この繰り返しを終わらせること。そして、ささやかでもいいから幸せな明日に有賀さんを連れていくことだ。
ならば、今の私にできることはなんだろう。
結婚を止めることはできなかった。行き先を変えてもダメだった。
他にできることなんてあるのだろうか。
「お相手は?」
「営業の芹沢さん」
「芹沢さん……ですか……」
その芹沢敬吾に、有賀さんは殴られて命を落とす。絶対にそれを避けるためには、はやり結婚を阻止するしかない。
「なぁに? 何か含みのある言い方ねぇ」
「いえ、あまり知らないなと思って」
「まぁ、基本的におとなしくてやさしい人だよ」
「基本的に? ってことは、そうじゃないときもあるんですか?」
「ん? んー、たまにね。ちょっと頑固なところがあるのよ。一度こうだと決めたら曲げないみたいな感じかな」
「すごく怒ったりするんですか?」
「あー、すごくって程じゃないけどね。私の言い方が悪いこともあるし」
結婚前から激高することがあったようだ。
これを理由に有賀さんに結婚を考え直してもらうことはできないだろうか。
ただ、今の有賀さんにそれを言ってもきっと聞き入れてもらえないだろう。協力してもらえるとしたら、やはり遠野さんしかいない。
「結婚式はどこで挙げるんですか?」
「式は挙げないのよ。実は芹沢さん、離婚歴があるのよ。だから大々的に式を挙げたくないって」
「離婚歴……そうなんですね」
はじめて聞く情報だった。海外で式を挙げると言っていたのもそのためなのだろうか。
「うん。だから入籍だけして、記念旅行に行くことにしたの」
「旅行はどこに行くんですか?」
「芹沢さん、坂本龍馬が大好きなんだって。だから、京都とか高知とか、坂本龍馬のゆかりの地に行くのよ」
「宮崎も行くんですか?」
「うん。坂本龍馬が新婚旅行で行ったのが宮崎なんですって」
「へぇ」
前回、遠野さんが自信あり気に旅行先を変更できそうだと言った理由がわかった。
それに、行き先がすでにロサンゼルスから国内に変わっている。
きっと少しずつだけど私が……私と遠野さんがやってきたことにはきっと意味がある。
今度こそ、有賀さんの未来を変えることができるはずだ。
私はそう信じて、翌日遠野さんを居酒屋に呼び出した。
すでに何度も利用している居酒屋だったから、常連になった気分だけど、実際にははじめて訪れる店のはずだ。それはかなり不思議な気分だ。
それに遠野さんもだ。私は何度も遠野さんと話をしてきたけれど、遠野さんは私とじっくりと話すのはこれがはじめてた。それを忘れないようにしなければ、遠野さんを説得することができないかもしれない。
私が居酒屋の席に着くと、程なく遠野さんが現れた。
「草加さんに呼び出されるなんてはじめてだね」
遠野さんは、そう言いながら私の向かいの席に座ると、店員にビールを注文した。私もビールを頼んで、いつかの料理の名前を告げる。
「草加さんはこの店よく来るの?」
「いえ……そうでもありませんけど、どうしてですか?」
「メニューも見ずに注文してたから」
「え? あ、あぁ……、遠野さんが来る前に注文するものを決めておいたんです」
「あぁ、そっか」
少し冷や汗が出た。
この場所で遠野さんに会うのはこれがはじめてなのだ。間違えてはいけない。
「で、今日の呼び出しは……希江の結婚のこと?」
「はい」
私は素直に答える。
「希江の結婚を止めたいの?」
「はい。そうです」
私は遠野さんの目を真っ直ぐに見て言った。
遠野さんは右の眉をピクリと上げたけれど、それだけだった。
「それは、どうして?」
「有賀さんに幸せになってほしいからです」
「結婚したら幸せになれないと思ってるの?」
「わかりません」
「わからないのに結婚を止めるの?」
「わからないから止めるんです」
遠野さんは深いため息をついた。そして届いたばかりのビールをグビグビと飲む。
「それは、草加さんが希江に依存して執着しているだけじゃないの?」
私は真っ直ぐに遠野さんを見た。遠野さんが知っているのは昨日までの私だ。
昨日までの私は、確かに有賀さんに依存していたのかもしれない。私を認めて、気に掛けて、手を差し伸べてくれるのは有賀さんだけだと思っていた。
私の世界には有賀さんしかいなかった。
だから、有賀さんが他の人と幸せになる未来を恨んだのだ。
この繰り返しは、私自身が望んだことなのかもしれない。それならば、必ず私が終わらせる。
「私は、私なんかに何の価値もないと思ってきました。だから私を認めて受け入れてくれた有賀さんだけが特別な存在なんだと思ってきました」
遠野さんは静かに頷く。
「今でも有賀さんは私にとって特別です。だけど、本当は今までも有賀さんと同じように私を気に掛けてくれた人がいたのだと思います。私自身が目を塞いで拒絶していただけです。孤独な自分に酔っていただけです」
遠野さんは何か言おうと少し口を開いたけれど、すぐにキュッと唇を結んで頷いた。
「私にはまだ有賀さんが必要です。私は、今も以前と変わらないかもしれません。だけど、有賀さんを独占したいという理由で結婚を止めたいわけではありません。私に大切なものを教えてくれた大切な人だから、絶対に幸せになってほしいんです。もしかしたら、これも執着なのかもしれません。それでも、有賀さんの幸せだけは絶対に譲れません」
私が一気に話し終えると、遠野さんは小さく息をついてビールを飲んだ。ジョッキが空になったので、店員を呼んで追加を注文する。
「結婚を止めることがあの子の幸せだとは限らないと思うけど」
「はい。それならそれで良いんです。結婚して幸せになれるのだと確信できるのなら、それで良いんです」
「人の幸せなんて、他人が測れることじゃないと思うよ」
「そうですね。確かに私の勝手なのかもしれません。それでも、これは絶対に譲れません」
そのとき追加で注文したビールが届いた。遠野さんはすぐに一口のむと、再び息をついた。
「わかった。希江の結婚を止めるためではなく、希江が結婚して幸せになれると証明するために、草加さんの誘いに乗ってあげる」
「ありがとうございます」
私は心からのお礼を伝えた。
すると遠野さんはクスリと笑う。
「なんだか、私の知っている草加さんとは別人みたいだね」
「そうですか?」
遠野さんがそう評する理由がよくわからなかった。
「なぜ変われたのかはわからないけど、いいと思うよ」
「あ、はい……」
戸惑う私に投げられた遠野さんの笑顔はとてもやさしかった。
それから、私が芹沢敬吾に抱く疑念を遠野さんに伝えた。
若い頃に一度結婚して破綻した理由と、三十歳の頃付き合っていた女性と破綻した理由が知りたかった。
普段はおとなしいけれど、自分の意に沿わないことがあると激高するということは、有賀さん自身からも聞いている。
すべてを伝え終えると、遠野さんは「できる限り調べてみる」と言って席を立った。先に会計をされないように私は一緒に立ち上がって、食事代は割り勘にした。
私自身も密やかに芹沢敬吾について聞き込みのようなことをしていたけれど、以前調査したとき以上の情報は得られなかった。
心の底から、社内の人間関係を構築してこなかったことを後悔した。なにせ私にあいさつをされただけで相手は驚くのだから、雑談をすることすら難しい。
二週間ほどが過ぎたとき、遠野さんに呼び出されて遠野さんが調べた結果を教えてもらった。
そして、その次の週の週末、私と遠野さんは有賀さんを呼び出して、調べた結果を伝えることにした。
いつもの居酒屋に、その日は三人で顔を揃えた。
「咲美と草加さんっていつの間に仲良くなったの?」
有賀さんは目を丸くして言った。
「まぁ、それはそのうち話すよ」
遠野さんが言う。
「なんか仲間はずれみたい……。で、今日は何なの?」
遠野さんはチラリと私の顔を見てから、有賀さんに向き直って話しはじめた。
「芹沢さんのこと」
「芹沢さん?」
「希江、芹沢さんにDVみたいなことされてない?」
その瞬間、有賀さんの頬がピクリと引きつった。
「何言ってるのよ、芹沢さんはやさしい人だよ」
「基本的には……ですよね」
有賀さんの言葉に私はすかさず有賀さん自身が言った言葉を付け足した。
「余計なお世話かもしれないけど、少し芹沢さんのことを調べたの」
遠野さんが言うと、有賀さんは目をつり上げた。
「なに勝手なことしてるの!」
そんな風に声を荒げる有賀さんを見たのははじめてだった。
「勝手なことをしたかもしれないけれど、少しだけ話を聞いて」
遠野さんは冷静なままだ。
有賀さんは目をつり上げたまま遠野さんを見つめている。
「芹沢さんは二十代前半で一度結婚して離婚しているよね」
「そのことは知ってる。離婚歴がある人なんてたくさんいるでしょう」
「そうだね。離婚の理由は聞いた?」
「性格の不一致だって……」
「DVだよ。当時の奥さんに対してDVをしていて、奥さんが逃げ出した」
「まさか……」
有賀さんはなぜか笑っていた。だけどその笑顔は無理矢理作られたもののように見えた。
「希江と付き合う前に、うちの会社の女性と付き合っていたっていう噂は聞いたことある?」
遠野さんの言葉に、有賀さんは小さく頷く。
「その方はもう会社を辞めたんだけど、少し話を聞くことができたの。付き合っているうちに束縛がひどくなって、それをやめて欲しいと言ったら殴られたんだって」
「そんなの、振られたから言いがかりを付けてるだけかもしれないじゃない」
私は同席していたけれど、二人の会話に混ざることができなかった。
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。私は、ただ私が聞いてきたことを希江に伝えているだけだよ」
「本当に大きなお世話だよ。私は幸せだし、DVなんてないし、芹沢さんと結婚することは変わらないからっ」
叫ぶと有賀さんは立ち上がった。その手を遠野さんが掴む。
「気を悪くしたならごめん。過去に何かあったとしても、今でもそうだとは限らない。だから、希江がよく考えて、それでも大丈夫だと思うのならそれで良いと思う。ただ、私も草加さんも希江に幸せになってほしいと思ってる。その気持ちだけは疑わないで」
遠野さんの言葉に、有賀さんは答えることなくその手を振り払って店を出て行ってしまった。
遠野さんは有賀さんの後ろ姿を見送ると、右手で顔を押さえて「ごめん」と言った。
「どうして謝るんですか」
「偉そうに先輩面してたけど、結局私には何もできなかったかもしれない」
私は首を横に振る。
「ありがとうございました。むしろ何もできなかったのは私です。遠野さんに辛いことを全部任せてしまってすみませんでした」
「大丈夫。私は希江の親友だからね。大切な親友だからね」
それきり遠野さんは何も話そうとはしなかった。
結局、私は今回も未来を変えられなかったのかもしれない。そう思っていた月曜日、出勤した有賀さんの頬が腫れていた。
「え? その顔……どうしたんですかっ」
「あー、やっぱりわかっちゃう? 随分腫れは引いたから化粧でごまかせるかと思ったんだけど……」
有賀さんは腫れた頬を左手で隠して笑みを浮かべた。そして「詳しくはランチのときに話すね」と言って自分のデスクに着いた。
ランチになって、私は有賀さんと二人で近くのカフェに行った。
ランチメニューを注文すると、有賀さんは私が尋ねる前に話はじめてくれた。
「芹沢さんと別れたよ」
「え?」
「咲美が教えてくれた話をよく考えた。私は芹沢さんに殴られたことはないけれど、意に沿わないことがあると急に怒り出すことがあって……。怒らせたくないからって我慢することがあったの」
「はい……」
「だけど、芹沢さんがやさしい人だというのは本当なんだよ。好きなところもたくさんある。だけど……だからこそ、咲美から聞いた話をちゃんと解決してから結婚したいと思ったの。もしも、DVをしてしまうのなら、カウンセリングか何かで一緒に解決できればいいとも思った」
注文していたランチプレートが届いたけれど、二人ともそれには手を付けず話を続ける。
「だけど芹沢さんはすごく怒って手を上げたんだよ……。信じられなかったけど……。そのあと、すごく謝ってくれて、一緒にカウンセリングに行こうって言ったんだけど、断られちゃった。大丈夫だ、今日はたまたまだから、もうこんなことはないって言うの。私はその言葉を信じることができなかったんだよね。だから別れることにした」
「そう、ですか……」
私はどんな言葉を掛けて良いのかわからなかった。過去の繰り返しとは違う結末を迎えようとしている。だけどこれで本当に有賀さんが幸せになれるのかはわからなかった。
「草加さん、すごく心配してくれたんでしょう? ありがとうね」
「いえ、私はなにもできませんでした。遠野さんが……。あ、このこと、遠野さんには?」
「殴られて、別れを決め手すぐに咲美の家に転がり込んだよ。『だから言ったでしょ』って呆れられた。でも、よく決心したねって褒めてくれたよ」
「そうですか、よかった」
有賀さんは誰よりも先に遠野さんに大切な話をしに言った。だけど、今の私の心に嫉妬心はなかた。
「そういえば、いつの間に咲美と仲良くなったの?」
「特に仲良くないですよ。ただ、有賀さんのことを相談する相手が遠野さんしかいなかっただけです」
私はいいながら、本当にそうだろうか? とも思っていた。確かに有賀さんのことを相談できる相手として思い浮かぶのは遠野さんだけだ。だけど、それだけでもないような気がする。
「そうなの? でもこれをきっかけに仲良くすればいいんじゃないかな。咲美はずっと草加さんのことを気に掛けていたし」
「ずっと?」
「うん。だって、草加さんがうちの部署に配属されたとき、なんとなく心配だから気に掛けてあげてって、咲美から言われたんだもん」
「え? どうして遠野さんが?」
「咲美は人事部だからじゃないの?」
「は、はぁ……」
「あ、咲美に言われたから草加さんと仲良くしていたって訳じゃないよ。確かに咲美に言われたからちょっとだけ気に掛けようとは思ったけど、それだけで三年も仲良くできないからね」
なんだか必死で言い訳をしている有賀さんがかわいらしく見えて、笑いが止まらなくなってしまった。
私だけが知っている記憶の中で結婚披露パーティーが行われた日、忘年会を兼ねた有賀さんの送別会が催された。
有賀さんは退職願いを出して、今年いっぱいで会社を辞めることにしたのだ。
すごく寂しかったけれど、送別会でひとり一人と別れのあいさつを交わす有賀さんの顔は晴れ晴れとしていた。
「会社を辞めてどうするんですか?」
私が尋ねると、有賀さんは穏やかな顔で答えた。
「少しだけ貯金もあるし、行きたいと思っていて行けなかった場所を旅行しようと思って」
「どこに行くんですか?」
「実はまだ決めてないんだよね。どこにでも行けると思ったら、行きたいところが多すぎて……。いっそ行き当たりばったりの旅っていうのも面白いかもね」
「なんだかワクワクしますね」
「でしょう! 帰ってきたら連絡するね」
「はい。お土産話を楽しみにしています」
そんな会話をして送別会はお開きになった。
有賀さんは大きな荷物を抱えていて、送別会を終えたその足で宛てのないひとり旅に向かった。
私は遠野さんを呼び止める。
「良かったらこの後うちで飲み直しませんか?」
「うん、いいけど……どういう風の吹き回しなの?」
「ちゃんとお礼も言ってなかったですし……」
今日がちゃんと進んで明日になるのか、ひとりで確かめるのがこわかった。だけどそれを遠野さんに伝えることはできない。
家に向かう途中、お酒とおつまみを買い込んだ。
家に着き、テーブルの上に買い込んだものを並べて遠野さんと乾杯をする。
「なんだかお疲れ様でした」
私が言うと遠野さんも「お疲れ様」と言って缶ビールを飲んだ。
私は時計の針を気にしながら、遠野さんととりとめのない話をする。
二十三時をまわった頃、遠野さんに断りを入れてテレビを付けた。
「何か見たいものでもあるの?」
「いえ、見たくないものがあるんです」
私の返事に遠野さんは首を傾げて「酔っ払ってるの?」と尋ねた。
それから三十分以上、テレビでは面白くないバラエティ番組が流れ続けていた。
そして突然スマホが鳴ってすぐに切れる。
驚いて遠野さんの顔を見たけれど、遠野さんのスマホも鳴っていたようだ。
それは着信ではなくメッセージだった。
―― 月がきれいだよ!
その一言とともに、とても上手とは言えない月の写真が送られてきていた。
「希江から……。月がきれいだって」
「私にも同じのが届いてます」
「アイラブユーかなぁ?」
「二股ですね」
遠野さんとケタケタと笑い合って返事を送った。
―― 愛の告白ですか?
すると、有賀さんからすぐに返事が届く。
―― ごちそうさま
意味がわからなくて首をひねっていると、遠野さんがボソリと言う。
「これ、どういう意味だろう?」
「なんですか?」
「希江から『ごちそうさま』って」
「え? 遠野さん、有賀さんになんて返事を送ったんですか?」
「もしかして愛の告白? って」
私は思わず吹き出してしまう。遠野さんはキョトンとした顔でスマホと私の顔を見比べていた。
ふと時計に目をやると、時計の針は零時をまわっていた。
おわり
リピートエンド 悠生ゆう @yuk_7_kuy
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