第41話 下読みをする

 公募に出す方の作品の下読みをしている。

 下読みは二度目かな。一度目の方はカクヨムと、Twitterで多少の交流がある方だった。

 まあ私なので、最初に甘口、中辛、辛口のどれがいいですかと聞いて、お任せだったのでわりと辛口目にしたつもりだが、中辛かも(笑)


 現在下読みしている方は、そこそこ交流がある。本音も話す。価値観の共通点も多い。

 なので、最初からズケズケ言ってる(笑)


 相手は物書きの先輩だ。

 ただ、長くたくさん書いていても、他者の目がないと気づかないことがある。

 プロでも、校閲、校正入るのだものね。


 下読みとなると舐めるように読む。それだけ惹かれる作品であれば。

 単純な間違い、視点、削る部分と、盛る部分。私ならこう書きますがと、例文も足す。

 例文があると分かりやすい。良い例文を提示したいけど、私も修行中だしな。そこは今の私の精一杯で。


 こう改善したらいいかも。

 作品をより読者に受け入れてもらいやすくするためのヒント。それは読者が持っているのかもしれない。

 ここは読んでいて違和感がある。私ならこう書く。例文をつける。

 この部分は蛇足だと思う。

 ここはもっと盛り上げていいかも。クライマックスだから。

 全体の流れに作品テーマを添わせて、読者が道に迷わないように。主人公の感情変化を明確にして欲しい。などなど。


 構成も描写も抜群な方だ。語彙も豊富。ドライで粛々とストーリーが進む。

 キャラクターの感情起伏が私から見ると少なく見えるので、暑苦しい例文を書いて押し付ける(笑)

 伏線好きなので、モチーフとした伏線をあちらこちらに入れては提案する。


 例文を書いていると、同じ流れなのに書く人によってこうも変わるのかと感じる。それが面白く興味深い。


 二稿目が来る前に、三回提案を出してしまった。うるさい下読みだ(笑)

 ただ、作品は作者のもの!

 しゃらくせえっ! と蹴飛ばしてくれて良いのだ。私も師匠に『 ここ、書き換え』と言われると、俄然燃えるやつなので(笑)








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