第42話 下読み二稿目
いやあ。楽しいものですね。下読み(笑)
二稿目が来たので、夕食と風呂の時間を除くと七時間ぶっとーしでやってたわ。
それが、第一稿からずっと分かりやすくなってて、指摘させて頂いた部分をずっと上回る表現が沢山あって。やってくれるなあ! と嬉しくなってしまった。
このキャラの天才ぶりをもっと見たいなと書いていたら、ぐっと印象的なシーンが加わっていたし、このシーンはクライマックスだからもっと盛り上げてと書いていたら、私の例文を張り倒すような美しい表現で返って来たし。
ここの主人公狡いよなあと書いてたら、主人公視点ですごくカッコよくなってて。
ニマニマが止まらない。なので、二稿目の提案も熱が入ってしまった(笑)
不思議なものだなと思う。自分では気付かないのが。そしてちょっとの指摘で、ぶわっと視野が広がってどんどん書けていくのが。
私も去年の半年はずっと校閲して頂いていたので(今年も続くのだ)、師匠がなんでそうも分かるのかって不思議でならなかった。
自分でやってみても、やっぱり不思議。でも、自分の作品ってもう何度も何度も読んでいるから、空目してしまう部分はあるんだよなあ。
脳内イメージで絵が出来上がってるものだから、省略しちゃったり。逆に出来上がっているものを、ぎゅうぎゅう詰め込みたくなったり。
二、三人。下読みをしてくれる人を確保しておくといいのだろうな。
特に、カクヨムに集まるような小説家希望の人達は。
何万文字も舐めるように読んでくれる人って、そうそういないけど。
私も本当にやりたいと思う作品しか見たくないし。
でも、思うんですよ。PVだのランキングだの。カクコンでの入賞にしたって、角川からの書籍化でしょ。出版社は角川だけじゃないし、ラノベじゃないのに角川の賞を狙うのは先に繋がらないし。
カクコンが求めているのはラノベだろうからね。
文芸系の人達は他を攻めてもいいと思う。私はラノベより文芸が好きだから余計に思うのだけどね。
カクコン作品を読んでいて、ラノベに合わせて作風をライトにしているなと思う作者さんがいるんだな。勿体ない。もっと重厚で深いテーマのあるものを書ける筆力がありそうなのに。
時代が求めていない? そうかなあ。十年後に求められるかもしれないよ。三十年後に書籍化するかもよ(笑)
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