四章5話 ちょっとエッチな香りの魔法


異様な寝苦しさに目を覚ました。


まだ真夜中なのか窓の外は真っ暗だった。


体が熱い。喉が渇く。


そう感じた私は水を取りに行くことにする。


ガチャリと外に出た。


部屋の外の空気が冷たくて気持ちいい。


「はぁっ……」


水場に行って水を飲むが渇きが収まらない。


水で絞ったタオルを体に当てたが体の熱も収まりそうになかった。


諦めて部屋に戻る途中、見回りをしていたのかシトラスちゃんと遭遇する。


「あれ、モモさん?」


「シトラスちゃん……」


「ちょ、どうしたんですか?顔真っ赤ですよ!」


そう言って頬に手が触れた。


ぴり、と静電気が走るような感覚に体がビクンと反応する。


「モモさん、体すごく熱いです!」


「ん……熱くて……起きた」


ひたすらに体が熱くて怠い。


「とりあえず部屋に戻りましょう!」


シトラスちゃんの肩を借りて私は部屋へ戻った。


問答無用でベッドに寝かされる。


「……あ、これ……」


シトラスちゃんの視線がサイドテーブルに向いていた。


そこには燃え尽きた例の粉がある。


「もしかして全部燃やしちゃったんですか?!」


そう言いながらシトラスちゃんは窓を開けて部屋の空気を換気してくれた。


「え、っと……寝ちゃって……」


「んーじゃあしょうがないですねぇ」


やっぱり、粉を全部燃やしてしまったのがいけなかったんだろうとシトラスちゃんの様子で分かる。


「これはですねー最初はリラックス効果のある良いお香なんですけど、長く嗅ぐと媚薬効果が出てくるんですよ」


「びや、えぇ?!」


ギシリとベッドを鳴らしてシトラスちゃんが私の上に馬乗りになった。


「つまり、こういうことですね」


そう言うや唇を奪われる。


ふにゃりと柔らかい唇が私の唇を優しく食む。


ペロっと催促するように唇を舐められて唇を開くと舌が口内に侵入してくる。


抵抗する気も起きなくてそれを受け入れた。


むしろもっとしてほしくなっている。


するすると寝間着を脱がされて下着姿が顕わになった。


柔らかい舌どうしを絡めあうと体の熱がさらに上がる。


「あむ、ふ、はぁ……っ」


「ふふ……あんまり大きな声は出しちゃ駄目ですよ?」


そういえば窓が開いていたな、と頭の片隅で思った。


しー、と人差し指を立てる姿が可愛らしくて何故かキュンとする。


やんわりと包み込むように胸を揉みあげられた。


「ん……」


優しい手つきで下着が脱がされる。


少し硬くなっていた乳首を転がすように舐められてビクリと反応した。


シトラスちゃんの愛撫が昨日よりも気持ちよく感じる。


あのお香の効果ってすごいんだなぁって頭の片隅で思いながらこぼれそうになる喘ぎ声を抑えた。


「声を抑えてるモモさんも可愛いなぁ」


そう言ってシトラスちゃんは体を動かして顔を私のアソコへ近づける。


え、と思う間も無く舌が挿入されてきた。


指とは違う感触が私の中を蹂躙する。


「ひぃあ……っ!」


与えられる快感にどうしても声が漏れてしまう。


「んちゅ、ちゅぱ……んふ、濡れてきた」


中から溢れ出てくる蜜を吸い取るようにじゅるると音を立てて吸われてビクンと腰が上がった。


「~~っっ!!!」


「イッちゃいましたか?もっとイってください」


そう言って再び音を立てて吸われる。


なんとも言えない快感に腰が上がりっぱなしで、いきっぱなしだ。


声を上げないようにしていると息が辛くなってきた。


「はっ……ぁ……んん!!」


「こっちも」


シトラスちゃんはぷっくり膨らんだ秘豆を指でクニクニといじる。


ビリビリと弱い電流が走ったように体がビクンビクンと揺れた。


「んやぁ……!」


「しぃー、ですよ?」


今度は舌の代わりに指が挿入される。


くちゅりと粘質な音をさせて二本も挿入された。


「はっ……ぁ!」


昨日よりも一本多い圧迫感で息が詰まる。


ぐにぐにと気持ちいい場所を擦られて気持ちよさに体が揺れた。


「んん……!」


「ここ、ですよね?気持ちいいですか?」


「っ!」


何度も頭を縦に振る事で問いかけに答える。


するとシトラスちゃんは満足そうに微笑んだ。


そしてぐちょぐちょになったアソコをさらにかき回した。


「~~!!」


視界がチカチカと明滅して真っ白になる。


あぁ、またイってしまったんだ。


キュウキュウとシトラスちゃんの指を締め付けているからイっていることは分かっているはずなのに中を掻きまわす動きは止まらない。


「いっ、てる!……ぁっ!!」


「わかってますよー」


ズルリと指が抜かれた。


私の愛液でぐっちょりとなった手をシトラスちゃんは私に見せつけるように舐め取る。


恥ずかしさに顔が熱くなった。


しゅるりとシトラスちゃんが寝間着を脱ぐ。


「ほら……モモさんが可愛らしいからまたこんなに濡れちゃった」


そう言って自分のアソコを見せつけるようにする。


シトラスちゃんのそこは溢れた愛液でテラテラと湿っていた。


あぁまた昨日の快感が来てしまうと思うと内から愛液が零れる気配がする。


足を掴んで開かせたシトラスちゃんはお互いのアソコを擦り合わせた。


「あっ、あぁ!」


愛液が潤滑油になってヌルリヌルリと秘豆が擦れあう。


擦れあうたびに快感が波になって押し寄せる。


ぬちゅ、ぐちょ、といやらしい音が聞こえた。


「ん、ふぁ……気持ちいいですか?」


「いぃ、気持ちいい……あぁん!」


もう声を抑えていられなかった。


「私も気持ちいいです……!」


「あ、あっあぁあ!」


ビクンビクンと何度も絶頂を迎えて体がピンと張る。


「あぁ……私もイきそうです」


ぬちゅぬちゃと秘豆が擦れる速度が上がった。


「あ、あああぁああ!」


「んあぁあ!」


いきまくったせいか意識が遠くなる。


意識が途切れる寸前にHPゲージがLV17になっているのを確認した。




本当この魔法は使いづらい!!




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