一章第7話 私たち、結婚します!



北都スノーラントから帰ってきた私達に待っていたのは花嫁と結婚式をあげるという行事の知らせだった。


そうか、私『花嫁』だったわ。


いつまでもユウリの家にお世話になっているだけじゃなくて一緒に仕事もできるようにならないといけない。


例の温泉計画だってまだ始まったばかりだし。




と、意気込んでいた所を何故かウェディングドレスの採寸をされている。


俺完全に女の子役だよなぁ……ユウリはどうなるんだろ。ダブルウェディングドレスなのかそれともタキシードなのか。


「今度の『花嫁』様は本当にお可愛らしくて、体型も美しいのでどんなものに仕上げるか悩んでしまいますわ~」


とは衣装係りさんの言葉だ。


しいて言えば胸が欲しかった。


「ジンジャー様、ユウリ様が……」


そう言って私を呼びに来たのはユウリの侍女ユキナさん。どうやらなにかあったらしい。


俺は一度ウェディングドレスを脱いでいつもの服に着替えてユウリの執務室に向かった。




こんこんと控えめにノックするユキナさんが眼の前で吹っ飛んだ。




「だから!私はジンジャーお姉さまと一緒がいいんだってば!!」




そう言って飛び出してきたのは桃色のふわ髪を振り乱したユウリだった。


着ている服は恐らく合わせのウェディングドレスだろう。


ユウリの髪色に合った可愛らしいデザインだ。


「と、このように魔力暴走を……」


顔をぶつけたのかハンカチで鼻を抑えながらユキナさんが言う。


なんだ、ただの我儘じゃないか。




「ユウリ」




私が呼べば魔力の波が緩やかになる。


ちゃんと理性的な証拠だ。




「ユウリ」




もう一度呼べば申し訳なさそうにちょこんと椅子に座った。


いわゆる土下座スタイルだ。




「ご、ごめんなさい……」


「我儘言わないの。私には私の、貴方には貴方のドレスがあるんだから」


しょぼんとする頭を撫でて言う。


「それにそのドレス、すっごく可愛らしいわ」


そう言えば嬉しそうに顔を上げた。


「じゃあ私もドレスの合わせに戻るから。ちゃんとするのよ?」


うんうんと何度も頭を振る。


なんだこの可愛い生き物。俺の嫁だよ。


あとはお願いしますとユキナさんに任せて俺は自分の部屋に戻る。


そこにあったのは肌の色を際立たせる白のウェディングドレス。リボンなどレースで所々赤色を使っているのはユウリと合わせるためなのだろう。


これを俺が着て、ユウリと結婚する。




あれ、この世界って結婚可能年齢っていくつからなんだ?




この疑問には魔王様が答えてくれた。


魔族は魔力の扱いが一人前になった時から結婚可能らしく、ユウリはもう結婚しても大丈夫な年齢ということらしい。


ついでに夫婦そろって人間界旅行するのでその間の雑事を頼まれたことは許さない。


人間としてはもうすでに15歳で成人扱いなので結婚は問題ない。






◆◆◆






結婚式は盛大に行われた。


人間側からも両親やお兄様、お姉さまが呼ばれてお父様には泣かれた。


二人揃って城のバルコニーに姿を現して時の空気を震わすほどの喝采を忘れることはできないと思う。


白い永久の花という花の花弁が空を舞って俺達を祝福してくれる。


反対意見なんて一言も聞こえなかった。






幻想的な景色の中、俺達……いや、私達は誓いのキスをする。






これでユウリは私のもので、私はユウリのものになったのだ。






◆◆◆






小さなその体を抱き上げてバルコニーを後にする。


これも作法の時に聞いた話だが花嫁は花婿の魔力に染まるために三日は寝所に籠るらしい。


つまりこれから行うのもそういうことだ。


そのことが分かっているのかユウリの顔は真っ赤に染まっている。


ユウリの寝所につくと彼女をベッドにゆっくりと横たえた。


花の花弁のようなドレスがふわりと彼女を中心に広がる。


何やらいつもと違う甘い香りがする。


「お、お姉さま……」


「今日くらいはジンジャーって呼んで?」


ねぇ?私の花嫁さん?


ドレスは前から脱がせやすいようにリボンなども前に纏められている。


それを一つ一つ解いていく作業がまるでプレゼント開封のようでドキドキした。


首すじからチュウチュウとキスを落として行く。


「ぁ……ぁ……」


と小さく喘ぐ姿が可愛らしい。


細い手が声を抑えようとするのを手を捕まえて止める。


「だーめ、今日は全部聞かせて……?」


ちゅうと胸の頂きに吸い付けば可愛らしい声で鳴いた。


ショーツ以外の全てを脱がせてしまえばもう後は触れるのみだ。


すりすりと太もものラインを撫でればそれすら感じてしまうらしくびくびくと反応をしてくれる。


ショーツまで脱がせるとさすがに恥ずかしいのか顔を服で隠してしまう。


もうなんだこの可愛い子は。私の嫁か。


顕わになった秘裂を舌で舐め上げる。


「ひゃわぁあん、ふぅ、ああ」


ダメダメと首を横に振って快感を逃がそうとしているのが分かる。


これでこの調子だとこの後まで行ったらこの子はどうなってしまうのだろうか。


ぴちゃぴちゃ、じゅるるる、ぴちゃり


といやらしい水音をさせてユウリの秘裂から溢れる愛液を舐め取った。


甘い、まるで花の蜜のようだ。


もっと、もっとと体が欲して舌で激しく愛撫する。


「やぁあああん、だめ、だめですぅううう!」


可愛らしい声を上げてビクンと達するのが分かった。


「可愛い……もっと、聞かせて?」


「はぁ、はぁ……ジンジャー、お、ねえさま、も……」


一緒に気持ちよくなりたい。とそう言われて私もドレスを脱ぎ去った。


これでお互い纏うのは薄いベビードールのようなものだけだ。


ユウリの上に乗る様にしてその陰核を責める。


すると彼女のほうに突き出すようにしていた私の恥ずかしい部分にユウリの舌が差し込まれた。


「はぁう?!」


思わず声を上げてしまうほどの快楽が体を巡る。


もっと、もっとしてほしいと体が今の衝撃を求めた。


「ぁ……ユウリぃ……もっと、もっとしてぇ……」


じゅるる、じゅぱ


「ふぁい、お姉さまぁ……」


止めることなくお互いの膣口までを舌で犯し合う。


きっとどちらも愛液でべちゃべちゃになってしまっているにちがいない。


お互いの熱い息が余計に快感を加速させる。


「あ、あぁん……!ひぃあん!」


「じゅる……ジンジャーお姉さまぁ、ちゅる……」


「あ、ちょ、しゃべらないでぇ……!」


ユウリが喋るたびに熱い息が当たって快感が走った。


「あ、ユウリ、だめ……い、いく……いっちゃう!」


じゅばじゅばと吸い付く音が激しくなる。


「お姉さま……私も、もう……!」


その声を聞いて責める舌を激しく上下させた。


一緒に、いきたい。




「「ふぁあああああ、ああああああああ!!」」




お互いビクンビクンと体を震わせて達した。


ユウリの上からどくとやっぱり私の愛液にまみれた唇をしている。


はぁはぁとお互い息を上下させて見つめ合う。


はにゃんと表情を崩すユウリの可愛さは世界一だと思った。




「まだ、終わりじゃないわよ」




まだまだ時間はいっぱいあるのだから。


そう言って私はユウリの秘裂の奥をいじる手を再会させる。


魔力を貰わないと終わりじゃないからね。


もっとイカせてあげないと。




「あぁん……だめですぅ……い、たばっか……なのにぃ!」




喘ぐ姿が可愛過ぎて辛い。


「ユウリがこんなに可愛いのがいけないと思うの」


「そ、んなぁ……!」




こうして私の愛撫はユウリが気を失うまで続くのだった。






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