飲み会です!(3)

 待っていた優さんのお手を拝借し迅速にホテルを後にした。そしてまたホテルに戻った。二人だけになるならもう一度ホテルに入って別の部屋に入るのが一番手っ取り早い。

「えへへっ優さんいい香りしますね」

 部屋に入るなり後ろから抱き着いて私の知らない誰かの為に着けたであろう香水の香りを堪能する。これどこの香水だったかな。彼氏と会うために男ウケ狙った甘い匂い。嫌いじゃない。

 続いて首に掛かった髪をかき上げて首の付け根からうなじに向かって舌を這わせると優さんは可愛く喘いだ。汗の塩味と香水の香りが口の中いっぱいに広がる。

「ベッド行きましょうか」

「…やだ、汗かいちゃったから、お風呂入ってくるからっ」

「やだ、待てない」

 お風呂に行こうとする優さんを引き留めてベッドに押し倒した。男ウケ良さそうなショルダーカットトップスを脱がして上だけ下着姿にする。今は居ない彼氏と会う為に着ていた服も、朝には私と寝る時に脱がされやすくされる為に着てきたと錯覚させられるくらいイカせよう。

 谷間に溜まった汗を舐めると口の中に幸せが広がる。それと呼吸の感覚が早くなっていく。

 どう攻めようかな。お酒のおかげでもうかなり感じやすくなってそうだし。

様子見に優さんの唇を自分の唇で挟んでみた。額に溜まる汗が優さんの余裕のなさを写している。

 すると優さんの方から舌を入れてきた。求めてきますね。やっぱり寂しいのかな。なのでこちらは秘部に手を入れてあげよう。

「ああっ」

 意外とフェミニンな服装が似合っている優さんが可愛く鳴いた。凄く濡れている。そういえば元々紅茶テイスティングパーティをやるという話だったのを忘れていた。楓さんには悪いけど先に優さんの味を楽しむことになりそうだ。パステルカラーのスカートの中に頭から入ってパンティを脱がしてあげた。

「待って、まだ、汗臭いかもっ」

「えー嫌ですよぉ」

 言葉では拒否しても身体は正直に舐めて下さいと語りかけてくる。けれどすぐには秘部を舐めてあげない。まず順序ってものがありますよね。パンティを脱がしたあとわざと足の指先から丁寧に舐め上げる。舐めて下さいと自分の口で、意思で言って貰うために。

 毛一本存在しない脹脛舌を滑らせて適度な脂肪の柔らかさを舌を通して堪能する。十二分に舐めまわしたあと太腿を舐めまわす。ここを舐める時、割れ目からの匂いを感じてしまい私の中の興奮が一気に高まり心拍数が上がってしまう。それは優さんも同じみたいで、割れ目からとろみを帯びた愛液が湧き出てくる。もう少し太腿を舐めてみよう。

 優さんの足をM字に開脚させて、秘部の周り、Vラインに舌を滑らせる。私の耳がたまに優さんの秘部に触れてしまうのは決してワザとではない。というか、スベスベで気持ちいい。湿度高めの女の場所が心地よい。

「…ねえ、綾ちゃん」

「初めて名前で呼んでくれましたね、どうしたの?優さん」

「………もうっ言わなくてもわかるでしょ?」

「えーわかんないなあ」

言わなくてわかることを言わせたいのだけど。

「………そろそろ舐めて」

「舐めてますよ?」

 ああもう、 この恥じらいが溜まらない。

「だからっ…ここ」

 優さんはびしょ濡れになった大切な場所を自らの手で広げ、強請った。

 多くの女性の性感帯である薄い桜色のそこに舌を優しく乗せると優さんの腰が跳ねて仰け反った。舌の動かす速度を上げると快楽から逃れるように腰が逃げる。

「ダメですよ動かしちゃ」

 逃げられないように優さんの太ももを両手で固定して今度はもう少し早く舌を動かした。

「ああっ!待って!イッちゃううっ」

 びくびくと大きく痙攣した後も休まず舐めて優さんをイカせ続けた。




 はあ、幸せ。優さん四回くらいイッたかな?休憩しよ。

 何度も絶頂に達した優さんはシーツに包まり息を切らして明後日の方向を眺めていた。

「優さんどうでした?」

「………凄く良かった」

「良かった、優さんずっと可愛かったよ」

 優さんの頭を撫でて軽くキスしてあげた。

「…やっぱ男より女の子のほうがいいな、エッチの後冷たくないし」

「えーまだ終わりじゃないですよ?」

「まだするの!?」

 優さんの体温を感じ、飲み会の日、蒸し暑い夜は太陽が顔を覗かせるまで続いた。

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