初仕事です!
人は本当に動揺すると声が出なくなることを知りました。初仕事で元カノに風俗バレとか…マジかよ…まぢ無理…
「ねー綾でしょー?」
「いいえ私は王子、飛鳥と申します」
「綾じゃん」
ああダメだ誤魔化せない。私はこの元カノが苦手だ。初エッチの時(当時女子高生)、ロクな前戯を行わずヤバい形の突起物を大切な場所に突っ込んできたクレイジーサイコパスだから。
「いやー久々だねえー元気にしてたー?」
「それなりにだけど…なんでここにいるの?」
そうだてめえなんでここに居るのだ。私たちの地元は九州のとある田舎で、東京のこんなところで会うはずがない。
「まあ修行みたいな?」
「は?何の?」
「セックスの」
話を聞くと地元からレズセックスの武者修行しに上京したらしい。そういえばこいつ(榊 真矢)は高校時代、下着の色を白に限定するというくだらない校則を変える為に生徒会長になるくらい行動力があるやつだった。そういうところがカッコいいと思って付き合ったんだっけ。
「えーでもよかった東京初エッチが綾でうれしい~あの時の続きができるねっ」
そうだ、あの事件の後疎遠になった。なのであれ以上のことはやっていない。だから今まで女の子と付き合うことがあってもネコになることはなかった。昨日までは。
真矢は私の服に手を掛けると一瞬で服をはぎ取った。あれちょっと待って。
「真矢、あんた店のシステムわかってる?」
「わかってるよ、王子がタチで姫がネコでしょ?わかりやすいよね」
続いて私の首筋に舌を滑らせてくる。うわ、うわわわ。
「それでっ私は王子で、この意味わかる?」
「強がらなくていいんだよ王子、君はお姫様にもなれる」
最悪だ。こいつタチを屈服させるために王子指名したのか。
やばいこいつまた私にヤバい突起物ぶち込むつもりか?というか二日連続で攻められるのは避けなければならない。
私はこいつと違って成長した。昨日は沙織さんに負けたけれど、ここらじゃ有名なデキる(ヤレる)レズ。田舎で燻っていた奴とは場数が違う。私の奪われた処女膜の報復を今こそしようじゃないか。
「もーがっつき過ぎだって先にお風呂入ろ?髪纏めてあげるから」
自分の想像する[姫]を演じて、いつもなら言わないセリフで誘い服を脱がす。すると黒レースの攻撃的な下着が覗く。そして…イイ身体をしている。付き合っていた当時よりメリハリがありスタイル良過ぎる。別れたのを少し後悔しそうになるくらい。恵子とタメ張るくらい腰の括れが凄い。エロい身体を見ると唾液が溢れて喉が渇く。絶対今日は負けられない。
真矢の下着を剥ぎ取ってから髪が湯船に浸からないように肩にかかるくらい伸びた髪を束ねてシュシュで纏めてあげた。
「じゃあ行こうか、神様仏様綾様」
「苦しゅうない」
主導権を握ったつもりの真矢とお風呂に行く。入った瞬間私の中のスイッチを切り替える。ふふふ。数年越しの復讐劇の幕開けだ。
シャワーを出す前に真矢を壁に押し付けた。乱暴に唇を奪って真矢の口に舌をねじ込む。歯の裏の、歯茎と歯の境目を這わせると真矢が小さく喘ぐ。細かい息使いから動揺を感じる。いつもなら唇を吸って焦らすけれど、なんかムカツクし最初から真剣攻めてもいいでしょう。するとすぐに真矢の舌が応戦してきたけれどここで相手の舌を自分の口の中に侵入させずに真矢の口内に押し戻す。真矢の抵抗が弱まってくると同時に握っている手の力が強くなってくる。
一度口を離すと息が上がっていた。
「ふふ、さっきまでの威勢どうしたの?」
「……綾、こんなキス上手かったっけ?」
「何年会ってないと思ってんのよ、場数が違うのよ」
次は首筋に舌を這わせる。秘部に触れると私の手が粘液まみれになった。その後また真矢の口内を舌で犯して秘部に中指を滑らせる。すると触れる寸前で真矢の手に静止される。
「待って待って早すぎ…」
真矢の邪魔な両手を、自分の右手で手首辺りを拘束してキスする。逃げられないようにしてから左手で秘部に触れる。中指の第2関節まで入れてみると真矢の息が荒くなる。一番感じるところを見つけたのでそこを指の腹でトントンと突いてみると真矢は腰を捻って逃げようとする。けれど逃げる場所はない。
「うっっあああっ」
真矢の腰が脈打って絶頂に達する。手に大量の液体が掛かった。
「もうイッたの?早くない?」
「………ベッド連れてって」
くうううううう最高!数分前のあの真矢がこうなるとかもうたまんない!昨日砕かれた自信が再建築される!
シャワーを浴びた後、火照りに火照った真矢の身体を丁寧に噴き上げてベッドに押し倒してあげた。
「ちょっと乱暴にしちゃったから今からは優しくするね?」
そう言うと軽く唇を重ねた後真矢の股を開いてまじまじと見回す。
「………そんな見ないで」
「えーなんでよ、綺麗だよ?こことか」
秘部の豆に軽く触れてあげると真矢は小さく喘いだ。かわいい。太腿に舌を這わせて徐々に秘部へと近づいていく。散々焦らした後秘部の表面に舌を這わせると愛液が湧き出てくる。舌を早く大きく動かすとまた真矢は快楽から逃げる為に腰を捻る。開脚した足を掴んで逃がさないようにすると真矢の腰が何度も痙攣した。
「ああああっ」
そうしている時に終了前十分前のタイマーが鳴った。真矢の股から顔を離して息が上がっている真矢に囁く。
「時間だし最後にお風呂入ろっか?」
真矢は首を横に振りと私の腕を掴む。
「………延長で」
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